二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

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ポケモンGO 初心者が間違える個体値厳選の罠

1年ぐらいポケモンGOをやって理解したのは、原作経験者ほど個体値の選択を間違えやすいということ。

原作ポケモンは、

 

個体値

種族値

努力値

 

の三要素でステータスが決まるが、本作には努力値が存在しない。

よって種族と個体値で強さが決まることになるが、単純に個体値の高い個体を選べばいいというものではない。

確かに個体値が高いほどステータスは高くなるので、レイドバトルやロケット団の戦闘であれば高い方が良い。

しかし、対戦は階級制であるため、必ずしも個体値の高さが有利にならない。

 

ポケGOの対戦はボクシングのような階級制になっている。

 

・マスターリーグ(CP無制限)・・・ヘビー級

・ハイパーリーグ(CP2500以下)・・・ミドル級

スーパーリーグ(CP1500以下)・・・ライト級

 

体重100kgのヘビー級王者がミドル級やライト級に参加できないように、CP4000のミュウツーはハイパー・スーパーリーグに参加することができない。

個体値が高いとCPも高くなってしまうため、無暗に個体値が高い個体を選ぶと下位のリーグに参加できなくなってしまうのだ。

 

そこでリーグに合わせて、CPが上限に近くなるようにポケモンを選ぶことになる。

 

・マスターリーグ(CP無制限)・・・個体値が高いほどいい

・ハイパーリーグ(CP2500以下)・・・2500以下でそれに近いほどいい

スーパーリーグ(CP1500以下)・・・1500以下でそれに近いほどいい

 

しかし、単純にCPだけで選ぶのも不十分。

なぜなら、CPは攻撃力を過大評価する性質があるからだ。

 

ポケモンのステータスは、

 

・攻撃力

・防御力

・HP

 

の三要素から成るが、CPはこれらの合計値ではない。

詳しい計算式は省くが、

 

CP∝攻撃力×攻撃力×防御力×HP

 

のような形で変動する。

要するに攻撃力が二重で計算されているのだ。

 

例えばイーブイの進化系2種は同レベルなら総ステータスは大差ない。

けれど、攻撃よりか防御よりかでCPは大きく異なる。

 

・エーフィ 攻撃が高い CP2000

ブラッキー HP・防御が高い CP1500

 

この2体はタイプ相性を抜きにすれば同じぐらいの強さ。

なのにエーフィの方がCPが高いため、上の階級で戦わなくてはならなくなる。

同じ階級に合わせる場合レベルの低いエーフィを使うことになるため、エーフィよりブラッキーを使う方が賢いわけだ。

 

この「攻撃力が過大評価されている」CPではなく、「全ステータスを均等に評価する」数値をSCPと呼ぶ。

下位リーグに参加するポケモンを選ぶ際は、CPではなくSCPの高いポケモンが望ましい。

 

では、どのようなポケモンがSCPが高いのか?

それは攻撃力が低く、他の数値が高いポケモンだ。

 

・攻撃の種族値個体値→低い方がいい

・防御とHPの種族値個体値→高い方がいい

 

具体的には次のようなポケモンになる。

 

マリルリ

レジスチル

グライオン

チルタリス

トリデプス

・ブラキー

クレセリア

ハガネール

ダイノーズ

ラプラス

 

逆にラムパルドヒヒダルマのように攻撃特化のポケモンはSCPが低くなるため、下位リーグに参加するとまず勝てなくなる。

ツボツボは防御が高くて他が低いのでこの条件に当てはまりそうに思えるが、そもそも総ステータスが1500に遠く及ばないため論外。

選別する際は、防御よりの種族でかつ個体値も低攻撃・高防御のポケモンを選ぼう。

 

ここまでの話はあくまでスーパーリーグ・ハイパーリーグの話。

マスターリーグやその派生のプレミアカップ、あるいはレイドにおいてはCP制限がない。

だから個体値は高い方がいい。

特にレイドはスピードが求められるので、攻撃力が何より重視される。

 

けれど、階級制でないなら単純に強い伝説ポケモンを使えばいい話。

個体値3Vのスピアーより、個体値ゴミのグラードンディアルガの方が強いに決まっている。

伝説がいないなら、ドサイドンカイリューでも使えばいい。

種族値が低く、かつ攻撃特化のポケモンはどんなバトルでも役に立たない。

厳密に言えば攻撃力が高ければ先制でSP技が打てたり、攻撃と防御の数値でブレイクポイントが発生したりするが、それを考えるのは中級者以上になってからでいい。

 

結論

 

・下位リーグでは攻撃より耐久が高いポケモンを選ぶ

・それ以外ではとにかくステの高いポケモンを選ぶ