カテゴリ:一般ゲーム(SFC)
特徴:SFCソフトで一番バグが多い
世の中にバグだらけのクソゲーは数あるが、その中でも最も有名なのは魔訶魔訶であろう。
普通のRPGは敵モンスターと戦うものだが、魔訶魔訶はバグと戦う。
そう、バグこそが 魔訶魔訶の真の敵なのである。
ゲームソフトメーカーは出荷する前に入念なテストプレイでバグを探すものだが、この作品は間違いなくテストプレイをしていない。
していれば、絶対に修正されるような進行不可能バグが、山のように残っているからだ。
・移動中は主人公以外技を使えない。(リレミトも不可)
・いつの間にか防御力が一桁になる
・洞窟を進むと、途中から異次元に放り込まれる(脱出不可)
・攻略必須アイテムが普通の店で売れる
・ボス戦に負けると進めなくなる
・船から降りると、船が見えなくなる
・スタッフロールの文字が潰れて、読めない
こんなのはほんの一部で、どこでも有り得ない画面が出てくるのは日常茶飯事。
プレイヤーは、防御力がゼロになっていないかこまめに確認しながら、異次元空間に放り込まれないように寄り道しながら、慎重に冒険を進めていくことになる。
敵はマカマカ団じゃない!
バグだったんだ!
バグも酷いが、設定も酷い。
主人公の両親は悪の組織にミジンコにさせられ、仲間は変態しかいない。
ダンボールを着た老人、横綱にしか見えないプリンセス、オカマスケバン、ウルトラマンの露骨なパクリなど、人知を超越した変人・奇人ばかりである。
しまいには、ラスボス最終形態がHP1だったり、婆の手で空を飛んだりする。
どこまでがバグで、どこからが仕様なのかすら、未だにはっきりしない。
開発元のシグマは全て仕様と言い切っているが。
当然のことだが、本作発売後、シグマはゲーム事業から撤退した。