二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

召喚指揮候補生 評価C+

カテゴリ:PCフリーゲーム(ウディタ)

ジャンル:ファンタジー風先読みジャンケン

特徴:キャラ沢山いるけど、実はただの限定ジャンケン

 

 「帝国魔導院決闘科」の次回作であり、システムも類似点があるが、こちらは推理力が試される。

召喚できるキャラは、カイジで言う限定ジャンケンのカードであり、敵の攻撃属性と自分の属性の相性で一方的にダメージを受けたり、与えたりする。

 

例えば攻撃属性は「魔」「剣」「戦」があり、相手と違う属性で攻撃すれば一方的に勝てる。

相手は攻撃前に「斬りかかろうとしている」みたいなヒントをくれるので、魔法か戦術でやり返せばいい。

防御する場合は、逆に相手と同じ属性を選ぶ。

 

これだけだとただの後出しじゃんけんなのだが、一度使ったキャラはしばらく使えないのがミソ。

 

・魔法攻撃をしてきそうだけど、ちょうど良い攻撃がないから防御で耐える。

・相手の属性に合わせてカウンターを決める。

・リードタイムの長い強力攻撃を温存する

・バランスが悪いから、キャラを入れ替える

・とにかく一撃の威力が高いキャラばかり入れておく

といった取捨選択が楽しい。

普通のRPGでは役立たない防御・カウンタースキルが、かなり活きている。

 

キャラは使い込めば成長し、イベントが見られるようになる。

断片的でよくわからない所も多いが、それが想像力をかきたてる。

 

残念なのは、 後半かなり運任せになってしまうことか。

敵の攻撃前動作が酷く抽象的になり、しかも複属性攻撃が多いため、攻撃しづらい。

ひっかけ問題みたいな物もあるし。

 

それにしても、防御や反撃が有効なゲームって素晴らしい。

「レベルを上げて物理で殴る」ようなRPGとは絶対に違う戦いができるので、カウンター好きの人にはお勧め。