二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

デストロイアンドレボリューション 評価B 超能力テロ漫画

カテゴリ:一般漫画(ヤングジャンプコミックス)

ジャンル:テロリスト

特徴:超能力による社会変革

 


 

テレビを見て、

「超能力が使えたらこの政治家を殺してやるのに」

と思ったことは誰でも一回ぐらいあるだろうが、実際にそれをやっている漫画。

作者は自殺島ホーリーランドで有名な森恒二氏。

 

主人公達はワンネスという超能力を持ち、その力によって各国の政府を脅し、理想の社会を作ろうとする。

デスノートのキラのような単純なコンセプトではあるが、その描写が丁寧で面白い。

 

アメリカ合衆国の基地を襲撃したり、戦艦を沈めたり、宇宙ステーションを乗っ取ったり、その活動は日本の漫画とは思えないほど過激。

最後には米国が日本に核爆弾を投下するのだが、よくこの内容が通ったものだと思う。

 

衝撃的な展開とワンネスの設定は素晴らしいものがあるが、難点は結末がかなり酷いこと。

ぶっちゃけ打ち切りなんじゃないかというぐらい、最終回のオチが唐突。

米国との戦争も人間関係も全て吹っ飛ばして、宇宙に逃げる結論には失望した。

リライトも最後は同じことを言っていたから、考え自体は間違っていないと思うのだが、無責任にもほどがある。

内容がヤバすぎて、どこかの機関から圧力でもかかったのだろうか?

 

戦争派(ユウキ)より穏健派(マコト)を強く設定しすぎて、バトルがつまらなくなったのも気になる。

ワンネス(世界と調和する力)とテロリスト(秩序を乱す者)が、上手くかみ合わなかったのかもしれない。

結局のところ理想を知らずに社会だけを批判することに無理があったのだろう。

 

ただ気に入らない連中を殺しても、完璧な世界は作れない。

若者が夢を叶えるためには、自分の力で新天地を切り開くしかない。

そういうことかねぇ。

 

ポケットモンスター アルタイル・シリウス 評価C+ エメラルドの同人続編

カテゴリ:同人ゲーム(ゲームボーイアドバンス)

ジャンル:ポケモンRPG

特徴:オリジナルポケモンがいっぱい

 

ポケモンエメラルドの3年後の世界を描いた改造ゲーム。

マップは原作そのままだが、ポケモンの約半数がオリジナルになっているため、新鮮な気持ちでプレイできる。

 

<エメラルドからの変更点>

・原作ポケモンの半分が消え、オリジナルポケモンに入れ替わっている

(もちろん御三家も新規)

・レジ系はいないが、代わりに別の伝説がいる

・原作と違った進化をするポケモンがいる

・ジムリーダーや四天王がかなり入れ替わっている

(タケシがいたり、センリが四天王になっていたり)

・コンテストはない

・バトルタワーもない

・最後の町アルトマーレとラストダンジョンが追加

 

個人的に嬉しかったのは、原作以上に進化するポケモンが多かったこと。

元々あまり使えなかったポケモンがやたら強くなっているので、非常に良い選択だったと思う。

 

・アブソル⇒ディザソル

ドククラゲ⇒ヤミクラゲ

マルマインドルマイン

キリンリキ⇒フォリキー

ピカチュウ⇒ゴリチュウ(格闘)

 

ピカチュウの可愛さと、ゴーリキーの肉体美!

これぞ究極の進化なり!

 

ゴリチュウめっちゃつええ。

特攻がないから10万ボルトや雷パンチが無意味だけど、腕力ありすぎ。

波動弾ぶっぱなすだけで敵が消し飛んでいくマッチョ鼠が恐ろしすぎる。

 

原作進化組はどれも攻略に役立つのでオススメ。

特にヤミクラゲのフルアタ構成(波乗り、ぶち壊す、ギガドレイン、吹雪)は原作のスターミーっぽくて使いやすい。

あと化石ポケモン(特にプレリクス)が全体的に強い。

メタグロスラティオスカイオーガグラードンは相変わらず化け物。

秘伝要員はタダヌキかニョロゾ

通信進化はレベル進化などに置き換わっているため、通信しなくてもフーディンゴローニャを作れる。

 

難点はストーリーがクソつまらないこと。

ミクリやダイゴが悪の組織の首領になって伝説ポケモンを復活させようとしているが、ワンパターンすぎて面白みが全くない。

 

あと、システムが第三世代仕様のため、不便に感じる所も多い。

シンクロの野生ポケモン性格厳選は使えるが、固定ポケモンには無効。

技マシンは使い捨て。(アルトマーレでかなり買えるが)

何より物理・特殊がタイプ固定なため、種族値とタイプがかみ合わないポケモンはとことん使えない。

 

原作からしてそうだが、

・悪、竜⇒特殊

・霊、毒⇒物理

っておかしくね?

ゴースト技が物理なせいでゲンガーとか凄い涙目なんだが。

伝説ポケモンにも特殊が高いのに飛行や地面のポケモンがいるため、育成に非常に悩む。

全体的に技に恵まれないポケモンが多いので、下手にこだわるより両刀タイプで適当に育てたほうがいいかもしれない。

 

アルタイル攻略WIKI

https://www9.atwiki.jp/altair1/

Pokemon Reborn 評価C+ 世界一難しいポケモンゲーム

カテゴリ:PCフリーゲーム

ジャンル:ポケモンRPG

特徴:何から何まで難しすぎる

 

外国人が作った同人ポケモンゲームの一つ。

システムや世界観がPokemon Rejuvenationに酷似しているため、同じ人物が作成していると思われる。

現在はEP15までリリースされており、おそらく全体の7割程度がプレイできる。

 

Rejuvenation同様ニューヨークのスラム街みたいな町から出発し、街中を歩いていても次々とポケモンバトルを挑まれる無法っぷり。

列車はテロで爆破されるし、海はヘドロでベトベターしか釣れないし、道路は度重なる地震で地割れだらけになっている。

どこの世紀末かって話だ。

こんな狂った世界を浄化して作り直すために戦う悪の組織の教信者どもは、ロケット団など比べ物にならないくらい切実かつ残酷な戦いを繰り広げている。

 

シナリオの陰鬱さは完全にRejuvenationと同等。

要するに、救いようがない。

 

ジムリーダーを倒してジムバッジをゲット

⇒敗れたジムリーダーは投身自殺

⇒橋の下が血しぶきで染まる

⇒ジムリーダーの娘が家出

⇒孤児院に無理矢理引き取られる

⇒孤児院で虐待され、電気拷問を受ける

⇒孤児院を襲撃して救出

⇒互いに殺し合う

 

原作でもワタルのカイリューが人間相手に破壊光線を撃っていたが、本作はカイリューが何人も湖に沈めたり、シャンデラが人の魂を焼き尽くしたり、ギルガルドを握って敵を斬殺したりする。

ポケモンバトルどころか、完全な殺し合いと化している。

流石銃の国アメリカは、日本とはレベルが違う。

 

ゲームとしての難易度は極めて高く、正直これより難しいポケモン作品を私は知らない。

特に、

地形効果による有利不利

・5刻みでかかるレベルキャップ

・異様なほど難しいパズル

のせいで、子供では絶対にクリアできない難易度になっている。

 

地形効果は草原、炎、水中、暗闇、毒沼、霧、虹色など10以上存在し、特定の技が強化されたり、クリティカルになったり、属性が変化したり、多種多様な効果がある。

ジムリーダーは常に自分に有利なフィールドで戦うため、「炎技で草原を燃やす」などの方法で地形を変えないと、有利属性でも一方的に負けることが少なくない。

 

原作でも他人のポケモンはバッジレベルを超えると言うことを聞かなくなったが、本作とリジュは自分のポケモンでも命令を無視する。

しかもバッジ一枚につき上限が5ずつしか上がらないため、常に適正レベルでの戦いを強いられる。

「レベルを上げて殴ればいい」というRPGの基本が完全否定されている。

なお、レベルを下げる不思議な飴が販売されているため、調整はたやすい。

 

メガシンカは存在するが、現行Verでは使用できない。

しかし、敵は使ってくる。

ジムリーダーは常に6体常備しており、リジュと違って難易度選択がないため、必ず6体撃破する必要がある。

 

よって、ジムリーダー戦は、

・相手に有利なフィールド

・レベルは適正以下。ただし、相手はそれ以上でも問題ない

メガシンカはなし。ただし、相手は使っても問題ない

という徹底的に不利な条件のバトルとなる。

市販のポケモンでは絶対に味わえない歯ごたえのあるバトルが楽しめるだろう。

 

正直ゲームは難しいほど楽しいので、この仕様に文句を言うつもりは毛頭ない。

問題は、ポケモンバトルよりもパズルのほうが遥かに難しいことだ。

本作は全てのジムにこれでもかと仕掛けが設置されており、いずれも原作よりずっと難易度が高い。

スライドパズル一つとっても回転させて方向を決めなければいけないため、相当な知性が要求される。

下手すると、育成より謎解きのほうが時間がかかるかもしれない。

 

特に難しかったのは、脱獄チェス

ケーシィでポケモンをテレポートさせ、プリンで看守を眠らせ、冷凍ビームと火炎放射で鉄格子を熱疲労させ、ロックブラストで監獄破り。

いったいどんな思考をしていたら、こんなおかしなゲームを思いつくのか。

そもそも何の罪があって、主人公は毎回牢屋に収監されているのか。

いや、ギャングに入って民家に押し入り、老婆からポケモンを強奪とかしたけれど。

 

チェスは駒を動かしてチェックメイトの形を作ればクリアとなるが、「ポーンを前進させてクィーンにチェンジ」といったアクションが必要になるため、チェスのルールを知らない人には攻略不能。

ポケモンをプレイしていたはずなのに、いつの間にか真剣にチェスに取り組む羽目になってる不思議。

 

死人が沢山出るハードボイルドなストーリーと不条理なまでに強いボス戦は個人的に歓迎したいところだが、流石にポケモンと全く関係のないミニゲームの連打はきつかった。

ポケモンバトルの経験はもちろん、英語の読解能力とパズルのセンスを備えた本当の上級者だけにお勧めする。

かぐや様は告らせたい -天才たちの恋愛頭脳戦 評価B+ ツンデレ同士の恋愛は上手くいかない

カテゴリ:一般漫画(ヤングジャンプコミックス)

ジャンル:恋愛コメディ

特徴:成立しそうでしないカップルにやきもきする

 


 

「恋愛は告白したほうが負け!」

「相手が告白してきたら付き合ってもいい!」

 

という中学生のような意地に拘った二人が、お互い告白できずに全力ですれ違い続ける恋愛漫画

生徒会長と副会長の二人は、いずれも容姿端麗で頭脳明晰。

端から見れば完全に釣り合っていて、実際に両想いなのだが、あまりにもプライドが高すぎてどちらからも誘うことができない。

 

・携帯は先に番号を教えたら負け!

・メールは先に送ったほうが負け!

・デートは誘ったほうが負け!

 

とにかく自尊心を守るために相手から行動するように仕向ける、無駄な努力が微笑ましい。

策士が策に溺れるとは、まさにこのこと。

少しだけ勇気を出して一歩踏み出せばそれで終わりなのに、なんとももどかしい。

 

ひたすら恋愛ヒエラルキーにこだわる両人と対照的に、書記の藤原さんは思ったことを素直に口に出す天然。

どんなことでもダイレクトに表現することで、頭の良いバカより正直な庶民のほうが幸せに生きられることを教えてくれる。

 

「とにかく告白しなきゃ何も始まらん。

変に策略を練って駆け引きなんてしても話がこんがらがるだけで良い事ないぞ。」

とは本作の主人公の言葉だが、これほど見事なブーメランを見たことがない。

やはり恋愛とは自分からアタックすることが最も重要であって、駆け引きなんぞ邪魔なだけなのだと痛感した。

 

ツンデレ萌え要素の一つだが、両人がツンデレでは関係は進展しない。

自身のプライドが重しになって受け身になってしまっている方は、これを読んで猛省するべきだろう。

 

『私がモテてどうすんだ』と『神のみぞ知るセカイ』の共通点

 


 

今期アニメの『私がモテてどうすんだ』が乙女ゲーム設定のわりになぜか面白いと思ったら、理由がわかった。

この作品は『神のみぞ知るセカイ』と本質的に同じなんだ。

そもそも作中で

「リアルなんてクソゲーだ!」

とヒロインが叫んでいるのだから、リスペクトしているのは当然なんだが。

 

二次元が好きでたまらない主人公が、現実の異性に触れて惹かれる。

それでも自身の信条は曲げない。

媚びない。

己の理想こそ至高と疑わない。

それが両作品の根幹にある信念なのだろう。

正確には私モテは二次ではなくBL命なのだが、叶わぬ愛に傾倒する姿勢は殆ど同じと言っていい。

 


 

私モテには神のみのようなゴスペルの如き主題歌も、圧倒的な作画も、個性的なヒロインもない。

アニメとしてのレベルで言えば遥かに下なのだが、リアルに直面しても腐女子を貫く潔さは神にーさま( 桂木桂馬)と被る。

「たった一度の奇跡」をエンドレスで聞き続けてきた私としては、ゲームのヒロインを攻略するために何日もひたすらバグゲーに挑み続けた神様のような執念が、芹沼花依にもあればいいと思う。

 

それにしても、神のみぞ知るセカイは本当に素晴らしいアニメだった。

神にーさまの尖ったキャラ、魅力的なヒロイン、全くアニメソングに聞こえない英語の主題歌など、ありとあらゆる点で他アニメの追随を許さない出来だった。

2期⇒女神篇の途中でエピソードがごっそり省略されたのが非常に痛いが、それさえなければ文字通り神作品に認定していただろう。

今からでも足りないエピソードを埋めて、再アニメ化してくれないだろうか?

制作会社的に無理だろうけど、

本当にもったいない。

 


 

魔法少女(フリーゲーム) 評価B- タイトル詐欺だがシナリオは感動的

カテゴリ:PCフリーゲーム

ジャンル:SRPG

特徴:まどマギ以上に陰鬱なストーリー

 

突然現れた化物に対抗するため、薬物注射魔法少女になった少女達が戦うゲーム。

タイトルこそ魔法少女ではあるものの、実際には異星のテクノロジーで改造されたマジカロイドであり、魔法ではなく科学の力で敵を撃ち滅ぼしている。

そもそも仲間のうち3人は男性であり、宇宙人まで混じっている。

タイトル詐欺にもほどがあるね!

 

主人公は女性でキャラの大半が女性。

百合要素強めで変身後の露出も多いが、シナリオがかなりハードなためそれを期待すると裏切られる。

魔法少女同士の殺し合いこそないものの、年相応にわがままで家庭環境に問題がある子が多く、決して単純な正義の味方にはならない。

主人公からして何人も病院送りにしている問題児だし。

 

戦いは常に命がけで、能力を使うほどに命をすり減らす仕様。

特に失明しながらも仲間の救護を続けるヒーラーの末路は辛い。

怪物の正体はもちろんアレなので、殺すほど罪悪感に苛まれる設定も酷い。

 

古いソフトを使っているためSPRG部分いまいちで、難易度が高めなのが辛い。

しかし、精神的に追い込まれていく少女達の描写と、終盤の盛り上がりは素晴らしい。

特に光の魔法少女(?)の復活は泣いた。

最後までプレイすると、どう見てもタイトル詐欺だけど、実はタイトル通りの作品だったとわかる。

 

魔法少女

https://freegame-mugen.jp/roleplaying/game_2290.html

君の名は。 評価D+ 評判のわりにつまらない凡作

カテゴリ:アニメ映画

ジャンル:入れ替わり恋愛映画

特徴:作画以外誉めるところがない

 

 

大ヒット映画ということで観てみたが、非常につまらない作品だった。

映像だけは非常に綺麗で、宮崎アニメのような本当の駄作に比べればいくらかマシではある。

しかし、これが近年のトップと言われると、首をかしげてしまう。

 

入れ替わりというのはごくありふれたテーマで、近年でも「ココロコネクト」や「山田くんと7人の魔女」といったアニメで男女の身体が頻繁に入れ替わっている。

タイムトラベル作品はそれこそ山のようにあるので、本作のテーマには全く新鮮味がない。

新鮮でなければ悪いというわけではないのだが、それ以外にも特に魅力を感じる所はなかった。

 

・恋愛要素

二人がいつ恋仲になったかわからず、どちらにも感情移入できない。

特に瀧は乳を揉んでいただけなのだから、普通嫌われそうなものだが。

交換日記ぐらいしか交流のない相手が、どうして両想いになるのだろうか?

 

・彗星の衝突

とにかくリアリティがない。

地球に甚大な被害をもたらすほど接近して、なぜ専門家は危険を察知しない?

肉眼で確認できるほど接近したらもう逃げる時間はないはずだが、なぜ助かった?

隕石の衝突により広域に土砂が広がることを考えると、少々逃げたところで被害は避けられないと思うのだが。

 

・超常現象

作品の根幹となる入れ替わり・タイムスリップについては、わざわざ突っ込むべきではない。

しかし、別次元にいるはずの二人が出会ったり、名前の記憶が優先して消えたり、急に止まった入れ替わりがお神酒で発動したり、ヒロインに死んだ記憶があったり、なんとなく納得の行かない点が多い。

基本設定ぐらいちゃんと作れと言いたい。

 

・問題の解決

最終的に父親を説得して町民を避難させたはずだが、それに関する描写が全てカットされている。

頑固な父親をどうやって説得したのか、親子のわだかまりは解消したのか、重要な所がさっぱりわからない。

ご都合主義を批判する気はないが、せめてクライマックスは書いてくれよ。

もしかしたら原作で補完されているかもしれないが、映画単体では描写不足にも程がある。

 

全体的にツッコミどころが満載だが、特に彗星が迫っている時に呑気に「君の名前は?」なんて言っている神経が理解できない。

名前なんかノートかスマホに書いておけばいいだろ。

手にマジックで書いて消えないんだから、どうにでもなるはずだ。

そんなことより、今まさに迫っている生命の危機に集中するべきではないか?

 

圧倒的に力の入った作画だけは感心するが、カレンダーすら確認しない登場人物の頭の悪さと、物理的におかしい彗星の動き、キングクリムゾンのごとく吹っ飛ばされた親子関係など、あまりにも脚本の粗が目立つ。

こんな作品が興行収入100億円と言うんだから、アニメ映画界はよほどレベルが低いのか。

それとも所詮映画の興業は広告マーケティング次第で、作品の質は関係ないと言うことだろうか?

萌えっ娘もんすたぁ 評価C+ 可愛すぎる改造ポケモン

カテゴリ:改造ゲーム(ゲームボーイアドバンス)

ジャンル:ポケモンRPG

特徴:とにかくポケモンが可愛い

 

ポケモンを改造して全て可愛い女の子にした問題作。

普通に雄雌がいるので、もしかしたら男の娘なのかもしれない。

ポケモンのプロフィール画面を見ると、親の欄が『おっと』になっているが、深く考えたら負け。

 

150匹を超えるポケモンがその特徴を生かしたまま幼女化しているので、本来グロテスクで人気のないモンスターも思わず育てたくなってしまう。

まさかマタドガスラフレシアに萌える日が来ようとは・・・

「ただの着ぐるみじゃん!」

というツッコミを入れてみたくもなるが、可愛いければそれでいいのだ。

 

開発者は多岐に渡り、エメラルド版も存在するが、システムはだいたいファイアレッド準拠。

第3世代だと技マシンが使い捨てで物理技・特殊技の区別がないため、最近のポケモンに慣れていると結構厳しい。

 

鹿氏のバージョンは特にポケットモンスタースペシャルの影響が強く、漫画版のキャラが非常に多く登場する。

トキワシティに漫画キャラのイエローやシルバーがいたりするので、うっかり話しかけると厳しい戦いになる。

マサラタウンの右側の森が解放されているので入ってみると、ポケスペ通りに野生のミュウと戦える。

レベル100のミュウに瞬殺されるけどな!

 

序盤でいじめられたピカチュウ(?)を仲間にすることができるが、捕獲しても図鑑は埋まらない。

しかも種族値ライチュウを上回っており、雷の石を使っても進化しない。

成長すると身代わりやどくどくを覚え、技マシン「波乗り」「空を飛ぶ」を使える始末。

波乗りピカチュウは公式で配布されたし、空を飛ぶピカチュウポケモンカードにいたから間違ってはいないのだが、本当にこれはピカチュウなのか?

 

ポケモンは可愛いものの戦闘は完全に原作通りであり、むしろ難易度は原作よりかなり高い。

ダンジョンは大体赤そのままだが、トキワの森が複雑な迷路になっていたりする。

ジムリーダーは全般的に強化されており、リザードだとLV20あってもタケシに勝てないほど。

本来の四天王(カンナ、シバ、キクコ、ワタル)は各地に散っており、ポケモンリーグでは全く別の四天王(ブルー、オーキド、グリーン、レッド)と戦うことになる。

ポケスペポケモンへの愛情だけは、異常なほど詰まっているようだ。

 

萌えもんWiki

https://www35.atwiki.jp/moemon/

5evils 評価B+ サザンアイズと並ぶ不死者ファンタジー

カテゴリ:Web漫画(コミコ)

ジャンル:異世界ファンタジー

特徴:死なない主人公が王道すぎる

 

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多分コミコで一番面白い漫画。

人間と魔物が争う世界で、デイブレーカー(ゾンビ)に転生した主人公ジュードとその仲間達が戦争を止めるために魔物の王を討つ。

世界観、キャラ設定も非常に良く練られており、週刊漫画のような引き延ばしもなく綺麗に完結している。

 

殺しても死なず、何度も再生して敵に挑むジュードは、かつてのサザンアイズ藤井八雲によく似ている。

死なないだけで剣術も魔法も使えないジュードが技を覚え、仲間達の意思を受け継いで成長していく姿は、まさに王道漫画と言っていい。

サザンアイズはいつの間にやら復活して現在も連載中だが、はっきり言って劣化が酷い。

既に成熟しきった八雲にジュードのような成長力と爆発力を期待するのは、無理があるのだろうな。

 

本作の敵役は、とにかく強い

特にラスボスである魔物の王は殆どチートと言っても良いくらいの魔法を持っており、どうやったら倒せるのか心配になるくらい。

 

十回死んでも倒せないくらいの相手に、知恵を尽くし、自分の限界を超え、仲間の助けまで借りてようやく勝利する。

腕がもげ、足を貫かれ、時には仲間を失い、敵からも学び、紙一重の勝利をもぎ取り続ける。

今の少年漫画が忘れてしまった、胸が躍る熱い戦いが詰まっている。  

 

 

Pokemon jeff 評価D+ 完全に意味不明な同人ポケモン

カテゴリ:PCフリーゲーム

ジャンル:ポケモンRPG

特徴:ドキ!ジェフだらけのポケモン大会!

 

<あらすじ>

島でジェフという名前が流行り、男女問わずジェフと名付けられる。

ジェフという名前の人が頻繁に誘拐される事件が発生!

主人公の父親も誘拐されたため、相棒のノコッチとともに旅立つ。

悪の組織はジェフという紛らわしい名に苦しめられた過去があり、ジェフでない人々に復讐しようとしていた。

このままではジェフマシーンにより世界が滅亡してしまう!

なんとかして装置を止め、世界を救うのだ!

 

うん、全く意味が分からん。

 

基本システムはポケモンそのままだが、なぜかパートナーはノコッチ

試しに育ててみたが、やっぱり進化しない。

普通にヒトカゲ等の御三家が草むらに出没するので、そちらを使えばいい話。

 

悪の組織がジェフだらけなので、戦う相手もジェフばっかり。

男も女もジェフしかいないので、誰が誰やらわからない。

名前がジェフなだけで世界征服に乗り出すあたり、動機も理解不能。

 

そもそもJeffって誰だよ!?