ジャンル:恋愛短編RPG
特徴:ストーカーに見せかけた純愛
ストーカー少女が、憧れの先生を助けるために走り回る話。
見た感じは所謂乙女ゲーに見えるが、実はかなりドロドロで、大人向けの話だったりする。
ドーナツやチョコレートをかじりながら、ヒヨコやハムスターをぶっとばしていく展開を見ると、コミカルでメルヘンな作風に思われるが、そう感じるのは序盤だけ。
進めるほど何かがおかしいのに気付き、エンディングを迎えることでその違和感の正体が理解できるようになる。
お菓子以外にまともに食事を摂らないのも、
ヒヨコやハムスター、同級生や教師と戦うのも、
主人公の頭がどこかおかしいのも、
実は伏線だったり。
残念なのは、戦闘が極めてつまらないこと。
殴って回復するだけのバトルは、流石に手抜きすぎるだろう。
設定的に戦いが必要なのはわかるのだが、もうちょっと工夫してくれ。
プレイ時間は全て含めて3時間程度。
エンディングは5種類あるが、実質一本道。
グッドエンドやトゥルーエンドで終わらず、きちんと最後の「永遠の愛」エンドまでプレイしてみてほしい。
クリア後に彼女をストーカーと呼ぶ人は、多分いない。