二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

デジモンシリーズ総評

デジモンアドベンチャー tri.』が2015年11月に公開されるらしいので、その前に過去のアニメ『デジモンシリーズ』を振り返ってみようと思います。

 

デジモンアドベンチャー フジテレビ 1999年3月7日 - 2000年3月26日 全54話

評価:A-

全てのデジモンの元祖。

デジモン本来の進化系譜に従い、各デジモンが進化してより強大な敵に挑む姿は、まさにアドベンチャー

主題歌も挿入歌も素晴らしい。

この作品がなければ、以降のシリーズは有り得なかっただろう。

 

デジモンアドベンチャー02 フジテレビ 2000年4月2日 - 2001年3月25日 全50話

評価:B-

前作の直接の続編だが、 やや劣化が大きい。

前作キャラを制限するためにダークタワーによる進化阻害を儲け、新たなアーマー進化を導入している。

しかし、その試みはあまり振るわず、結果的にジョグレス進化と通常進化に回帰している。

色々ケチは付いているが、それでも歌は熱く、後の作品よりはずっと良い。

 

デジモンテイマーズ フジテレビ 2001年4月1日 - 2002年3月31日 全51話

評価:A

個人的には一番評価している作品。

正当な進化系譜に加え、カードスラッシュによる強化やパートナーとの 合体によって人間側の役割を増やしている。

といっても、カードスラッシュ自体はオマケみたいなものだが・・・

 

デジモンはデータ(=生物ではない)ということを断言しており、デジモン以外の存在(デリーパー)も含めて、デジタルワールドの設定が緻密化している。

また、キャラの心情描写も他の作品とは一線を画している。

 

インプモンやクルモン、レオモンといった主人公外のデジモンのキャラが素晴らしく、特にインプモンが進化したベルゼブモンの活躍が素晴らしい。

獣王拳を放つベルゼブモンは、デジモンシリーズのベストシーンだと思う。

 

デジモンフロンティア フジテレビ 2002年4月7日 - 2003年3月30日 全50話

評価:C- 

デジモンの名前を騙った特撮ヒーロー作品。

唯一パートナーデジモンがいない作品で、人間がデジモンに変身して戦う。

これまでの進化位階が無視されているため、スピリット体以外の敵の強さがよくわからない。

スピリット進化の強さも、バラツキが大きすぎてわからないのだが。

闇のスピリットだけ、異常に強いし・・・

 

見てみると意外に面白かったりするのだが、これはデジモンではない。

仮面ライダーか何かではないか?

 

デジモンセイバーズ フジテレビ 2006年4月2日 - 2007年3月25日 全48話

評価:B

デジモンの異端作だが、 進化位階は忠実に守られており、お約束の暗黒進化もあり。

キャラの年代が高めなのはともかく、デジモン自体は初期作品に近い。

 

それでも異端とされるのは、主人公の圧倒的な強さ。

本来デジモンが戦う作品で、主人公自身がデジモンを殴り倒す異様な活躍にある。

マサルダイモンは伊達じゃない。

 

どうも『Gガンダム』を元にしているらしく、大の活躍が完全にデジモンを食っている。

究極体どころか六大魔王や神イグドラシルさえ素手で屠る彼の拳は、留まるところを知らない。

 

デジモンクロスウォーズ テレビ朝日 2010年7月6日 - 2011年3月8日 全30話

評価:D 

ゴミシリーズの始まり。

デジモン固有の進化系譜を完全に捨て去った駄作。

ジョグレスをさらに汎用化したデジクロスを使い、次々とデジモンを合体させて戦う。

進化もできず適当に組み合わされるデジモンは、既にモンスターというよりただの部品である。

ウォーズの名の通り大規模な戦闘が楽しめる作品ではあるが、何十というデジモンが軽く消し飛んでいく姿は、モンスターに対する冒涜のような気もする。

 

デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国 テレビ朝日 2011年4月3日 - 2011年9月25日 全24話 

評価:D+ 

上の続編。

一部のキャラのみ超進化が使えるようになり、より迫力のあるジェネラル戦はそれなりに見ごたえがある。

それでもデジモンの位階への言及はなく、よくわからないが強いだけのモンスターに成り下がっている感が強い。

 

デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち テレビ朝日 2011年10月2日 - 2012年3月25日 全25話

評価:D-

デジモンハントに傾倒する少年を描いた、ポケモンの猿真似作品。

軽々しくゲットされるデジモンには、これまでの威厳もへったくれもない。

デジクロスの数も限定されたことで、前作の長所さえ捨て去っている。

 こんなゴミアニメがテレビシリーズ最後のデジモンとは、本当に情けない。

 

散々ファンを落胆させた作品ではあるが、最後の最後に超ファンサービスがある。

これまでの全シリーズの主人公が勢ぞろいして敵に立ち向かうという、実に燃える展開なので、この部分だけは認めざるを得ない。

 

 <総評>

アニメのデジモンは、まさに少年の夢でした。

ゲームではポケモンのほうが優れていたけれど、アニメはデジモンの圧勝。

次から次へと巻き起こる進化の嵐は、強く大きくなりたいという子供の願望を、何よりも強く映し出していたものです。

 

残念ながらデジモンフロンティア以降劣化が進み、デジモン本来の進化を無視した劣化品が量産されることになりましたが、それでも初代や三代目が果たした偉業は消えることはありません。

初期の歌を聞くだけで、生きる気力が沸いてきます。

 

初代の直系かつ、おそらくデジモン最終作となるデジモンアドベンチャー tri.』は、もう一度あの夢を見せてくれるでしょうか?

遠い昔に描いた冒険の夢を、またいつか思い出せることを祈っています。