カテゴリ:少年漫画(ジャンプ)
ジャンル:シャーマンバトル漫画
特徴:面白いけど、設定破綻が多い
かつての少年ジャンプ看板漫画の一つ。
生死を扱う作品だけあって一つ一つの言葉に重みがあるが、設定はかなりいい加減。
作中の矛盾の数は、キン肉マンに次ぐほど多い。
・巫力300の蓮がトップの力で予選を通過
⇒125万のハオをはじめ、万超えのキャラがゴロゴロしている
・巫力は死なない限り変動しない
⇒怪我しても、グレートスピリッツ見ても、修行しても上がる
しかも数百倍にインフレ
・オーバーソウルはオーバーソウルでしか破壊できない
⇒キョンシーがあっさり破壊。後半は何もなくても無効化可能。
・オーバーソウルが破壊か放出されないと、巫力は減らない
⇒いつの間にか万単位で減ってる
・人を殺した罪は消えない
⇒何人でもあっさり蘇生
・天使は神に次ぐ高等な霊
⇒スーパーカーでした
・5人の戦士の力を合わせてハオを倒そう
⇒プリンセスハオで打ち切り
リアルタイムで最初から読んでいたし、素晴らしい漫画だとは思う。
だが、このデタラメな設定はなんとかならなかったのか。
これのおかげで、せっかくの名言が信用できなくなってしまった。
一応この矛盾っぷりも魅力の一つではあるのだが。
アニメ化までした人気作品でありながら、最終章の人気低迷で打ち切られ、ミカン(未完)で終了したのも有名。
完全版の書き下ろしで綺麗に終わったからいいのだが、それなら打ち切らなくて良かったのではなかろうか。
ちなみに続編のゼロやフラワーズにおいて、前作の仏ゾーンとシャーマンキングが同一の世界であることが確定している。
ガンダーラのボスにして神クラスのサティは仏ゾーンのヒロイン本人であり、動く仏像どもは全員オーバーソウルだったことになっている。
連載が完了して何年も経ってから、次々と新しい事実が判明していくのだから、本当にいい加減な作品である。
まぁ、そんな所も面白いのだが。
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