カテゴリ:PCゲーム(全年齢対象)、PS3版もあり
ジャンル:能力系バトルノベル
特徴:風呂敷を広げすぎて作画が追い付いていない
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リライトのアニメ版は原作の膨大な内容を圧縮しており、アニメだけ見るとチンプンカンプンになる。
そこで、原作未プレイ者のためにちょこっとゲームの説明をする。
(ネタバレ注意)
アニメはオリジナルの願いルートだが、原作は
各ヒロインルート⇒過去ルート⇒テラルート(トゥルールート)
となっており、構成としてはグリザイアシリーズに近い。
ちなみに、
ルチアルート⇒ひぐらしのなく頃に
ちはやルート⇒Fate unlimited blade works
なので、オリジナリティが高いかと言えばそうでもない。
Fateの後にプレイすると、咲夜がアーチャーにしか見えない。
別に同一人物ではないんだけど。
序盤はただの学園生活に見せかけて後でバトルしまくる作品なので、全ヒロインともただ者ではない。
逆に何かありそうな吉野(ウルフファング)は、本当に何もないので逆に驚く。
彼の真の活躍はファンディスクのリライトクエストで見るべし。
ある意味本編よりリライトクエストのほうが面白い。
智代アフターのD&Tでも思ったが、道具が全てギャグのKeyRPGはネタゲーとして最高。
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ルートによって結末は様々で、一概にハッピーエンドと言えるものはない。
何かを手に入れるために何かを失い、最後に罪を受け入れて終わることが多い。
おっぱいへの執念で全てを書き換え、宇宙進出を成し遂げるおっぱいルートが一番星の意思に叶っており、グッドエンドと言えるかもしれない。
(完全にギャグのオマケエンドだが)
リライトがKey作品の中でも叩かれることが多いのは、以下が理由。
・複数ライターで統一感がない
・キャラ絵やバトル絵が絶対的に足りていない
・主人公の奮闘と最後のオチがイマイチかみ合わない
個人的には登場人物を増やしすぎて、作画が追い付いていないのが一番不満。
強敵との闘いなのに、相手のキャラ絵すらないことがあり、非常に萎えた。
ミドウとフォゴはまだいいが、同格のはずのテンジン(キリマンジャロ) テンマ(クリボイログ) はほぼモブ扱いなのが残念。
デザインの複雑な魔物を描くのが大変なのはわかるが、それがないと燃えないだろ。
過去編のルイスに至っては、主人公に槍を託す重要ポジションなのに、立ち絵すらない。
作画ちゃんと仕事しろ!
萌えゲー・泣きゲーで定評のあるKeyだけあって、女性キャラの描写は素晴らしい。
しかし、バトル作品としては業界トップには到底敵わないし、何より作画が不十分。
キャラ絵のない原作ゲームと、シナリオが説明不足のアニメ。
両方観てダメな所を補完するのが正しい。