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二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

悪の教科書 評価B+ 社会問題提起ノベル

カテゴリ:PCフリーゲーム

ジャンル:社会批判ノベル

特徴:日本の抱える問題を痛烈に批判した問題作

 

いじめ、差別、宗教、教育、政治といった現代日本が抱える諸問題と、それに苦しむ学生達の反抗を描いた小説。

全五章で各章毎に主人公が設定され、怪しげな自称先生に諭された(唆された?)学生が非常に過激な方法で社会の悪と戦う。

 

特に一章のいじめに対する復讐は痛烈であり、他の作品ではありえないくらい具体的な描写をもって殺害が行われる。

他にも飛び降り自殺やリストカット、ホームレスの撲殺など、凄惨なシーンが多いため、視聴するにはそれなりの覚悟が必要。

 

鬱展開が多いわりに読後感は良い。

最後は生徒が社会の間違いを正して理想の日本を作るが、少々無理がある気がしないでもない。

正直、いじめや差別をなくし、石油に代わる資源を得たぐらいで、全ての問題が解決するとは思わんのだが・・・

 

作成時期が2007年なので、当時の社会問題がクローズアップされている感もあり。

2008年のリーマンショック以降であれば、きっと経済や年金の問題も加わっていただろう。

 

太平洋戦争の解釈や部落問題の利権等も含め、一般的なゲームでは絶対にできない話がこれでもかと詰め込まれているので、社会の裏側を考察したい人は読んでみるといい。