カテゴリ:PCゲーム(一般向け)
ジャンル:伝奇バトルノベル
特徴:ベイさんかっけぇ
『Dies irae』の敵役である聖槍十三騎士団黒円卓四位ヴィルヘルム・エーレンブルグを主人公にした外伝。
略称は「イカベイ」。
母を犯して殺したなど際どい表現は多々あるが、18禁作品ではない。
選択肢は一切なく、ただ読み進むのみ。
ボリュームは本編より小さいが、伝奇ノベル屈指のバトルエフェクトは健在。
座のシステムや創造の仕組みなど、姉妹作を補完する描写も多い。
続編である『神咒神威神楽』にも、上手く繋げようとしているのが伝わった。
今回の敵は流出位階ではない(というか枠組みに入らない)が、明らかに三騎士より強い。
自分より遥かに強い相手と戦うのは、やはりロマンだねぇ。
ただ、平和な日常シーンが個人的には蛇足に感じた。
シスターとの恋愛が話の主軸にあるとはいえ、ナチスドイツの軍人がジャガイモどうこうはないわ。
黒円卓のほぼ全員(日本人除く)の全員に出番があり、戦闘シーンもあるため、黒円卓スキーにお勧めしたい。
バトルにおいて敵役の魅力がいかに大事か、再確認させてくれる作品だった。