※リゼロ9章のネタバレがてんこもりなので、Web756話読了後に読むのを推奨
リゼロ9章は驚きのどんでん返しで概ね完結したが、実質主人公であるアルデバランの正体は判明しなかった。
いったい彼は何者で、何のためにスバルを大噴口に投げ込もうとしたのか?
色々消化不良なので、考察してみようと思う。
彼の正体は未来のスバル説、賢者フリューゲル説など様々な説が出ているが、結論から言うとスバルの息子(もしくはクローン)だと思われる。
【判明している情報】
・本名はナツキ・リゲル
・死に戻りが使える
・容姿がスバルに酷似している
・アルデバランという名前は『昴の後追い星』
・エキドナに師事していた
・スバルを排除しようとしている
・口癖『星が悪かったのさ』
・レムを知らない、ラムと間違えた
【アルの正体は?】
IFストーリーではスバルとレムの息子として、ナツキ・リゲルが登場している。
名づけたのは間違いなくスバルなので、相手がレムでなくても子供が産まれればリゲルという名前になるだろう。
アルの本名がナツキ・リゲルと判明した以上、彼は未来から来たスバルの息子である可能性が高い。
リゼロスで20年後のスバルの姿が描かれていたが、そちらもアルデバランそっくりの容姿になっていた。
名前や姿からして血縁者(ないしコピー)であるのは間違いない。
【死に戻りが使えるのはなぜ?】
死に戻りはスバルによく似た能力、というより本質的には同じものだろう。
帝国編でサテラがスバルを見失った時、死に戻りはアルデバランのものに近い短期的なタイムリープ能力になっていた。
サテラがセーブポイントを設定しない状況では長期的なリープはできず、アルデバランのように自分でセーブして使うことになると思われる。
魔女因子が受け継がれて能力が若干変化するのは怠惰や強欲が証明しているので、スバルからアルに因子が継承されたと考えるのが自然。
【母親は誰?】
メインヒロインであるエミリアとするのが話的には綺麗にまとまるが、それだと嫉妬の魔女になる理由が謎。
アルにエルフの血が入っているように見えないし、サテラにも執着されていないので違うと思われれる。
レムなら間違いなくリゲルが産まれるが、彼女が相手ならエミリアが嫉妬しないような気がするので微妙。
アルはレムをラムと間違えてレム復活時に記憶がフラッシュバックしていたので、彼の世界線ではレムの記憶は戻らなかったのではないか。
強烈にフラッシュバックしたからこそ母親の可能性が高いとも言えるが。
ペトラはスバルの嫁になる可能性があるらしいが、直接対決したアルの反応がそれっぽくないので除外。
ベア子も精霊だからあり得ないだろう。
一番ありそうなのはアルの師であるエキドナ。
彼女はリューズの複製体をわんさか作っているので、スバルの遺伝子から子供やクローンを作ることも可能だろう。
アルデバランの『後追い星』がスバルの後釜という意味だとすれば、クローンや息子がそう呼ばれるのも納得できる。
【アルの目的は?】
未来を改変して、エミリアを嫉妬の魔女にしないことだと思われる。
プリシラを王にして歴史を改変しようとしたが、彼女が死亡して作戦は失敗。
仕方ないからスバルを排除して、エミリアが魔女化しないように仕向けたのではないか。
スバルを殺しても死に戻りで無意味なので、モゴレード大噴口から大瀑布の向こう側(現実世界)に送り返そうとしていた。
彼の口癖の『星が悪かった』の星とは、魔女を生み出す原因となったスバルのことだと思われる。

