カテゴリ:PCフリーゲーム(RPGツクール2000)
ジャンル:人為的バグゲー
特徴:バグではなく仕様です
作為的にバグらしき状況を作り出したRPG。
FCやSFC時代の実在したバグがこれでもかと詰め込まれており、余りにも頻繁な画面暗転に頭が痛くなる。
・開始しようとするとバグで落ちる
・なぜかあるセーブデータをロードすると、「冒険の書は消えてしまいました」
・村人の会話がめちゃくちゃ
・フィールドに文字が映る
・画面が頻繁に暗転する
・エンディングのスタッフロールが読めない
ここに挙げたのはほんの一部で、プレイ中常に怪しげなバグ(という名の仕様)に悩まされる。
SFCの名作『魔訶魔訶』も、流石にここまでバグまみれではない。
話としては初代ドラクエと同レベルなオーソドックスな魔王討伐で、ゲームシステムやグラフィックもそれに準じる。
というか、明らかにファミコン時代のゲームに合わせている。
しかしながらゲームバランスは劣悪であり、初期状態では最初のスライムにしか勝てない。
敵を倒してもレベルが上がないため、敵を躱して修行場までたどり着くか、妙に高い装備を買うしかない。
どっちにせよ、糞つまらないスライム狩りを繰り返して、金と経験値を稼ぐ必要あり。
これでもかという膨大なバグと、圧倒的なゲームバランスの悪さ。
古き良きレトロゲームの時代を思い出せてくれる迷作である。
何度も言うが、このゲームのバグは全て仕様であり、進行不可になるような不具合は一切存在しない。