もんむす・くえすと ぱらどっくすRPG前章
評価:B+
逆レイプファンタジー「もんむす・くえすと!中章 ~負ければ妖女に犯される~」の続編。
世界観は前作のパラレルワールドだが、シナリオは外部の干渉により歴史が捻じ曲げられた話となる。
話を理解するためにも前作プレイ推奨。
RPGに見せかけたRPGだった前作と違い、本格RPGとなっている。
敵モンスターはほぼ全て仲間になり、転職・転種が可能。
転職システムはドラクエの丸パクリ、アビリティシステムは「世界中の迷宮」のパクリだが、パクリ元よりよく出来ている。
嫁モンスターをひたすら鍛え上げるのが主な楽しみ方。
ドラクエ7でとにかく職業を極めるのが好きだった方にお勧め。
RPGとしては同じVX製「ざくざくアクターズ」に近い。
仲間がどんどん増える、8人パーティの入れ替え式なあたりは同じ。
純粋なRPGとしてはざくアクに一歩劣るだろう。
ちなみに体験版はチートできたが、製品版はチート対策が施されている模様。
ツクール作品のデバッグモードは起動できたが、ステータスを弄れないのであまり意味はない。
売りはなんといっても「全モンスターの仲間化・逆レイプ完備」にある。
とにかくモンスター数が多く、その全てに手抜きがない。
当然逆転もない。
個人で作っているとは思えないボリュームだが、ゾンビ系など誰得な怪物も多い。
前作に比べて評価が低いのは、「普通のRPGになってしまった」ため。
私が前作を強く評価しているのは、
・一戦一戦を無駄にしないイベントバトル
・シナリオとともに強くなる勇者の成長
・魔物と人間の共存を目指す信念
が素晴らしいと感じたため。
逆レイプ要素は、最初から一切評価していない。
普通のRPGになってしまったことで複数囲んで殴り倒すことになり、一戦ごとの価値も激減した。
また、魔物と人間がいがみ合っていないため、ルカ自身の信念も感じられなくなった。
成長もイリアス神殿(ダーマ神殿のパクリ)頼みになり、冒険で出会った人々から技を受け取っていく姿が見られなくなった。
そんなわけで前作ほどの高評価にはならないが、圧倒的な逆レイプボリュームは健在で、シナリオもなかなか面白い。
さらに中章・後章も控えていることを考えれば、名作になり得るだろう。
前作だって中章以降に化けたわけだし。
続編に期待します。