ジャンル:人斬り憑依RPG
特徴:なんでもしていいが、できることは意外と少ない
ロードス島戦記のカーラ様のように、他人の体を乗っ取って戦うゲーム。
登場人物は80人以上いるが、その全てに対して殺害・憑依することができる。
乗り移ったキャラにはそれぞれ固有の能力があり、殺害と憑依でメリットが異なるため、かなり考えさせられる。
男、女、爺、婆、幼女、侍、忍者、店長など、多種多様な人物に成り代わりながら城下町を探索していく。
乗り移る相手も時期も、完全に自由なフリーシナリオ。
そして進め方によって6つのエンディングに分岐する。
誰も殺さずに町を去ってもいいし、その気があるなら、町人全てを殺害してもいい。
ちなみに80人全て殺害することで至るエンディングもあるが、極めて難しい。
特筆すべきは高い自由度と、それを支える複雑なフラグ管理。
正直、よくこんな無茶なフラグを破綻なく作ったものだと思う。
城に侵入する方法は3通り(正面突破、地下道、水路)あり、メインの仲間(凛、剛毅、半造)も仲間になったりならなかったり、順番も前後するため、分岐は相当複雑になる。
とても自由度が高いため、プレイヤーは何周も試行錯誤を繰り返しながら、トゥルーエンドを目指すことになるだろう。
ちなみに主人公の正体はミスリード狙い、真エンディングのためには誰も殺してはならない。
RPGというと一本道でやらされるゲームが多いが、これは明らかに自分で考えて道を切り開くゲームの代表格と言える。
それ故難易度も高いが、普通のゲームに飽きた人なら、チャレンジする価値はあるだろう。