アンティーカロマン(原作)→フリー
ノイアーアンティーカロマン(リメイク版)→シェア
カテゴリ:PCゲーム
ジャンル:遺跡発掘RPG
ファンタジー世界を巡って遺跡を発掘するRPG。
エルフやモンスターが存在し、魔法が使えるごく普通のファンタジー。
しかし、どういうわけか戦車や戦闘機が自然に出てきたり、共産主義者やナチス総統が普通に登場する。
古代の都市=現在の文明ということなのだろうか?
遺跡発掘はやけに現実的な仕様になっており、古文書を解読しつつ、地図で緯度や経度を確認しながら、フィールドを探すことになる。
「なんでファンタジー世界なのにGPSがあるの?」
とか言ってはいけない。
スライムや獣人などのモンスターは普通の攻撃で倒せるが、さも当たり前のように出てくる戦車や戦闘機は厄介。
特に高高度から爆撃してくる戦闘機には弓矢さえ届かないため、苦戦を強いられるだろう。
ティーガー戦車を精霊魔法で焼き払うバトルは、どうも違和感をぬぐえない。
ロマサガ3のミカエルを真似たのか、ニート王の国家運営があり、それ次第で開発や職に大きな差が出る。
銀行にお金を預けると利子が付く。
借金で利息が取られたり、戦車や戦闘機を使いすぎると国家財政が窮乏するため、ご利用は計画的に。
登場キャラは全員キチガイの一言で、特に
・医療ミスで患者を皆殺しにする医師メンゲレ
・戦車オタクの天使オーラ
・ナチスドイツの総統ビッドラーおじさん&ケッペルズ君
辺りは常軌を逸している。
パトルの軍事博物館にも多数登場しているので、そちらと合わせて楽しむといい。
私はパトルの軍事博物館→アンティーカロマンの順でプレイしたため、前者のでたらめな設定にインパクト負けしてしまった感が強い。
しかし、冷静に考えると、これも結構イカレた作品には違いない。
ドラクエの転職システムを回しながらケーニヒスティーガーを運用する歪んだ世界観が魅力です。