二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

うさぎは正義 評価B+ 狼を瞬殺する地上最強のウサギ

カテゴリ;一般漫画(Hugピクシブ)

ジャンル:動物コメディ

著者:井口病院

特徴:ウサギが強すぎて可愛すぎる。

 

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これでもかとウサギの魅力を詰め込んだ漫画。

とにかくウサギのイラストが可愛いが、それ以上に現実離れした能力がすさまじい。

二匹の狼を従え、狐はおろか狼のボスすらパンチ一発で仕留める兎のパワーは、とても草食動物とは思えない。

 

お前達肉食動物が一度狩りに失敗してもチャンスはまた来るんだろうが、我ら草食動物は逃げに失敗すると即、死を意味する。

私とお前では、相手と向き合う姿勢が違いすぎるんだ。

対峙する相手の力量を見誤るなよ、オオカミ!

 

ウサギすげぇ。

あんた最強だよ。

 

他にも人知を超えたウサギが多数登場し、その有能さと愛らしさを振りまいてくれる。

 

・合コンに参加して、女子大生より男の注目を集めるメスウサギ

・会社に入って、取引先との契約をまとめる帰国子女ウサギ

・潜入して重要書類を盗み出すロップイヤー

・若さと可愛さで受付嬢を務めるフレミッシュジャイアン

・ライバル企業を買収する実業家のライオンラビット

 

知らなかった。

ウサギはとこうも高度な知能を備えた動物だったのか。

人間など、ウサギの足元に及ばない下等生物だったのだな・・・

 

2017年夏アニメ総評 レクリエイターズが見せた創造主の意地

大賞:Re:CREATORS 評価B+

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漫画やアニメの登場人物が現実に現れてドンバチする話だが、本当の戦いは創作者と被造物の間にある。

作者は決して万能ではないが、キャラクターにとっては紛れもない神である。

一切の魔法を使えないただの人間が、承認力を通して奇跡を起こす。

 

最終的に被造物同士の殴り合いではなく、作者との和解で締めた所に脚本のこだわりを感じた。

ファンタジーバトルとしては色々不満点もあるが、創作した経験がある人には何かと感じる所が多いだろう。

 

ところで、最後にマガネちゃんどこ行った?

こっそり現実に残ったのだろうか?

 

次点①:セントールの悩み 評価B

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ケモノ人間による百合萌えアニメ、と見せかけてかなりディープな背景のある作品。

キャラは文句なしに可愛い(特に三つ子)のだが、多種多様な種族が共存するために強力な制約がある模様。

綺麗な世界は一見当たり前に思えるが、それを維持するためには相当な犠牲と努力が必要なのかもしれない。

 

 

次点②:アホガール


 

頭を空っぽにして見るアホアニメ。

登場人物が皆どこか壊れており、毎日ひたすら楽しそうに生きている。

「バカな子ほど可愛い」とは、まさにこの作品のためにある言葉。

 

ベストヒロイン:相麻菫(サクラダリセット)

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淡々と語りかけるだけで、どこか懐かしい感情を呼び起こされる能力者。

この声優は本当に上手いなと思う。

彼女の死亡後評価の低下していた本作だが、彼女の復活後急激に面白くなった。

 

ワースト賞:異世界はスマートフォンとともに。 評価D-


 

今期はゴミと呼んでも差し支えない駄作が溢れていたが、スマホを超える逸材はなかった。

どんな作品も長所の一つぐらいあるものだが、本作にはそれが一切ない。

というか、徹底的に長所を排除して、極限まで安っぽいアニメを作り上げている。

最低の作画、薄っぺらい主人公、何でもありのスキル、誰もが勝手に称賛してくれるご都合主義の世界。

「何一つ誉めるところがない」というのは、ある意味凄いことかもしれない。

 

 

  • 恋と嘘 C- 男主人公に女性の恋愛観を押し付けているのが腹立つ。こんな気持ち悪い男にするなら、最初から女性主人公でやれ。政府が結婚相手を決めるのは、合理的で良い制度だと思う。
  • 異世界食堂 C 作画は極めて良く、料理が非常に美味しそう。しかし、異世界の全く文化が違う相手に現実の料理が通じるのは不自然な気もする。
  • NEW GAME!! (第2期) C+ ねねっち可愛い。真面目な仕事要素が増えたので、やや萌えにくくなった印象。
  • 無責任ギャラクシー☆タイラー D- 何もかも適当。この作品を作ったスタッフが無責任。
  • DIVE!! D- 競泳なのに肉体の作画が致命的に悪い。筋肉くらいちゃんと描け。
  • コンビニカレシ D- ひょろっとしたヘタレ男が生理的に受け付けない。
  • 拡張少女系トライナリー D みんな同じ顔。拡張少女というか量産型少女。
  • メイドインアビス B- デザインは子供っぽいが、内容は強烈にハード。大人でも簡単に死ぬ迷宮に子供二人で挑むのは無謀すぎる。
  • 18if(エイティーン・イフ) C- バッドエンド多すぎ。夢を見ていたはずなのに、夢も希望もない。
  • バチカン奇跡調査官 D 話が少々難しい。女性が出てあまり出てこない。

インペリアルサガ 評価C キャラの使い捨てが嫌で引退した

カテゴリ:ブラウザゲーム(基本無料)

ジャンル:RPG

特徴:サガキャラ全部使い捨て

 

ログレスとのコラボイベントがきっかけでインペリアルサガをしばらくプレイしていたが、結局止めてしまった。

延々と同じような作業を繰り返しては継承失敗するログレスよりずっと一般向けで良いゲームだとは思うのだが、作品としてのまとまりのなさとキャラを浪費してしまうシステムがどうにも耐えられなかった。

 

本作はロマンシングサガサガフロンティアといったサガシリーズの全キャラが出演するキャラゲーで、アセルスやユリアンといった主役格からガラハドや雪だるまみたいなネタキャラ、果ては七英雄四魔貴族までほとんどのキャラが仲間になる。

イラストの統一感は全くないものの、過去のサガシリーズをプレイしたファンとしては嬉しいものだった。

 

しかしながら無理矢理キャラを詰め込んだ弊害か配役がかなり滅茶苦茶になっており、「誰だコイツ?」みたいなキャラが大量に出ては消えていく。

そのため、シナリオについてはほぼ理解できないと思ってよい。

 

意味不明なシナリオはネトゲでは珍しくないのでまだ許容範囲だが、それ以上に厄介なのはキャラの育成に後戻りがきかず、時には死亡することもあること。

キャラがレアリティ(兵士、戦士、王、皇帝)に分かれているのはガチャ故に仕方ないが、成長できる数に限界があるのが困る。

弱い敵を倒すと育成が終わっても強くならないため、大事なキャラは高難易度のイベントだけをこなさなければならない。

しかし、高レベルイベントだけやっているわけにはいかないので、なんらかのキャラを生贄に低レベルイベントを潰す必要が出て来る。

育成結果はランダム要素が強く、育て直す方法が皆無ではないのだが、貴重なアイテムが必要。

また、キャラにはロマサガ2同様LPが設定されており、うっかり死に続ければキャラがロストすることもある。

 

家庭用ゲーム機ならセーブ&ロードで回避できるが、それが使えないネトゲで、こういった取り返しの付かない要素を設定するのは好ましくない。

レアキャラを使って楽に戦いたい、けれど使ったら最終的なステータスが低くなって苦労する。

そんなジレンマが嫌で、私はこのゲームを投げ出してしまった。

 

インペリアルサガを楽しみたければ、バカになることだ。

攻略サイトもWikiも見ず、自分の好きなキャラを使って戦い、行き詰まったらキャラを取り換えることだ。

最初から最後を想定して、出し惜しみする人はこのゲームに向いていない。

 

www.imperialsaga.jp

手塚治虫監修世界の歴史 評価C 宇宙人が飛び交う禁断の歴史書

カテゴリ:一般漫画(中公コミックス)

ジャンル:歴史漫画

特徴:捏造だらけで全然歴史の勉強にならない

 

 

「世界の歴史」というタイトルから楽しんで歴史を学べる漫画だと思いがちだが、本作は歴史を殆ど無視している。

 

歴史上の人物(項羽リンカーンミケランジェロガンジー、ナポレオンなど)は登場するのだが、彼等は主人公ではない。

本作の主役は歴史に翻弄される一般庶民、つまり脇役である。

もちろん作者が勝手に作った人物であり、実在はしない

 

エジプトではファラオではなく、ピラミッドを作った技師が主役。

フランス革命では処刑される王族ではなく、王様が泊まる宿の息子。

第二次世界大戦のドイツはヒトラーではなく、ナチスのいち将校。

はっきり言って、「誰だこいつ?」みたいなキャラが大半を占めている。

この話のオリジナルキャラや展開を史実だと思い込むと、後々恥をかくことになるので注意しよう。

本当の歴史を知りたい人は本編を読まず、巻末の説明文だけを読むといい。

 

何より極めつけは、物語全体の主役が地球を調査にきた宇宙人であること。

この宇宙人は「歴史に干渉してはならない」とは言っているものの、かなり好き放題なことをやっている。

異星の超技術を用いてクローン人間を作ったり、致命傷を治したり、異国へワープさせたり、人工心臓を補強したり、まさにやりたい放題である。

 

地球の歴史はエイリアンがコントロールしていたのか!?

 

流石は手塚先生。

歴史書まで壮大な妄想にしてしまうのは、創作の巨匠の宿命か。

子供が勘違いするといけないから、

「この作品はフィクションであり、実際の人物・団体とは関係ありません」

という注意書きを添えておくべきかもしれない。

 

愛人[AI-REN]評価S 世界は人殺しの夢でできている

カテゴリ:青年漫画(ジェッツコミックス)

ジャンル:SF恋愛

著者:田中ユタカ

特徴:本当の愛情とは何かを教えてくれる至高の傑作

 


 

日本語で愛人というと浮気相手のことだが、中国語では恋人や配偶者のことを指す。

本作の愛人(アイレン)は余命いくばくもない末期患者に与えられる人造人間であり、作り物であるが故に全力で患者を愛してくれる。

通常の恋愛で見られるような相手を推し量ったり、結婚に悩んだりする感傷はこの作品にはない。

残された日々と愛する人と共に過ごす、ただそれだけの物語である。

 

主人公のイクルにもアイレンのあいにも寿命が殆ど残っていないが、それは彼等二人に限った話ではない。

この世界の人間は種としての寿命が近づいており、環境破壊と戦争、遺伝子欠陥によって滅亡寸前にある。

既に自然生殖の能力すら失っており、子供を作るためにセックスをすることすらない。

 

滅びゆく人類に翻弄される男女といえば「最終兵器彼女」が近い作品と言えるが、全くレベルが違う。

理不尽に展開し、謎の超能力や超技術で無理矢理話を畳んだ最終兵器彼女とは違い、完全に作られた世界観において、現実的で冷酷な物語が展開される。

それ故に奇跡はなく、イクルにもあいにも、もちろん人類にも何の救いも与えられはしなかった。

圧倒的な科学力で戦争を止めた宇宙人(HITO)ですら、ただの幻に過ぎなかった。

 

世界が死にたえようと
あなたが死んでしまおうと
わたしが死んでしまおうと
そんなのたいしたことじゃない
そんなのたいしたことじゃない

 

救いも奇跡も必要ない。

ただ世界には幸運な死者と不幸な人殺しだけがいて、生き残った人殺しが傷を舐めあって生きるのみ。

 

宇宙は決して、個人の生存や繁栄を望んだりしない。

けれど、我々人類は相手を許し、認めることができる。

人を許し、「生きていて良い」と伝えることが愛情である。

 

30年以上漫画を読み続けてきたが、結局アイレンより優れた恋愛漫画はただの一つもなかった。

もしもこの18年前にこの作品と出会っていなかったら、私の恋愛観は全く別のものになっていただろう。

それほどまでにアイレンは美しく、衝撃的な傑作だった。

 

魔王の秘書 評価B+ 有能すぎるが故の害悪

カテゴリ:一般漫画

ジャンル:異世界ファンタジーギャグ

著者:鴨鍋かもつ

特徴:魔王より人間の方が遥かに危険

 


 

勇者と魔王が戦うテンプレ異世界で、有能な秘書が魔王に加担して世界を脅かす漫画。

秘書は元々国王に仕えていた人間なのだが、あまりにも有能すぎるため、魔王軍の世界征服に対しても異常なまでの貢献をしてしまう。

 

・弱い魔物から送るのは愚策。強い魔物は勇者に直行。

・ダンジョンにアイテムを置くと敵の戦力が強化されるので、全て撤去

・蘇生手段を断つため、神官や僧侶を殺そう

・直接戦闘は犠牲が出るので、呪いや病気を流行らせよう

 

といった感じで、RPGのあるあるを片っ端から合理的な戦術で埋めていく。

こんなリアルな戦い方をしたら、世界なんてあっという間に滅んでしまう気がする。

 

発言はやたら冷酷で過激だが、秘書の可愛さは圧倒的。

少女のような容姿と

「頑張って世界から人間を根絶やしにしましょう!」

と躊躇いなく言う性格のギャップがたまらない。

ホント、どっちが魔王だよ。

 

 優秀な人間というのは味方にすれば頼もしいが、敵になればそれ以上の脅威になるもの。

くれぐれも敵に回さないように気を付けたいものである。

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG 中章 評価A ポケモン+ドラクエ以上のやりこみゲー

カテゴリ:アダルトゲーム

ジャンル:モンスター逆レイプRPG

特徴:エロゲというよりやりこみ育成ゲームとして見るべき

 

もんぱら前章の続編だが、もんむすの数が大幅に増加し、仲間にできるキャラだけで300体以上存在(バトルファッカーや男も含む)する。

全てのキャラに対してドラクエ同様(というかそれ以上)の転職と転種ができるため、全部育てようと思ったら何年かかっても終わらない

当然全部のもんむすに敗北・おねだり時の逆レイプシーン(逆転なし)が存在するため、それを全て見るだけでも膨大な時間がかかるだろう。

中には人間とはかけ離れたモンスターも複数存在するため、見たくないものも多々あるのだが。

ゾンビや触手のHシーンとか、いったい誰得なんだか。

 

同人絵師の絵には当たり外れがあるので、正直エロゲとしての実用性は疑問。

あかざわREDのアルマエルマやグランベリアあたりは文句なしだが、瀬戸内などはやはりレベルが低い。

ガチ18禁の作品ではあるが、RPGとしての完成度とシナリオの方を重視したい。

 

本作では黒のアリス(過去の魔王)や勇者ハインリヒ、アルマエルマ(四天王)、各種クィーンモンスターが仲間になるため、前章のモンスターが若干見劣りするのは否めない。

しかし、職業と種族、ドーピングによって誰でも強くなれるので、好みのもんむすを見つけて、それをひたすら鍛えるのが鉄則だろう。

シナリオ上の分岐は多いが、周回プレイがあるため何度でも好きなメンバーで進むことができる。

 

ちなみに私は、

・パンツ先生(パンツを盗むだけしか能がない人)

・オーラン(素材を盗む鍛冶師)

だけをひたすら使っていた。

もちろん人間だから弱いし、攻撃系の特性も一切ないのだが、それでも鍛えれば最強になるのだから驚きだ。

中章で人間からワームサマナーや吸血鬼に転種できるようになったのも大きい。

次はスカトロ大佐(シャアのパロディ)と花京淫(ジョジョのパロディ)でも育てようか。

ちなみにダザイ(太宰治のパロディ?)が諸事情でボツになっていたが、この二人が良くてダザイがダメな理由がわからない。

 

ところで、花京院の固有アビリティが

そして集いしスターダスト
100年目の目醒めに呼ばれて
男たちは向かう
時の砂を越えるJourney

になっているのだが、いったいどういう効果なのだろうか?

本気でわからないので、わかる人がいたら教えてほしい。

 

無数のモンスターを育てるゲームといえば、やはりポケモンが真っ先に思い浮かぶ。

「つよいポケモン よわいポケモン 
 そんなの ひとの かって
 ほんとうに つよい トレーナーなら
 すきなポケモンで かてるように がんばるべき」

とはポケモン四天王カリンの名台詞である。

これは素晴らしい思想だと思うが、実際のポケモンは弱いモンスターを育ててもたいして強くはならなかったし、強力な技も覚えなかった。

そもそも種族値の限界があるのだから、伸びしろがなさすぎる。

愛さえあればいくらでも強くなれるもんむすにこそ、この言葉を使ってほしい。

 

ちなみに中章には前章(BFとおねだり以外)が含まれているので、バトルファックを追加しないなら前章を買う必要はない。

 

ゴブリンスレイヤー 評価B+ 小鬼だけを虐殺する英雄

カテゴリ:ライトノベル→漫画

ジャンル:異世界ダークファンタジー

特徴:ゴブリンさえ殺せばそれで良い

 


 

ひたすらゴブリンを狩る冒険者を描いた漫画。

動機が復讐か使命感かは不明で主人公の表情すら見えないが、ゴブリンをブチ殺すことにかけては右に出る者はいない。

アンケートページにも「アンケートよりゴブリン退治だ!」と記載されている徹底っぷりで、この作者は小鬼になにか恨みでもあるのだろうか?

 

灰と幻想のグリムガル」のように雑魚モンスターの凶悪さを描いた作品は珍しくないが、本作の残酷描写は群を抜いている。

村を襲い、資材を奪い、女を攫うゴブリンの凶悪さは、ただ獲物を食らう怪物と違って実に生々しい。

人外によるレイプシーンはかなり露骨なので、それも人気の理由の一つかもしれない。

 

ゴブリンは平気で人間に危害を加えるが、ゴブリンスレイヤーによる報復はその比ではない。

命乞いをしていようが、躊躇いなく惨殺。

死んだふりをしていても、きちんとドドメをさす。

生まれたばかりの赤子であっても、容赦なく頭をカチ割ってくれる

 

最近はゲーム感覚で敵を狩るか、敵と対話で共存を図る生ぬるいファンタジー作品が多く、他種族と殺し殺されるカタルシスを忘れがちだ。

そんな時はこの作品を読んで、生存競争の残酷さを思い出してほしい。

 

 

2017年春アニメ総評 正解するカドに振り回され、エロマンガ先生に癒された

大賞①:正解するカド KADO:The Right Answer 評価A-

久々に表れた良質なSFアニメ。

異方人のもたらすオーバーテクノロジーで地球人類を覚醒させ、先の見えない展開で視聴者を虜にしていく。

未知の存在の圧倒的な存在感を醸し出しながら、丁寧に説明しながら理解を浸透させる手腕は見事と言う他ない。

次にどんな技術が出てくるのか、それによって地球人がどう変わっていくのか、常にワクワクドキドキしなから観させてもらった。

 

しかしながら謎が解けるにつれて展開が収束し、最終的には対決に近い構図になってしまったのが非常に残念。

エイリアンの思惑がはっきりしていることが悪いとは言わないが、それよりも超技術を得た人間がどんな道を選ぶのかに重点を置いて欲しかった。

もしも異方の介入を最小限にして人類の未来を描き切っていたら、間違いなく殿堂入りしていただろう。

 

大賞②:エロマンガ先生 評価A-


 

カドとは全くタイプが違って比較にならないので、こっちも大賞にした。

俺妹をさらにご都合主義にして、ひたすら萌えに特化させたような作品。

10代の人気作家で義理の妹がイラストレーターで隣に美少女作家が引っ越してくるデタラメな設定だが、とにかくヒロインが可愛い。

タイトルに反して性描写は軽いが、一挙一動がチャーミングすぎて萌え死ぬ。

 

ベストヒロイン:山田エルフ先生(エミリー・グレンジャー)

妹の和泉紗霧やめぐみんなど魅力的なヒロインしかいないが、やはり包容力と実力を兼ね備えた山田エルフ先生に軍配が上がる。

人外ゴスロリながら一番の常識人っぽいところが好感度高い。

 

次点①:恋愛暴君 評価B


 

やたら可愛くてハチャメチャな恋愛コメディ。

天然ボケとヤンデレとシスコン百合とブラコンがものすごいテンションで駆け抜けていく。

頭にナイフ刺されても意にも介さず、自分の欲望に忠実に走り続けるグリが非常に楽しそうで良い。

とにかく軽くて楽しいアニメが見たい方にお勧め。

 

次点②:進撃の巨人 評価B


 

言わずと知れた大作。

巨人の戦闘の迫力はすさまじく、演出に金がかかっているのを感じる。

原作に忠実に進行しながらも、原作以上に伏線が丁寧でわかりやすい。

ただ、今後の展開で対人戦にシフトしていくので、原作的には今期がピーク。

3期が決定しているだけに、今後がやや心配。

 

ワースト賞:サクラクエスト 評価C-


 

過疎地の村おこしを題材にした妙にリアルなアニメ。

非常に丁寧に作られてはいるが、本物の過疎地に住む地方民からするとかなり不快。

実際の村には美人の国王なんてやってこないし、有能な人材が集まって企画を立ち上げることもない。

かといってご都合主義に突っ走って大成功してくれるわけでもなく、所々で商店街とトラブルが起きるため非常にストレスが溜まる。

2クールなのでこれから盛り上がるかもしれないが、成功にせよ失敗にせよ納得の行かない部分は残るだろう。

アニメと現実の不整合をどうやって埋めるつもりなのだろうか?

 

  • Re:CREATORS B- 作家と被造物が対等の立場に立って話し合う設定が面白い。
  • GRANBLUE FANTASY The Animation D あまりにも平凡すぎる王道ファンタジーRPG
  • タイガーマスクW B- 無駄な話が多いが、終盤のプロレスは非常に熱く燃える
  • ドラゴンボール超 C- 展開が遅すぎて、いつまで経っても力の大会が始まらない
  • 有頂天家族2 D 狸が悪い意味で人間臭く、可愛くない。適当なデザインはどうにかならんのか。
  • アリスと蔵六 D あまりにも古臭く、作画がショボすぎる。
  • ID-0 D+ 宇宙開発やロボットへの人格移植など、設定が現実離れしすぎて感情移入しづらい
  • つぐもも C+ 現代版天地無用みたいな感じ。意外とお色気要素が強く、年頃の男の子向け。
  • 僧侶と交わる色欲の夜に…C- 露骨にエロい少女漫画。積極的に迫る坊主が気持ち悪い。
  • 世界の闇図鑑 D- 非常に出来の悪い怪談。素人だってもっとマシなホラーを書くだろう。
  • 笑ゥせぇるすまんNEW D+ 良く言うと過去作に忠実。悪く言うとワンパターン。

魔法使いと黒猫のウィズPCがクソゲーすぎて逆に面白い

クイズゲームなのにクイズが必要ない

クイズに正解しても一方的に撲殺される

クイズなんかいいからガチャを回せ

という本末転倒っぷりで有名な黒ウィズだが、コアエッジが運営するPC版のクソっぷりはその程度ではない。

他のブラウザゲームではありえない珍事や不具合のオンパレードで、これでもかとプレイヤーを苦しめてくれる。

あまりにも面白いので、そのほんの一部ではあるが、ここで紹介したいと思う。

 

①G精霊とS精霊、無課金ガチャと課金ガチャの異常な格差

 

このゲームにおいてG精霊は神であり、S以下の精霊はゴミである。

G精霊を引ける課金ガチャだけが戦力になり、ゴミしか引けない無償クリスタルはただの魔力回復アイテムでしかない。

G精霊の単価は基本150クリスタル(1万円)。

一応S精霊をGに進化させることは可能だが、A++をSに進化させる場合の100倍は難しい。

誇張ではなく、本当に100倍の手間と戦力が必要。

 

詳しくは下記記事を参照

mastersin.hatenablog.com

②魔導杯途中終了事件

1~2ヶ月に一度ぐらい全プレイヤー参加のトーナメントが3日間かけて行われるが、なんと2日で終了するという珍事が発生した。

最終日に頑張ろうと思っていたプレイヤーはいきなり大会が終わって、さぞ落胆しただろう。

原因は不明だが、単なる設定ミスと思われる。

 

結果的に「大会賞品を全員に配る」というコアエッジには珍しい大盤振る舞いを行い、強力な自爆スキルを持ったオジル・ケールが配布された。

そのおかげで不満は収まったが、その判断が次の事態を引き起こした。

 

③ドキッ!ドラゴンだらけのレイドイベント!

レイドとはクランで同じ強敵をひたすらブン殴り、ダメージを競うイベント。

ランキング専用のガチャ精霊が有利になるかと思いきや、なんと上位が竜だらけになってしまった。

直接の原因は最初の覇級クエストで手に入った「迫る終末の化身エンシャント」が「竜の数だけ竜を強化」という種族特化性能を持っているせいだが、1人1枚しか手に入らないため、本来ならそこまで強力になるはずがなかった。

 

それがキチガイじみた性能を発揮したのは、フレンドのカードを1枚だけ借りられる助っ人システムと、前述の大会で配布された「武術界の生きた伝説オジル・ケール」(通称ネテロ会長、あるいは自爆爺)が原因。

レイドは即時SSが使える特殊仕様のため、自爆爺は戦闘開始直後にメガンテして助っ人に入れ替わることが可能。

かくして種族効果が2倍掛けになり、どこを見ても竜しかいない異様な光景になってしまった。

これ自体にプレイヤーに不利になる要素はなく、むしろ無課金が大活躍できた非常に稀有な例である。

 

④凍結だ!何もできずに死にさらせ!

毒だのAS封印だのSS封印だの理不尽な状態異常が多い黒ウィズだが、新たに追加された凍結は次元が違う。

凍結状態のキャラは一切の行動ができず、クイズに正解した所で攻撃もできなければスキルを使うこともできない。

それだけなら溶けるまで待てばいいのだが、敵の攻撃を受けると即死する鬼仕様。

しかも先制で凍結攻撃を食らうため、先に倒すこともできない。

かくして運悪く凍結されたキャラは、おとなしく死を待つ他ない。

 

ただし、凍結にかからない潜在能力・回復させる精霊は存在するため、それを使えは攻略は可能。

しかし、その精霊は有償ガチャ専用であり、当然以前には存在しない。

つまり、「クリアしたければ課金してね♪」という運営の心温まるメッセージである。

 

スタッフのドS鬼畜っぷりは留まることを知らず、他にも

・ボスの50%耐性をうっかり100%耐性(無敵)にしちゃった♪

・数ターンの鉄壁を100ターンにしちゃった♪

といった攻略不能なバグを度々発生させては、魔法使い達を阿鼻叫喚の地獄に突き落としている。

新しいイベントならともかく、どういう調整をすれば途中で敵が無敵化するのだろうか?

しかも不具合報告の欄に「鉄壁を使う前に撃破することで突破が可能です」という何の意味もないアドバイスを書いてくれるあたりに、スタッフの天才的な心遣いをひしひしと感じる。

いや、設定ミスがわかってるならさっさと直せよ。

 

現在では重課金専用やバグの多いソシャゲは多いが、黒ウィズPCほど極端な例はなかなかないだろう。

少なくとも3日の大会を2日で終わらせたゲームを私は知らない。

ここまで好き放題やるなら、いい加減スマホ原作のコロプラはコアエッジを叱っていいと思う。

 

クソゲーがゲームの1ジャンルとして成立するというなら、黒ウィズは間違いなく最高に面白いクソゲーである。

 

魔法使いと黒猫のウィズ公式ページ

http://core-edge.jp/kuropc/

 

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