二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

愛人[AI-REN]評価S 世界は人殺しの夢でできている

カテゴリ:青年漫画(ジェッツコミックス)

ジャンル:SF恋愛

著者:田中ユタカ

特徴:本当の愛情とは何かを教えてくれる至高の傑作

 


 

日本語で愛人というと浮気相手のことだが、中国語では恋人や配偶者のことを指す。

本作の愛人(アイレン)は余命いくばくもない末期患者に与えられる人造人間であり、作り物であるが故に全力で患者を愛してくれる。

通常の恋愛で見られるような相手を推し量ったり、結婚に悩んだりする感傷はこの作品にはない。

残された日々と愛する人と共に過ごす、ただそれだけの物語である。

 

主人公のイクルにもアイレンのあいにも寿命が殆ど残っていないが、それは彼等二人に限った話ではない。

この世界の人間は種としての寿命が近づいており、環境破壊と戦争、遺伝子欠陥によって滅亡寸前にある。

既に自然生殖の能力すら失っており、子供を作るためにセックスをすることすらない。

 

滅びゆく人類に翻弄される男女といえば「最終兵器彼女」が近い作品と言えるが、全くレベルが違う。

理不尽に展開し、謎の超能力や超技術で無理矢理話を畳んだ最終兵器彼女とは違い、完全に作られた世界観において、現実的で冷酷な物語が展開される。

それ故に奇跡はなく、イクルにもあいにも、もちろん人類にも何の救いも与えられはしなかった。

圧倒的な科学力で戦争を止めた宇宙人(HITO)ですら、ただの幻に過ぎなかった。

 

世界が死にたえようと
あなたが死んでしまおうと
わたしが死んでしまおうと
そんなのたいしたことじゃない
そんなのたいしたことじゃない

 

救いも奇跡も必要ない。

ただ世界には幸運な死者と不幸な人殺しだけがいて、生き残った人殺しが傷を舐めあって生きるのみ。

 

宇宙は決して、個人の生存や繁栄を望んだりしない。

けれど、我々人類は相手を許し、認めることができる。

人を許し、「生きていて良い」と伝えることが愛情である。

 

30年以上漫画を読み続けてきたが、結局アイレンより優れた恋愛漫画はただの一つもなかった。

もしもこの18年前にこの作品と出会っていなかったら、私の恋愛観は全く別のものになっていただろう。

それほどまでにアイレンは美しく、衝撃的な傑作だった。

 

魔王の秘書 評価B+ 有能すぎるが故の害悪

カテゴリ:一般漫画

ジャンル:異世界ファンタジーギャグ

著者:鴨鍋かもつ

特徴:魔王より人間の方が遥かに危険

 


 

勇者と魔王が戦うテンプレ異世界で、有能な秘書が魔王に加担して世界を脅かす漫画。

秘書は元々国王に仕えていた人間なのだが、あまりにも有能すぎるため、魔王軍の世界征服に対しても異常なまでの貢献をしてしまう。

 

・弱い魔物から送るのは愚策。強い魔物は勇者に直行。

・ダンジョンにアイテムを置くと敵の戦力が強化されるので、全て撤去

・蘇生手段を断つため、神官や僧侶を殺そう

・直接戦闘は犠牲が出るので、呪いや病気を流行らせよう

 

といった感じで、RPGのあるあるを片っ端から合理的な戦術で埋めていく。

こんなリアルな戦い方をしたら、世界なんてあっという間に滅んでしまう気がする。

 

発言はやたら冷酷で過激だが、秘書の可愛さは圧倒的。

少女のような容姿と

「頑張って世界から人間を根絶やしにしましょう!」

と躊躇いなく言う性格のギャップがたまらない。

ホント、どっちが魔王だよ。

 

 優秀な人間というのは味方にすれば頼もしいが、敵になればそれ以上の脅威になるもの。

くれぐれも敵に回さないように気を付けたいものである。

キーボードマクロUWSCでドラクエ風RPGの自動レベル上げbotを作ろう

もんむすくえすとの熟練度稼ぎが面倒なので、キーボードマクロで自動育成をすることにした。

ただのレベル上げならうさみみハリケーンでチートした方が早いが、熟練度や素材など複数の取得物があると改造する方が面倒なこともある。

そもそもチートコードやアドレスが見つからなかったり、改造対策が施されているゲームもあるので、そういった場合はマクロが役に立つ。

 

エクセルでマクロを作った人はわかるだろうが、マクロとは基本的に「人間の操作のコピー」になる。

一度動作を記録すれば全く同じように動いてくれるので、何度も同じことをする必要がない。

ドラクエのマップ移動と戦闘中の連打を記録すれば、勝手に雑魚と戦ってをしてくれる。

マリオのジャンプとダッシュを記録すれば、勝手にステージをクリアしてくれる。

臨機応変な動きはできないが、ルーチンワークには最適。

もちろん、ゲームとしての楽しさは壊滅的になくなるし、ゲーマーとしては最低の行為だが。

 

マクロツールやBOTは多数あるが、私は操作がわかりやすいUWSCを愛用している。

反応性がいまいちで精密な動作ができないのが難だが、単純な動作には十分。

Pro版もあるが、適当にゲームするだけならフリーソフトでいい。

 

以下にドラクエやFFみたいなRPGで自動レベル上げをする手順を示す。

(かなり適当で初心者向け)

 

UWSCをダウンロードする

 

UWSCと対象のゲームを起動させる

 

③敵の弱い場所に行き、ゲーム内のオート機能があればONにしておく

 

④Alt+3で記録開始

 

⑤左右移動して敵とエンカウントし、ボタン連打で倒す

 

⑥Alt+2で記録終了

 

⑦適当な名前でファイルを記録する

 

⑧Alt+1で再生し、正常に戦闘が行われることを確かめる

 

⑨作成したファイルをループ化するためにテキストで編集

 

⑩プログラムの最初に「While 1」、末尾に「Wend」を挿入して保存

 

Alt+1で再生し、延々と移動・戦闘が行われることを確認

 

⑫止めたくなったらAlt+1で一時停止

 

本来これはPCの全操作に対応するもので、ゲームでなくともあらゆるルーチンワークに応用できる。

毎日無駄な作業の繰り返しをしていると思ったら、マクロ化してみるのも一興かもしれない。 

 

UWSC公式サイト

http://www.uwsc.info/download.html

 

 

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG 中章 評価A ポケモン+ドラクエ以上のやりこみゲー

カテゴリ:アダルトゲーム

ジャンル:モンスター逆レイプRPG

特徴:エロゲというよりやりこみ育成ゲームとして見るべき

 

もんぱら前章の続編だが、もんむすの数が大幅に増加し、仲間にできるキャラだけで300体以上存在(バトルファッカーや男も含む)する。

全てのキャラに対してドラクエ同様(というかそれ以上)の転職と転種ができるため、全部育てようと思ったら何年かかっても終わらない

当然全部のもんむすに敗北・おねだり時の逆レイプシーン(逆転なし)が存在するため、それを全て見るだけでも膨大な時間がかかるだろう。

中には人間とはかけ離れたモンスターも複数存在するため、見たくないものも多々あるのだが。

ゾンビや触手のHシーンとか、いったい誰得なんだか。

 

同人絵師の絵には当たり外れがあるので、正直エロゲとしての実用性は疑問。

あかざわREDのアルマエルマやグランベリアあたりは文句なしだが、瀬戸内などはやはりレベルが低い。

ガチ18禁の作品ではあるが、RPGとしての完成度とシナリオの方を重視したい。

 

本作では黒のアリス(過去の魔王)や勇者ハインリヒ、アルマエルマ(四天王)、各種クィーンモンスターが仲間になるため、前章のモンスターが若干見劣りするのは否めない。

しかし、職業と種族、ドーピングによって誰でも強くなれるので、好みのもんむすを見つけて、それをひたすら鍛えるのが鉄則だろう。

シナリオ上の分岐は多いが、周回プレイがあるため何度でも好きなメンバーで進むことができる。

 

ちなみに私は、

・パンツ先生(パンツを盗むだけしか能がない人)

・オーラン(素材を盗む鍛冶師)

だけをひたすら使っていた。

もちろん人間だから弱いし、攻撃系の特性も一切ないのだが、それでも鍛えれば最強になるのだから驚きだ。

中章で人間からワームサマナーや吸血鬼に転種できるようになったのも大きい。

次はスカトロ大佐(シャアのパロディ)と花京淫(ジョジョのパロディ)でも育てようか。

ちなみにダザイ(太宰治のパロディ?)が諸事情でボツになっていたが、この二人が良くてダザイがダメな理由がわからない。

 

ところで、花京院の固有アビリティが

そして集いしスターダスト
100年目の目醒めに呼ばれて
男たちは向かう
時の砂を越えるJourney

になっているのだが、いったいどういう効果なのだろうか?

本気でわからないので、わかる人がいたら教えてほしい。

 

無数のモンスターを育てるゲームといえば、やはりポケモンが真っ先に思い浮かぶ。

「つよいポケモン よわいポケモン 
 そんなの ひとの かって
 ほんとうに つよい トレーナーなら
 すきなポケモンで かてるように がんばるべき」

とはポケモン四天王カリンの名台詞である。

これは素晴らしい思想だと思うが、実際のポケモンは弱いモンスターを育ててもたいして強くはならなかったし、強力な技も覚えなかった。

そもそも種族値の限界があるのだから、伸びしろがなさすぎる。

愛さえあればいくらでも強くなれるもんむすにこそ、この言葉を使ってほしい。

 

ちなみに中章には前章(BFとおねだり以外)が含まれているので、バトルファックを追加しないなら前章を買う必要はない。

 

ゴブリンスレイヤー 評価B+ 小鬼だけを虐殺する英雄

カテゴリ:ライトノベル→漫画

ジャンル:異世界ダークファンタジー

特徴:ゴブリンさえ殺せばそれで良い

 


 

ひたすらゴブリンを狩る冒険者を描いた漫画。

動機が復讐か使命感かは不明で主人公の表情すら見えないが、ゴブリンをブチ殺すことにかけては右に出る者はいない。

アンケートページにも「アンケートよりゴブリン退治だ!」と記載されている徹底っぷりで、この作者は小鬼になにか恨みでもあるのだろうか?

 

灰と幻想のグリムガル」のように雑魚モンスターの凶悪さを描いた作品は珍しくないが、本作の残酷描写は群を抜いている。

村を襲い、資材を奪い、女を攫うゴブリンの凶悪さは、ただ獲物を食らう怪物と違って実に生々しい。

人外によるレイプシーンはかなり露骨なので、それも人気の理由の一つかもしれない。

 

ゴブリンは平気で人間に危害を加えるが、ゴブリンスレイヤーによる報復はその比ではない。

命乞いをしていようが、躊躇いなく惨殺。

死んだふりをしていても、きちんとドドメをさす。

生まれたばかりの赤子であっても、容赦なく頭をカチ割ってくれる

 

最近はゲーム感覚で敵を狩るか、敵と対話で共存を図る生ぬるいファンタジー作品が多く、他種族と殺し殺されるカタルシスを忘れがちだ。

そんな時はこの作品を読んで、生存競争の残酷さを思い出してほしい。

 

 

2017年春アニメ総評 正解するカドに振り回され、エロマンガ先生に癒された

大賞①:正解するカド KADO:The Right Answer 評価A-

久々に表れた良質なSFアニメ。

異方人のもたらすオーバーテクノロジーで地球人類を覚醒させ、先の見えない展開で視聴者を虜にしていく。

未知の存在の圧倒的な存在感を醸し出しながら、丁寧に説明しながら理解を浸透させる手腕は見事と言う他ない。

次にどんな技術が出てくるのか、それによって地球人がどう変わっていくのか、常にワクワクドキドキしなから観させてもらった。

 

しかしながら謎が解けるにつれて展開が収束し、最終的には対決に近い構図になってしまったのが非常に残念。

エイリアンの思惑がはっきりしていることが悪いとは言わないが、それよりも超技術を得た人間がどんな道を選ぶのかに重点を置いて欲しかった。

もしも異方の介入を最小限にして人類の未来を描き切っていたら、間違いなく殿堂入りしていただろう。

 

大賞②:エロマンガ先生 評価A-


 

カドとは全くタイプが違って比較にならないので、こっちも大賞にした。

俺妹をさらにご都合主義にして、ひたすら萌えに特化させたような作品。

10代の人気作家で義理の妹がイラストレーターで隣に美少女作家が引っ越してくるデタラメな設定だが、とにかくヒロインが可愛い。

タイトルに反して性描写は軽いが、一挙一動がチャーミングすぎて萌え死ぬ。

 

ベストヒロイン:山田エルフ先生(エミリー・グレンジャー)

妹の和泉紗霧やめぐみんなど魅力的なヒロインしかいないが、やはり包容力と実力を兼ね備えた山田エルフ先生に軍配が上がる。

人外ゴスロリながら一番の常識人っぽいところが好感度高い。

 

次点①:恋愛暴君 評価B


 

やたら可愛くてハチャメチャな恋愛コメディ。

天然ボケとヤンデレとシスコン百合とブラコンがものすごいテンションで駆け抜けていく。

頭にナイフ刺されても意にも介さず、自分の欲望に忠実に走り続けるグリが非常に楽しそうで良い。

とにかく軽くて楽しいアニメが見たい方にお勧め。

 

次点②:進撃の巨人 評価B


 

言わずと知れた大作。

巨人の戦闘の迫力はすさまじく、演出に金がかかっているのを感じる。

原作に忠実に進行しながらも、原作以上に伏線が丁寧でわかりやすい。

ただ、今後の展開で対人戦にシフトしていくので、原作的には今期がピーク。

3期が決定しているだけに、今後がやや心配。

 

ワースト賞:サクラクエスト 評価C-


 

過疎地の村おこしを題材にした妙にリアルなアニメ。

非常に丁寧に作られてはいるが、本物の過疎地に住む地方民からするとかなり不快。

実際の村には美人の国王なんてやってこないし、有能な人材が集まって企画を立ち上げることもない。

かといってご都合主義に突っ走って大成功してくれるわけでもなく、所々で商店街とトラブルが起きるため非常にストレスが溜まる。

2クールなのでこれから盛り上がるかもしれないが、成功にせよ失敗にせよ納得の行かない部分は残るだろう。

アニメと現実の不整合をどうやって埋めるつもりなのだろうか?

 

  • Re:CREATORS B- 作家と被造物が対等の立場に立って話し合う設定が面白い。
  • GRANBLUE FANTASY The Animation D あまりにも平凡すぎる王道ファンタジーRPG
  • タイガーマスクW B- 無駄な話が多いが、終盤のプロレスは非常に熱く燃える
  • ドラゴンボール超 C- 展開が遅すぎて、いつまで経っても力の大会が始まらない
  • 有頂天家族2 D 狸が悪い意味で人間臭く、可愛くない。適当なデザインはどうにかならんのか。
  • アリスと蔵六 D あまりにも古臭く、作画がショボすぎる。
  • ID-0 D+ 宇宙開発やロボットへの人格移植など、設定が現実離れしすぎて感情移入しづらい
  • つぐもも C+ 現代版天地無用みたいな感じ。意外とお色気要素が強く、年頃の男の子向け。
  • 僧侶と交わる色欲の夜に…C- 露骨にエロい少女漫画。積極的に迫る坊主が気持ち悪い。
  • 世界の闇図鑑 D- 非常に出来の悪い怪談。素人だってもっとマシなホラーを書くだろう。
  • 笑ゥせぇるすまんNEW D+ 良く言うと過去作に忠実。悪く言うとワンパターン。

魔法使いと黒猫のウィズPCがクソゲーすぎて逆に面白い

クイズゲームなのにクイズが必要ない

クイズに正解しても一方的に撲殺される

クイズなんかいいからガチャを回せ

という本末転倒っぷりで有名な黒ウィズだが、コアエッジが運営するPC版のクソっぷりはその程度ではない。

他のブラウザゲームではありえない珍事や不具合のオンパレードで、これでもかとプレイヤーを苦しめてくれる。

あまりにも面白いので、そのほんの一部ではあるが、ここで紹介したいと思う。

 

①G精霊とS精霊、無課金ガチャと課金ガチャの異常な格差

 

このゲームにおいてG精霊は神であり、S以下の精霊はゴミである。

G精霊を引ける課金ガチャだけが戦力になり、ゴミしか引けない無償クリスタルはただの魔力回復アイテムでしかない。

G精霊の単価は基本150クリスタル(1万円)。

一応S精霊をGに進化させることは可能だが、A++をSに進化させる場合の100倍は難しい。

誇張ではなく、本当に100倍の手間と戦力が必要。

 

詳しくは下記記事を参照

mastersin.hatenablog.com

②魔導杯途中終了事件

1~2ヶ月に一度ぐらい全プレイヤー参加のトーナメントが3日間かけて行われるが、なんと2日で終了するという珍事が発生した。

最終日に頑張ろうと思っていたプレイヤーはいきなり大会が終わって、さぞ落胆しただろう。

原因は不明だが、単なる設定ミスと思われる。

 

結果的に「大会賞品を全員に配る」というコアエッジには珍しい大盤振る舞いを行い、強力な自爆スキルを持ったオジル・ケールが配布された。

そのおかげで不満は収まったが、その判断が次の事態を引き起こした。

 

③ドキッ!ドラゴンだらけのレイドイベント!

レイドとはクランで同じ強敵をひたすらブン殴り、ダメージを競うイベント。

ランキング専用のガチャ精霊が有利になるかと思いきや、なんと上位が竜だらけになってしまった。

直接の原因は最初の覇級クエストで手に入った「迫る終末の化身エンシャント」が「竜の数だけ竜を強化」という種族特化性能を持っているせいだが、1人1枚しか手に入らないため、本来ならそこまで強力になるはずがなかった。

 

それがキチガイじみた性能を発揮したのは、フレンドのカードを1枚だけ借りられる助っ人システムと、前述の大会で配布された「武術界の生きた伝説オジル・ケール」(通称ネテロ会長、あるいは自爆爺)が原因。

レイドは即時SSが使える特殊仕様のため、自爆爺は戦闘開始直後にメガンテして助っ人に入れ替わることが可能。

かくして種族効果が2倍掛けになり、どこを見ても竜しかいない異様な光景になってしまった。

これ自体にプレイヤーに不利になる要素はなく、むしろ無課金が大活躍できた非常に稀有な例である。

 

④凍結だ!何もできずに死にさらせ!

毒だのAS封印だのSS封印だの理不尽な状態異常が多い黒ウィズだが、新たに追加された凍結は次元が違う。

凍結状態のキャラは一切の行動ができず、クイズに正解した所で攻撃もできなければスキルを使うこともできない。

それだけなら溶けるまで待てばいいのだが、敵の攻撃を受けると即死する鬼仕様。

しかも先制で凍結攻撃を食らうため、先に倒すこともできない。

かくして運悪く凍結されたキャラは、おとなしく死を待つ他ない。

 

ただし、凍結にかからない潜在能力・回復させる精霊は存在するため、それを使えは攻略は可能。

しかし、その精霊は有償ガチャ専用であり、当然以前には存在しない。

つまり、「クリアしたければ課金してね♪」という運営の心温まるメッセージである。

 

スタッフのドS鬼畜っぷりは留まることを知らず、他にも

・ボスの50%耐性をうっかり100%耐性(無敵)にしちゃった♪

・数ターンの鉄壁を100ターンにしちゃった♪

といった攻略不能なバグを度々発生させては、魔法使い達を阿鼻叫喚の地獄に突き落としている。

新しいイベントならともかく、どういう調整をすれば途中で敵が無敵化するのだろうか?

しかも不具合報告の欄に「鉄壁を使う前に撃破することで突破が可能です」という何の意味もないアドバイスを書いてくれるあたりに、スタッフの天才的な心遣いをひしひしと感じる。

いや、設定ミスがわかってるならさっさと直せよ。

 

現在では重課金専用やバグの多いソシャゲは多いが、黒ウィズPCほど極端な例はなかなかないだろう。

少なくとも3日の大会を2日で終わらせたゲームを私は知らない。

ここまで好き放題やるなら、いい加減スマホ原作のコロプラはコアエッジを叱っていいと思う。

 

クソゲーがゲームの1ジャンルとして成立するというなら、黒ウィズは間違いなく最高に面白いクソゲーである。

 

魔法使いと黒猫のウィズ公式ページ

http://core-edge.jp/kuropc/

 

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魔王城でおやすみ 評価B+ 世界の命運より安眠が大事!

著者:熊之股鍵次

カテゴリ:少年漫画(サンデーコミックス)

ジャンル:萌えギャグ漫画

特徴:快眠を追求する姫様の執念が凄まじい

 


 

魔王城に囚われた姫が勇者の救出を待つ・・・のではなく、ぐっすり眠るために周囲を巻き込んで突き進む漫画。

とにかく快眠・安眠・熟睡が目的の全てであり、そのためなら何を犠牲にしようと躊躇わない姫様が素敵。

 

凶悪なはずの魔物達は姫にとって格好の獲物であり、ありとあらゆる手段で利用される。

おばけふろしきは切り殺されてシーツになり、

氷巨人はクーラー代わりになり、

サンダードラゴンすら電気マッサージ器として扱われる。

屈強な冒険者ですら苦戦する凶悪な魔物を、ただの寝具に変えてしまう姫の戦闘力に脱帽。

魔王より姫様のほうが絶対強いよな・・・

 

毎日脱走を繰り返すトンデモ姫様とは対照的に、魔王軍は極めて善良。

しょっちゅう自爆する姫を治療したり、勇者が倒されないように有用なアイテムを配置する気遣いが素晴らしい。

もっとも、魔王が勇者のために用意した伝説の聖剣は、姫が照明具として横領してしまうのだが。

ドラクエのローラ姫のような立場でありながら延々と勇者の邪魔をする姫様こそ、真の敵じゃなかろうか?

 

睡眠欲のために周囲をひっかき回す傍若無人な姫だが、持ち前の愛らしい容姿とザオリクが普通に存在する緩い世界観のために全く不快感がない。

むしろ姫様のワガママをずっと見ていたいとすら思う。

可愛いってのは、何でも許される最強の免罪符なんだな。

 

 

 

バックストリートガールズ 評価B+ ゴクドル(極道アイドル)の顔芸に爆笑

著者: ジャスミン・ギュ

カテゴリ:青年漫画(ヤングマガジン)

ジャンル:ギャグ漫画

特徴:たとえアイドルになってもヤクザであることは忘れない

 


 

暴力団のヤクザ3人がタイで性転換手術を受けて人気アイドルになる漫画。

かなり気の毒な設定だが、とにかく笑えてしまうから仕方ない。

絵柄やノリは同じヤンマガ監獄学園に似ているが、こっちの方がギャグは強烈。

表紙だけ見ると可愛い女の子が登場するおアイドル漫画にも見えるので、注意が必要。

いや、間違っていないのだが、どう考えても間違っている。

 

男性が女の子になる漫画は珍しくなく、魔法少女、女子小学生、AKBなど創作の世界では女体化した主人公が結構いる。

しかし、大抵は変身後の女の子がクローズアップされ、元の姿はさほど重視されない。

一方でこの漫画はとにかく元々のチンピラが頻繁に登場し、全てを台無しにしてくれる。

地下アイドルの可愛らしい姿と任侠に生きるヤクザのギャップが凄まじく、何度見ても噴き出してしまう。

枕営業のムフフなシーンで髭が延びたり、胸が破裂したりすると、もはや目も当てられない。

まぁ、この漫画にお色気要素を期待する読者などいないだろうが。

 

 

正解するカドネタバレ考察 ヤハクィザシュニナとドラえもんの関係

2017年春の個人的アニメランキング1位に内定した「正解するカド」だが、今週は総集編で先が気になって仕方ない。

せっかくなので、今後の展開と作品の意図について予想してみたいと思う。

 ※ネタバレ全開なので注意

 


 

 

6話「テトロク」の時点で、異方存在ザシュニナは二つの技術を人類に提示した。

 

①無限に電力を供給する装置(ワム)

②眠らなくてすむ技術

 

不眠不休で働けることに日本のサラリーマンがどう反応するのかは見てみたいのは確かだが、重要なのはそこではない。

2つ目が出てきたということは、今後次々と異次元の超技術が出てきて、世界中の人々が巻き込まれるだろうということだ。

そう、ドラえもんの秘密道具に振り回された野比のび太のように。

 

未来と異方の違いはあれど、ザシュニナとドラえもんのやっていることは大差ない。

今の人類には持ちえないオカルトじみた科学技術を与えて、人々に夢と変革ももたらしているからだ。

カドがパクリやオマージュと言うつもりは全くないし、カドの方が脚本も映像も優れていると思うが、本質的には似たような作品なのではないだろうか?

 

ザシュニナの目的が実験なのか仲間づくりなのかは不明だが、「人よ、正解されたい」と言っている以上、何らかの答えを求めているのは確か。

つまり、技術を与えることで人間がどうなるのか知りたいのであろう。

教科書の通りの模範回答があってそこに導こうとしている可能性もあるが、個人的には「どんな答えでも構わない」のではないかと思う。

ドラえもんだってのび太に道具は与えても、それの使い方について細かく口出しはせず、のび太の自主的な成長を目的としているのだし。

 

超技術を与えられた人類がどのような道を辿るのかは、現時点ではわからない。

労働や睡眠から解放されて、理想郷を作るのか。

あるいは技術を拒否して、元の生活に戻るのか。

はたまた技術の扱いを間違えて、地球ごと滅んでしまうのか。

 

しかし、過去の例を振り返ると、あまり上手くいくイメージは湧かない。

ドラえもんの話は(全てではないにせよ)失敗ばかりで、未来の道具を有効活用できた試しが殆どないからだ。

「赤い靴の思い出」のような例外も稀にあるが、のび太は常に秘密道具の扱いを間違えて自爆してきた。

対象が日本国政府になったところで、異方人から見たらあまり変わらないのではないだろうか。

故に「異方の技術に振り回された人類が大打撃を受け、我が身を振り返って反省する」結末になる可能性が高い。

もっとも、それは私が見たいエンディングではないが。

 

「パンを分け与える可能性の高い地域」を探したり、人類にまずエネルギー源を与えて三大欲求(睡眠)にシフトしたりする手際を見るに、ヤハクィザシュニナはやけに手馴れているという印象を受ける。

あくまで個人的な予想ではあるが、今回が初めての試みではない気がする。

これまでも何度も同じ実験を繰り返したか、あるいは別の平行世界で同時に行っているのではなかろうか?

最終話で「私は1万2千回の実験を繰り返したが、君達が初めて正解を出した」とか言い出しても驚きはしない。

科学者という何千何万回も試行錯誤して、新しい発見を得ようとするものだ。

同じようにザシュニナも気の遠くなるような実験を繰り返して、まだ見た事のない答えを得ようとしているのではないか?

 

ドラえもんのようなバッドエンドを量産するのは簡単だが、安易な結末では全く面白くない。

これから人類がどのような道を辿るのかは不明だが、ザシュニナや視聴者が驚嘆するような正解をぜひ見せてほしい。