やっちまった。
可愛い女の子が銃撃する度に、尻と胸が揺れるので有名なメガニケ。
一般向けゲームの安っぽい色気に釣られる俺様じゃねえんだが、チェーンソーマンのコラボはダメだった。
マキマさんの尻を見ろと俺の中のデンジが叫びやがるもんで、ついうっかりプレイしてしまったんだぜ。
無課金で始めて10連ガチャでマキマを2枚抜きしたまでは良かった。
さらに単発を数回やってクソ悪魔のパワーの奴まで出てきて、思わずガッツポーズを決めたところまでは最高だった。
だが、実際に編成して銃撃戦に挑んだところで気付いたんだよ。
俺達は騙されてたってな。
信じられねぇことに、マキマさんはコートを羽織ってた。
前を止めずに背丈ほどの長大なコートで背中から足元まで隠してやがった。
何が言いてぇかと言うと、ケツが見えねぇってことだ。
背中(ケツ)で魅せるRPGで尻がコートで隠れて見えねぇなんて、とんでもねぇ優良誤認じゃねえか。
速攻で消費者センターに通報して、即サ終でも文句は言えねぇ。
全国の青少年が股間のチェンソーを勃ち上げて、盛んに炎上しまくったぜ。
だが、ここの運営は俺の予想を完全に超えていやがった。
なんと不満の声を聞いてすぐ、衣装差分を実装してみせたんだ。
つまり、プレイヤーはいつでもマキマのコートを脱がせて、尻を見れるってことだ。
なんてこった。
こんな変態に・・・いや、紳士に配慮した運営は見たことがねぇ。
返金だとか上方修正だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。
それにしても、この戦争と尻はすこぶる相性がいい。
究極的に男が求めるものは、だいたいその二つしかないからだ。
古来から武器を持って狩りに勤しみ、女のケツを追いかけて子孫を残す。
弾薬の雨に晒されながら揺れる女体を描写するシステムが、危険が迫るほどに種の保存に対する欲求が強まるオスの本能に合致したわけだ。
俺はガンシューティングはズブの素人だし、複雑なスキル説明やシミュレーションの長ったらしい説明は読んでもいねぇ。
だが、オート完備でゲームを落としていても勝手に育成素材が集まるシステムのおかげで課金せずに進められてる。
要するに半分はシューティングで、もう半分は放置ゲーってことだな。
「ケツは見たいが難しい操作は嫌だ」
そんな変態紳士の腐った心を知り尽くしてやがる。
つくづく恐ろしい運営だぜ・・・