ソシャゲのコマンドバトルRPGで一番面白いのはヘブバン(ヘブンバーンズレッド)だと思っているが、本作には重大な欠点がある。
それはバフ仕様が特殊なせいで、仕様を理解しないとボスに勝てないことだ。
スタレやレスレリはオートでもそれなりに戦えるが、本作はバフと専用技がかみ合わずにボコボコにされる。
ヘブバンのキャンサーは人類を滅ぼしかけた異星人だけあって味方より遥かに体力・火力が高く、適当に技を使ったら確実に負ける。
そこで、人外の怪物に勝つために必要になるのが、キン肉マンでお馴染みのウォーズマン理論だ。
ウォーズマン理論とは、自分の10倍、あるいは100倍の超人強度を持った相手に打ち勝つために作られた理論。
100万パワーのウォーズマンは、そのままでは1000万パワーのバッファローマンには勝てない。
故に、このようなバフを掛けて自身の力を向上させる。
ベアークローを両手につけて、200万パワー!
いつもの2倍のジャンプが加わり、400万パワー!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、1200万パワーだ!
100万×2×2×3=1200万
なんとも突っ込みどころ満載のトンデモ理論であるが、本人がそう言っているんだからそれだけの威力が出ているのだろう。
ちなみに後日ウォーズマンは超神との闘いでこれを進化させ、1億パワーに到達している。
現実ではあり得ないアホ理論だが、実はヘブバンもこれと同じ理屈によって超ダメージを出している。
というのも、ヘブバンのダメージ計算式は複数のバフの乗算で構成されているからだ。
例えば、100万の威力の攻撃も3種類のバフを重ねれば、ウォーズマン理論によってこのように威力が増加していく。(※数字は適当)
攻撃力アップを2回掛けて、200万ダメージ!
属性攻撃力アップが加わり、400万ダメージ!
そして、3倍の属性フィールドを加えれば、1200万ダメージだ!
ウォーズマンと本質は同じなのをご理解いただけただろうか?
少々強い技を使ったり、1回バフをかけただけではたいした威力が出ない。
キャンサーの強靭なDPを割るためにひたすらバフを重ねがけするのが、ヘブバンの定石なのだ。
ドラクエであればバイキルドぐらいしか攻撃バフはなく、ターン経過で解除されてしまう。
しかし、本作のバフはやたらと種類が多く、しかもターンに関係なく消費されるまで持続する。(デバフはターンで解除される)
【バフの種類】
・攻撃力アップ
・属性攻撃力アップ
・チャージ
・クリティカル率アップ
・クリダメUP
・属性クリティカル率アップ
・属性クリダメアップ
・属性強化フィールド
・闘志
・心眼
・破壊率UP
・連撃UP
・トークン
この多彩なバフに加え、敵にかけるデバフによってさらに威力が増大していく。
同じバフ・デバフは基本的に2つまで掛けられる。
初心者が1万ダメージとかでペチペチ殴っている一方で、上級者がスコアタ10億ダメージみたいな狂った数値を出しているのは、このウォーズマン的バフ計算式が原因なわけだ。
本作は一般のRPGのように強力なアタッカーさえいれば敵を倒せる類のゲームではない。
アタッカーよりもむしろバッファー・デバッファーが人権だ。
特にクリティカルや連撃バフが死ぬほど重要で、リセマラをするなら最優先で樋口やタマ、ゆんゆんを狙うことになる。
チーム6人に異なる役割を割り振ってバフの積み木を重ねていき、溜まり切ったところで最大最強の必殺技をぶちかますのがヘブバンの醍醐味。
オートで放置するだけのRPGに飽きた人、ソシャゲ随一と言われるシナリオ・音楽に触れてみたい人はぜひプレイしてみよう。
ガチャ石がもらえる招待コード:kovqzous9nrs9kmo