片道勇者
ハード:PCフリーゲーム(plus版は有料)
ジャンル:刹那的ローグライクゲーム
評価:B
Elonaと並ぶPCローグライクゲーム双璧の片割れだが、非常に対照的な作品。
Elonaが極めて農耕的なのに対して、片道勇者は極めて刹那的な作品である。
「風来のシレン」や「トルネコの不思議のダンジョン」といったローグ系は少なからず刹那的な側面を持ち、レベルやお金のリセットが行われることが多い。
チョコボやポケダンはその側面が薄く、レベルや装備が持ち越し易い。
Elonaはさらにその傾向が強く、殆どの要素が持ち越される。
しかし片道勇者はシレン以上に刹那色が強く、レベルも職業も持ち越されない。
装備は倉庫に入れて持ち越せるが、耐久度があるためいつか必ず壊れる。
しかもダンジョンが横スクロールシューティングのごとく左端から消えていくため、前に戻ることさえできない。
とにかく前に進むことしかできないゲームシステムは、実に見事。
持ち越し要素が低い分、攻略は容易。
Elonaと違って非常に敷居が低く、初心者でもプレイしやすい。
他のローグ経験者なら、最初のプレイでもクリア可能だろう。
ローグライクゲームの特徴である
「成長するのは主人公ではなくプレイヤー自身」
を最も忠実に表現している。
沢山の職業とダンジョン(配信あり)が用意されているので、ローグ好きはプレイしてみよう。
それにしても、魔王様が道端で襲ってきたり、勇者が全裸無双なのはどうなのかなぁ?