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二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

魔法少女まどかマギカ 評価A テンプレ破りはなぜ面白いのか?

カテゴリ:テレビアニメ

ジャンル:テレビの前の皆が温かく幸せな気持ちになれる魔法少女アニメ(嘘)

特徴:軽々しく契約すると、地獄に落ちます

 

 

今更説明するまでもない、魔法少女の金字塔アニメ。

同時に、魔法少女という概念を一変させた戦犯でもある。

 

まどかが一般に受け入れられたのはこれがいわゆるテンプレの裏モノであり、幾多の魔法少女作品が踏み台になったからである。

(魔法使いサリー魔法使いチャッピー魔女っ子メグちゃん魔法少女ララベルなど)

 

「普通の女の子が不思議なマスコットに誘われて、魔法少女に変身」

という何十回も繰り返された典型を利用することで、魔法少女モノは最初の説明を省略することができる。

アニメで言うなら、冒頭の2話分は得をしている。

もちろん、これは変身ヒーローや異世界転生といった他のテンプレ作品にも当てはまる。

 

そして、テンプレ作品にとって重要なのは、従来のルールをなぞりながら、それを破壊すること。

まどかマギカであれば、

 

・主人公が変身する⇒しそうでしない

・マスコットが可愛い⇒でも腹黒い詐欺師

・正義の味方になる⇒と思ったら、魔女になり果てた

・みんなを幸せにする⇒つもりで、絶望を振りまく

 

といった過剰なまでのテンプレ破壊が見られる。

もちろんキャラの魅力や伏線の巧みさもあるが、こういった驚きが視聴者の目を惹きつけたのは間違いない。

 

魔法少女のテンプレ破りはまどかに限った話ではなく、次から次へととんでもない作品が生まれ、「明るく楽しい魔法少女のほうが絶滅危惧種になっている。

 

魔法少女とは、宇宙のエントロピーを支える存在である」

 

魔法少女とは、マッチョなボティビルダーが変身した姿である」

 

魔法少女とは、サブミッションで敵を粉砕する鬼神である」

 

魔法少女とは、『まーじかる』と叫びながら民衆を惨殺する悪魔である」

 

気になる人は、「魔法少女プリティベル」大魔法峠」「魔法少女オブジエンド」「魔法少女(PCフリゲ)」でも見てみるといい。

 

既に創作の世界では魔法少女のイメージが地に堕ちているので、これ以上裏モノが高評価されることはないだろう。

逆に純真無垢な作品のほうがウケるかもしれない。

あるいは異世界モノに自衛隊を突っ込んだGATEのように、別のテンプレ破りが注目を浴びるか。

 

人を虜にしたければ、その人がよく知っている物から始めるといい。

いきなり斬新な設定にしても、大抵の視聴者は付いていけない。