二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

2016年秋アニメ総評 魔法少女育成計画が圧倒的

大賞:魔法少女育成計画 評価A


 

「愛と希望の魔法少女」ではなく、「殺戮と絶望の魔法少女を描いたアニメ。

戦う魔法少女はいくらでもいるが、バラバラにされて焼かれ、コンクリートに詰めて海に沈められる魔法少女は他におるまい。

まどかマギカ以上に残酷なストーリーであり、育成計画というより魔法少女バトルロワイヤルと呼んだほうがしっくりくる。

スイムスイムさんの本名って、桐山和雄とかいう名前じゃないよね?

 

魔法少女達が生き残りをかけて戦い、ほぼ毎週誰かが死んでいくため、常にハラハラしながら視聴していた。

特にパートナーのいるキャラほど死亡フラグを立ててくれるので、正直心臓に悪い。

キュウべえは淡々と自分の役割を果たすだけだが、本作のファブは悪意を持って仕掛けてくれるので、ゲス度の次元が違う。

まどマギほど綺麗な終わり方ではないが、今期では断トツに刺激的なアニメだった。

 

次点:競女!!!!!!!! 評価B+


 

萌えや色気もあるが、それ以上にオバカなスポ根アニメ。

原作は絵がイマイチなためそれほどではなかったが、アニメ化によってかなり見栄えが良くなった。

「真空裂尻」のように乳や尻を使った必殺技の数々を放つ度に、思わず吹き出してしまう。

敵味方とも純粋に競って分かり合う古き良きスポーツアニメでもあるため、頭をカラッポにして楽しめる。

 

ワースト:タイムボカン24 評価E

クレオパトラや桃太郎、ライト兄弟など伝説上の人物に おかしな設定をつけてバカにするアニメ。

大人はギャグだとわかるからいいが、子供が本気にしたらどうするんだ。

「むちゃくちゃ面白い新歴史」とか、自分で言ってしまう神経が信じられない。

とにかくジョークが寒く、オチが不快。

 

ベストヒロイン:ぽこ(うどんの国の金色毛鞠)


 

ケモミミ・ケモシッポのモフモフたぬき。

間違いなくこいつが一番可愛い。

オスだけどな!

 

ベストソング:徒桜(信長の忍び)

本編はコメディなのに、やたら切ない曲。

これのせいで、本編までなんとなく切なくなってくる。

信長は最後に明智に討たれることになるから、悲しい結末を暗示しているのかもしれない。

 

<総評>

ランブルバーストがどう見ても遊戯王DMとクリソツで吹いた 評価C-

カテゴリ:PCブラウザゲーム

ジャンル:対戦型カードゲーム

特徴:キャラを三国志にしただけのデュエルモンスターズ

 

ランブルバーストがスタートしたのでプレイしてみたが、なぜかデジャブが止まらない。

ありとあらゆる要素が、どこかで見た気がしてならない。

 

<ランブルバーストの特徴>

・お互いにデッキからカードを引き、キャラを出して殴り合う

・1ターン毎に攻守を交代し、配置フェイズとバトルフェイズを行う

・キャラには攻撃表示と防御表示がある

・攻撃力が相手の攻撃力以上なら破壊し、超過分ダメージ

・防御力が相手の防御以下なら破壊できず、超過分ダメージ

・キャラがいなければダイレクトアタックでライフポイントが減る

・ライフポイントがゼロになったら負け

・召喚コストの高いキャラは生贄回収で召喚

・キャラを防御表示で出すときは、伏せて出せる

・魔法や装備、罠カードを伏せて置ける

・相手が攻撃してきたらトラップカード発動!

 

どう見ても遊戯王です。

ありがとうございました。

 

似たようなTCGはいくらでもあるのから文句は言わないが、いくらなんでも似せすぎ。

もう少しオリジナリティを持たせるべきではなかろうか?

関羽張飛曹操と戦っても、ブルーアイズとブラックマジシャンが戦っても、結局同じことだろう。

 

遊戯王DMデュエリストをターゲットに、クローンゲームを作ったのかなぁ。

ガチャ商売としては正しいのかもしれないが、ゲームとして本当にそれでいいのか。

 

ランブルバースト公式ページ

http://rumble.vector.co.jp/

 

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黒ウィズPCが大型アップデートで重課金ゲーと化した件

クイズRPGの魔法使いと黒猫ウィズが、201612/15に大型アップデートされた。

主な変更点は以下の二つ。

 

①限界突破の実装

②最高レアリティGの追加

 

①は非常に嬉しい。

同じカードを5回まで合成して、元より強くできる。

成長上限の低いキャラでも戦えるようになり、どうしようもなかった上級や眷属級の敵も倒せるようになるかもしれない。

何枚も進化させる手間はかかるが、それでも助かる機能。

 

問題は、②のGカードが課金限定であること。

元々黒ウィズにはゲーム内で手に入る無料赤クリスタルと、お金を出して買う赤クリスタルがあり、どちらでもガチャやコスト強化が可能だった。

しかし、Gカードが出るガチャは課金限定ガチャであり、通常のガチャとは別物。

最強のGが欲しい人は、必ずお金を入れてプレイしなければいけない。

 

課金したほうが強いのは当たり前なので、それに文句を言うつもりはない。

しかし、いくら何でもカードパワーに差がありすぎる。

 

従来の最強カード アナザーS:最大LV70、攻撃力3000~6000

新しい最強カード G:最大LV100、攻撃力10000~16000

 

インフレってレベルじゃねぇぞ

 

イベントで勝てないので仕方なくクリスタル70個買って「奸計元帥ディートリヒ・ベルク」を手に入れたら、これまで30回やっても勝てなかったステージをあっさりクリア。

攻撃強化しかない雷のベルクはまだ甘い。

敵全体に攻撃しつつ味方全体を強化する「星々を詠む叡智ソラナ・カルナ」もぶっ壊れているが、無敵ではない。

一番ヤバイ「煌炎のミカエラセラフィム」は味方を蘇生させるインチキスキル持ちで、これを5枚揃えたら永久機関ができるんじゃないか?

いずれにしても、以前のカードがゴミに見える有様。

 

これがRPGや戦略シミュレーションなら、単に全体のパワーアップで済むが、問題はこれがまがりなりにもクイズゲームであること。

知識と判断力を駆使して相手を倒すクイズゲームで、キャラパワーで無双してどうするんだ。

しょっちゅう不正解になる課金者が全問正解の無課金・微課金を駆逐するクイズ大会とか、根本的に間違っている気がしてならない。

 

バグや不具合がある度に赤クリスタルを配布してくれる運営には感謝しているが、その赤クリスタルでガチャができないのなら、何の意味があるのだろうか?

企業として利益を求めるのはわかるが、いくらなんでも商売が露骨すぎる。

このようなやり方では大量の引退者が出かねないので、スマホ版くらいのレベルで上手く調整して欲しい。

 

魔法使いと黒猫のウィズ攻略まとめ

https://xn--u9jvfi5fv563byzsc.gamewith.jp/

 

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メイドいんジャパン 評価A- 常軌を逸した女装メイド漫画

カテゴリ:一般漫画

ジャンル:メイドコメディ

特徴:完全に気が狂っているが、なぜか美しい

 


 

「ばくおん!」で有名になったおりもとみまな氏の漫画。

変態だらけの「チャンピオンRedいちご」の中でも、一際輝いていた怪物。

元々エロ漫画家だけに性的描写も強いが、それ以上に下ネタギャグが強烈。

そのアクの強さは、ばくおん!や魔法少女猫など比べ物にならない。

見た目が可愛いからといって、うっかり子供に見せると大変なことになる。 

 

主人公の井上成美はなかなかに可愛い女装男子だが、メイド女子高の仲間やお嬢様、自動車会社のCEOといった面々が全てメイドへの歪んだ理想像を持っており、それに感化されながらメイドとしても男としても成長していく。

彼等によるとメイドは日本が誇る最高の文化であるとともに最強の戦士であり、メイドの働き次第で太平洋戦争に勝てていたらしい。

実際にメイドがチハ戦車に乗って米国最新戦車のエイブラムスを撃破するあたり、頭がおかしいとしか言いようがない。

どんなに狂った思想でも堂々と宣言することで、わけのわからない説得力を作り出している。

 

性的描写の苛烈さは、おそらく一般漫画誌でもダントツのトップ。

下手な成年漫画より露骨な下ネタが多く、ジャンプなら確実に掲載不能

有害図書に指定されていないのが不思議なくらいである。

 

お嬢様の放尿を正面から受け止めたり、

両性具有の少女に主人公が犯されたり、

執事学校の生徒が一斉に発射したり、

メイドロボの股間に給油したりする。

 

やってることだけ見るとただの変態なのだが、それを確かな画力と意思が正当化している。

明らかに歪んだ世界の中でも、男とメイドの狭間で思い悩む成美の姿は感動的に映る。

 

「キミは心の中に大きなキンタマを持っている」

 

「君のちんちんは自由(フリーダム。勇気をもってちんちんに従って!」

 

「ちんちんを持つ者は、勝つことでしか物を得ることができない。金も女も名誉も、勝った者にしか与えられないわ」

 

どんな感動的なセリフも下ネタで台無しにしつつ、それでいて心を打つから恐ろしい。

読むだけで社会から後ろ指を刺されそうな気はするが、紛れもない名作だ。

 

とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について→とんでもスキルで異世界放浪メシ 評価E タイトル詐欺で題名変更

カテゴリ:ライトノベル(小説家になろう)

ジャンル:異世界召喚ファンタジー

特徴:完全なタイトル詐欺

 

なろう小説で一番嫌いな作品。

長いことランキング一位の座にあったが、全く面白くはない。

極めてご都合主義的でテンプレな異世界設定が鼻に付くが、それはまだいい。

都合の良すぎる展開やスキルは、なろう小説のお約束だからだ。

しかし、タイトルに「とんでもないスキル」と入れながら、実際は飯と使い魔で難局を乗り切っているのだけは頂けない。

 

主人公のスキルとは「ネットスーパー」で、異世界にいながらアマゾンのようなネット商店から物を取り寄せるというもの。

読者なら誰でも現代社会のアイテムを使って無双するものと期待するだろうが、本作の主人公はそれをしてくれない。

というか、まともに戦ってくれもしない。

食材や調味料をスーパーで取り寄せはするが、本当に活躍するのは主人公の料理技能であり、もっと言うなら料理で餌付けされたモンスターが猛威を振るうのだ。

 

フェンリルを魅了する料理の腕は確かに凄いのかもしれないが、「とんでもないスキルがとんでもない威力を発揮した」とはとても言えない。

単にハラペコモンスターを都合良く利用しているだけだ。

主人公が一切戦わなくても伝説の魔獣が敵を倒してくれるし、食料になる獲物を届けてくれるし、冒険者もフェンリルの主ということで一目置いてくれる。

こういうのを、虎の威を借る狐って言うんだろな。

はっきり言って、こんなに他力本願で不快な冒険譚は見たことがない。

 

 仮にも世界最強の魔獣が、学生の作った飯ごときで懐柔されんなよ。

いくらご都合主義でも、設定に無理がありすぎる。

 

内容とかみ合わないので最近タイトル変更を行ったようだが、それでもまだおかしい気がする。

とんでもスキルって、ネットスーパーのことなのか、それとも料理スキルのことなのか。

あるいはフェンリルに任せて自分は楽をする腐った性根のことなのか。

 

こんな陳腐な作品が上位に居座り続けているのから、なろう小説のランキングは信用ならないのだ。

更新頻度が高いだけの駄作が評価されるような投票システムは止めて、評価点によって作品の優劣をはっきりさせてほしい。

 

とんでもスキルで異世界放浪メシ

http://ncode.syosetu.com/n2710db/

境界のないセカイ(性転換教室) 評価A 性転換の自由を伴った純愛

カテゴリ:一般漫画(原作は成年漫画)

ジャンル:恋愛

著者:幾夜大黒堂

特徴:性別を超えた愛の形

 


 

「性選択制度」のある社会における高校生の恋愛を描いた漫画。

現実の性転換と違い、一定の年齢に達した男女はナノマシン手術を使い、完全に性別を変更することができる。

そのためか本作の男女の境界は非常に薄く、異性に対して警戒心が薄いし、性行為に対しても拒否感を全く感じない。

男女がいずれも遠慮なく付き合える世界観は、本当に美しい。

 

好きな相手が同性だから異性に変わる男もいれば、スポーツ選手になるために男性に変わる女性もいる。

いとも容易く自分の性別を捨てるのはおかしいと感じる人もいるかもしれないが、溢れんばかりの愛情の前には自然と納得してしまう。

幾夜大黒堂氏の描くキャラは、どうしてこうも魅力的なのやら。

 

好きな女性が男になったら、愛せないのか?

好きな男性が女になったら、愛せないのか?

その程度の葛藤など、この世界はとうに超えている。

この本を読むと、ジェンダーだの同性婚だのといった些事がどうでもよく感じられるだろう。

 

ちなみにこの作品はマンガボックス連載中に、人気があるにも関わらず打ち切りに合っている。

結果的に他社に移動して単行本化したが、LGBT団体へのくだらない配慮には吐き気がする。

男女平等という名の差別を作るフェミストも、性的少数の権利を主張するアホも、社会にとっては害悪。

愛とは自分の中にあるものであって、世間が決めた枠組みにどうこうされるものではない。

 

魔法使いと黒猫のウィズ PC版 初心者向け攻略のコツ

カテゴリ:ソーシャルゲーム

ジャンル:クイズRPG

特徴:知識よりガチャと育成が大事

 

人気スマホゲームのパソコン版だが、覚醒など未実装の機能が多く、2016年時点では不具合や不便な点も多い。

クイズに正解さえすればいいマジアカと違ってRPGの側面が強く、キャラが弱いと全問正解でも打ち負ける。

課金なしでも十分プレイできる内容だが、素体となる強キャラが手に入らないため、プレイ時間や腕で差を縮めるのは難しい。

 

猫はともかく、ヒロイン(?)が全く可愛くないのが不満。

最初に彼女を見た時、男主人公かと思った。

ちなみに私はMIXIプラットフォームでプレイしているが、ヤフーモバゲ等でも特に変わらない模様。

 

<攻略のコツ>

①デッキは単色or二色で組む

お任せ編成にすると3色使われることが多いが、できるだけ属性を減らしたい。

属性が多いとどのパネルでも攻撃できるが、その分攻撃キャラが減ってしまう。

 

②序盤のクリスタルはカード所持数限度の上昇に使う

進化や強化の素材がやたら多いため、あっという間に満杯になってしまう。

ガチャやデッキコスト上げにクリスタルを使わず、序盤は全て所持数に回すこと。

 

③レベルは一度で限界まで上げる

リンドリ等と同じ生贄合成システムで、レベルが上がるほど費用がかさむ。

一度に複数の魔導書を生贄にして、最大レベルにすること。

 

④レベルは魔導書で上げる

魔導書を除くカードの経験値は非常に低い。

Cランク以下の強化素材は全て売却して構わない。

ただし、進化素材は一切捨てないこと。

 

⑤フォローは強い相手を選ぶ

フォローすると最大魔力が上がるので、限界まで行うべし。

一体死ぬと、フォロー先のリーダーが応援に来てくれる。

できるだけレベルが高く、強力なリーダーを持った相手をフォローすること。

相互フォローにするとスキルがすぐに発動できるため、自分のリーダーも強めにして相手を誘うと良い。

現状クランに加入するメリットはあまりない。

 

⑥パネルシャッフルのスキルが最強

クイズがいくら簡単でも、色が合わないと一方的に殴り負ける。

ある意味色事故が本作における最大の敵。

二色ならなんとかなるが、単色の場合は必ずパネルシャッフルを入れること。

全ての色を変える技は必要正解数が多いので、より安価なシャッフルを使いたい。

フォローのお助けキャラも、シャッフル持ちが回復持ちを選びたい。

 

ウィズセレクションガチャで出る「世紀の奇術師マギカ・ルーシュ」が凶悪。

ランクSかつ正解数2でパネルがシャッフルできるとか、まじチート。

 

⑦クイズは簡単だから落ち着け

早く答えるとアンサースキルが発動するため急ぎたくなるが、そこまで慌てる必要はない。

複数属性パネルだと難易度が上がるが、単属性パネルの問題はかなり簡単。

問題読まずに回答だけ見ても、消去法で正解できることもある。

問題数も少ないので、最悪全て覚えることも不可能ではない。

とにかくリラックスし、チェーンを繋げるようにしたい。

 

魔法使いと黒猫のウィズ公式ページ

http://core-edge.jp/kuropc/

 

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クリス・クロス―混沌の魔王 評価B SAOの元になったVRMMOライトノベル

カテゴリ:ライトノベル(電撃文庫)

ジャンル:バーチャルRPGノベル

特徴:設定がSAOと殆ど同じ

 

ソードアートオンラインを初めて読んだときの感想は、設定に全く新鮮味がないということだ。

その理由は、SAOより十年以上前にクリスクロスというライトノベルを読んだから。

クリスクロスの話をまとめると、以下のようになる。

 

・新作ヴァーチャルリアリティゲームに参加

・途中から急にログアウトできなくなる

・怪我をしたら痛みを感じ、ゲーム内で死ぬと現実でも死亡する

・誰かがゲームをクリアするまで、全プレイヤーは解放されない

・デスゲームを仕組んだ犯人は開発者

・仲間の中にスタッフがこっそり入り込んでいる

 

主人公のゲイルの職業が盗賊だったり、全体的に大人びたキャラが多かったり、細かな差異はあるが、設定の殆どが同じ。

SAOのファンがクリクロを読めば、あまりの類似性に驚くだろう。

 

別にSAOやログホライズンパクリと呼ぶつもりはない。

MMOをテーマにした作品は沢山あるし、空想の世界ではゲームの世界に閉じ込められるのは日常茶飯事だ。

だが、同じ電撃ゲーム大賞で受賞したクリクロがそこそこ有名だっただけに、「もうちょっと捻れよ」と思ったのも確か。

 

クリクロにはSAOのような萌え要素はないが、話としてはよくまとまっている。

むしろこの内容がたった1巻でよくまとめたものだと思う。

SAOのようなご都合主義は少なく、登場人物や行動に説得力があるのも良し。

 

・戦士や魔法使いを選んだプレイヤーが多すぎて、僧侶職が足りなくなる

・ヒーラーがMPをケチって仲間を死なせ、嫌われる

・装備が足りないので倒した鬼面武者から剥ぎ取る

 

といった実際のゲームでありそうな描写が多く、話に入り込みやすい。

非現実を利用した過酷なトラップや、仲間の死を乗り越えてドラゴンに挑むラストバトルも熱い。

総合的に見ればSAOより面白かったと思う。

 

はぐれアイドル地獄変 評価A- エロだけで終わらない本物の格闘アイドル

カテゴリ:青年漫画

ジャンル:お色気コメディ(格闘漫画?)

特徴:エロさと強さの両立

 


 

・売れないアイドルのAV出演

・100人組手で負けたら貞操を奪われる

・おっぱいでスイカ割り

・全裸少女がお風呂でガチンコバトル

と書くといかにも安っぽいエロ漫画の展開に思える。

実際にエロ漫画としての期待は一切裏切らないし、実用性は高い。

しかし、それ以上にこの作品には格闘技に対する強い拘りと、綺麗事では済まない芸能界のリアリティを感じる。

これは間違いなく、本物だ。

 

ただ胸でスイカを割るだけでも、過重と勢いを考慮して割れるだけの理由を付ける。

それでいて、おっぱいの柔らかさと色気を忘れない。

大食い対決でも、痩せの日本人が消化不良によって大食いを成立させていることを丁寧に説明する。

それでいて、バトルの熱さを忘れない。

格闘技においてもただ殴るだけでなく、一つ一つの攻撃と防御に意味を持たせ、まるでバキのような蘊蓄によって説得力を作り出している。

この作者は、本当に頭が良いんだろな。

 

・筋肉質でありながらグラマーな巨乳少女

・可愛いロリ少女

・マッチョでガタイの良い大男

など、それぞれの裸体がきちんと書き分けられている所が、ただのエロ漫画と一線を画す長所と言える。

少年漫画で時折見られるサービスシーンには、この漫画のような精緻な女体描写はない。

成年漫画のヤルだけの裸体には、この漫画のような躍動感がない。

筋肉・脂肪・骨をバランス良く描き、魅力的な身体を作り出す高遠るい氏の画力に感服した。

 

巨乳少女の表紙に惹かれてこの漫画を手に取る人の多くは、ただのエロ目的だろう。

(もちろん私も)

それは間違っていないし、事実としてるい氏の描く女体は非常にエロい。

しかし、一度単行本を読み終われば、その期待は良い意味で裏切られるだろう。

褐色の少女の空手の中に、作者の高い知能と作品に対する真摯さを感じるはずだ。

 

ポケットモンスターレジェンド 評価C- 何かがおかしい改造ポケモン

カテゴリ:改造ゲーム(ゲームボーイアドバンス)

ジャンル:ポケモンRPG

特徴:ポケモンと無関係なキャラが多く登場する

 

ファイアレッドを改造したゲームの一つ。

ジャンプ漫画を含む数々の作品のキャラがポケモンとして登場する。

 

原作同様最初に一匹を選ぶことになるが、なんと

ピカチュウ

・エレキオス

カービィ

の三体から選択。

初期状態から「そらをとぶ」を覚えているカービィの強さに脱帽。

 

町の北に出て草むらを歩いていると、出てきたのはコラッタではなくドラえもん

見た目通り鋼タイプなので硬い。

戦ってレベルを上げると何に進化するのかと思いきや、あろうことかナルトに進化。

しかも九尾の狐状態というのだから意味がわからない。

 

その他にもポケモンが漫画キャラだったり、一見普通のポケモンでも育てたら別作品のキャラに進化するため、その度に頭を抱えることも請け合い。

 

カービィ(ノーマル飛行)→Fカービィ(格闘飛行)

空を飛びつつドレインできる優秀キャラ。

進化後にムーンストーンを使うと、また元に戻る。

 

ピカチュウ→GOD

サンダーストーンでライチュウになると思いきや、まさかの神へ進化。

ヌケニンと同じ特性を持っているため、地面以外の攻撃が無効。

完全にチートだが、こいつがいないとクリアは難しい。

 

ドラえもん(鋼)→ナルト4(悪炎)

どうしてドラえもんが全くタイプの違う狐になるのやら。

進化後はケッキングと同じで、強いが2ターンに一度しか動けない。

 

・サスケ(格闘炎)→サスケJ(悪炎)→サスケ2(電気エスパー)

進化する度にタイプが変わる変わり種。

呪印状態になったり正義に目覚めたりするので、ある意味原作に忠実。

 

古手梨花(格闘エスパー)

特性はヨガパワー。

どう見てもチャーレムです。

 

ニャース夜神月(悪)

死神の鎌を持ち、原作通りデスノートを使用。

しかし、未来予知と同じなので強くはない。

 

黒崎一護(鋼格闘)

鋼タイプで加速の特性を持つ優良ポケモン

刀を持っているのに、なぜかいあいぎり(ししソンソン)を覚えない。

 

他にも前原圭一、ルフィ、ゾロ、のび太我愛羅六道骸など古今東西の漫画・ゲームのキャラが大集合。

技名も作品に合わせて入れ替えてある(ものまね→写輪眼)ため、ニヤリと来る場面が多い。

 

残念ながら未完成であり、バグも非常に多い。

というか、バグなのか仕様なのかよくわからない点が多すぎて困る。

適当な家やポケモンセンターに入るだけでもバグって脱出不能に陥るため、お世辞にもプレイしやすいとは言えない。

 

最初の研究所からしてレベル80~100のポケモンがゴロゴロしているので、無敵のGODを使っても厳しく感じるほど。

特にファイヤー、サンダー、フリーザー(レベル90で地震持ち)を使ってくるサカキが鬼畜すぎる。

 

一番酷いのは、出入りが有料ポケモンセンター

パソコンを使うために入るだけで200円取られ、回復すると「2000円払えやコラ!」ジョーイさんに恫喝される素敵仕様に泣いた。

 

この作者、ホントにいい趣味してるな。

ぜひ完成版をプレイさせてほしい。