二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

真マジンガーZERO 評価A 地球を焼き尽くす程に熱いロボット漫画

カテゴリ:少年漫画

ジャンル:ロボットバトル

特徴:原作とは比べ物にならないほど壮大なバトル

 


 

日本人なら知らぬ者はいない有名なマジンガーZを原作とし、とんでもないレベルでリメイクした漫画。

展開はとにかくハードで、シナリオも設定も熱血も、原作とはまるで次元が違う。

(科学的な意味でも次元が違うので注意)

ぶっちゃけ、これ以上熱いロボット漫画は存在しない

 

実はリゼロやまどかマギカと同じループ作品であり、Dr.ヘルの世界征服を阻止するのと同時に、マジンガーZが世界を滅ぼすのを止めるまで、延々と世界を繰り返す物語だったりする。

本作のマジンガーZは魔神パワーという惑星を焼き尽くすほどの強大な持っており、目覚めれば機械獣は倒せても、世界が滅亡してしまう。

勝っても負けても地獄な絶望的な状況の中で、兜甲児とミネルバXは出口を求めて文字通り命を投げ打って戦い続ける。

 

本作の甲児の熱血と死にっぷりは、リゼロのナツキ・スバルを遥かに上回っている。

というか、比べるのが失礼なレベル。

ヘルに串刺しにされても、ブレストファイヤーで黒焦げになっても、ルストハリケーンでその身を粉々にされても蘇って戦う闘士に、一体誰が勝てるだろうか?

完全に死亡してもなお、キューティーハニーの空中元素固定装置まで使って復活する根性に脱帽した。

 

永井豪より遥かに美麗な余湖裕輝の作画もさることながら、ありとあらゆる永井作品を集めつつ、多次元世界をまとめあげた脚本が凄まじい。

アフロダイやボスボロット、グレートマジンガーやグレンダイザー、マジンガー軍団のメンバー、エネルガーZやアイアンZといったマイナーなロボットまで、ありとあらゆるネタを集めた総力戦が展開される。

ロボットだけでなく、『キューティーハニー』『あばしり一家』や『へんちんポコイダー』といった非常に古い作品のキャラも多数登場するので、ファンには嬉しいところだろう。

(そんな作品知っている奴のほうが珍しいと思うが)

 

この漫画を読むまで気付かなかったが、よくよく考えてみると、原作で兜博士がマジンガーというスーパーロボットを作り出せたこと自体がおかしい。

いくら天才の博士とはいえ、現代技術を何世代も上回る技術をどうやって実現したのだろうか?

そんな素朴な疑問すら本作はきちんと考察し、多次元と時間の輪廻を利用したシステムにより謎を解き明かしている。

兜博士だけでなく、古代ミケーネ人と地獄大元帥の正体まで回答を用意しているのは、流石と言う他ない。

 

かつてテレビでマジンガーZの戦いを楽しみ、グレートとの入れ替わりで落胆した方は、ぜひこの本を手に取って欲しい。

この真マジンガーZeroこそが、我々が見たかった本当のマジンガーだ。