二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲームレビュー)

とにかく面白い作品の感想を書いています(ただし酷評)

ゴブリンスレイヤー 評価B+ 小鬼だけを虐殺する英雄

カテゴリ:ライトノベル→漫画

ジャンル:異世界ダークファンタジー

特徴:ゴブリンさえ殺せばそれで良い

 


 

ひたすらゴブリンを狩る冒険者を描いた漫画。

動機が復讐か使命感かは不明で主人公の表情すら見えないが、ゴブリンをブチ殺すことにかけては右に出る者はいない。

アンケートページにも「アンケートよりゴブリン退治だ!」と記載されている徹底っぷりで、この作者は小鬼になにか恨みでもあるのだろうか?

 

灰と幻想のグリムガル」のように雑魚モンスターの凶悪さを描いた作品は珍しくないが、本作の残酷描写は群を抜いている。

村を襲い、資材を奪い、女を攫うゴブリンの凶悪さは、ただ獲物を食らう怪物と違って実に生々しい。

人外によるレイプシーンはかなり露骨なので、それも人気の理由の一つかもしれない。

 

ゴブリンは平気で人間に危害を加えるが、ゴブリンスレイヤーによる報復はその比ではない。

命乞いをしていようが、躊躇いなく惨殺。

死んだふりをしていても、きちんとドドメをさす。

生まれたばかりの赤子であっても、容赦なく頭をカチ割ってくれる

 

最近はゲーム感覚で敵を狩るか、敵と対話で共存を図る生ぬるいファンタジー作品が多く、他種族と殺し殺されるカタルシスを忘れがちだ。

そんな時はこの作品を読んで、生存競争の残酷さを思い出してほしい。

 

2017年春アニメ総評 正解するカドに振り回され、エロマンガ先生に癒された

大賞①:正解するカド KADO:The Right Answer 評価A-

久々に表れた良質なSFアニメ。

異方人のもたらすオーバーテクノロジーで地球人類を覚醒させ、先の見えない展開で視聴者を虜にしていく。

未知の存在の圧倒的な存在感を醸し出しながら、丁寧に説明しながら理解を浸透させる手腕は見事と言う他ない。

次にどんな技術が出てくるのか、それによって地球人がどう変わっていくのか、常にワクワクドキドキしなから観させてもらった。

 

しかしながら謎が解けるにつれて展開が収束し、最終的には対決に近い構図になってしまったのが非常に残念。

エイリアンの思惑がはっきりしていることが悪いとは言わないが、それよりも超技術を得た人間がどんな道を選ぶのかに重点を置いて欲しかった。

もしも異方の介入を最小限にして人類の未来を描き切っていたら、間違いなく殿堂入りしていただろう。

 

大賞②:エロマンガ先生 評価A-


 

カドとは全くタイプが違って比較にならないので、こっちも大賞にした。

俺妹をさらにご都合主義にして、ひたすら萌えに特化させたような作品。

10代の人気作家で義理の妹がイラストレーターで隣に美少女作家が引っ越してくるデタラメな設定だが、とにかくヒロインが可愛い。

タイトルに反して性描写は軽いが、一挙一動がチャーミングすぎて萌え死ぬ。

 

ベストヒロイン:山田エルフ先生(エミリー・グレンジャー)

妹の和泉紗霧やめぐみんなど魅力的なヒロインしかいないが、やはり包容力と実力を兼ね備えた山田エルフ先生に軍配が上がる。

人外ゴスロリながら一番の常識人っぽいところが好感度高い。

 

次点①:恋愛暴君 評価B


 

やたら可愛くてハチャメチャな恋愛コメディ。

天然ボケとヤンデレとシスコン百合とブラコンがものすごいテンションで駆け抜けていく。

頭にナイフ刺されても意にも介さず、自分の欲望に忠実に走り続けるグリが非常に楽しそうで良い。

とにかく軽くて楽しいアニメが見たい方にお勧め。

 

次点②:進撃の巨人 評価B


 

言わずと知れた大作。

巨人の戦闘の迫力はすさまじく、演出に金がかかっているのを感じる。

原作に忠実に進行しながらも、原作以上に伏線が丁寧でわかりやすい。

ただ、今後の展開で対人戦にシフトしていくので、原作的には今期がピーク。

3期が決定しているだけに、今後がやや心配。

 

ワースト賞:サクラクエスト 評価C-


 

過疎地の村おこしを題材にした妙にリアルなアニメ。

非常に丁寧に作られてはいるが、本物の過疎地に住む地方民からするとかなり不快。

実際の村には美人の国王なんてやってこないし、有能な人材が集まって企画を立ち上げることもない。

かといってご都合主義に突っ走って大成功してくれるわけでもなく、所々で商店街とトラブルが起きるため非常にストレスが溜まる。

2クールなのでこれから盛り上がるかもしれないが、成功にせよ失敗にせよ納得の行かない部分は残るだろう。

アニメと現実の不整合をどうやって埋めるつもりなのだろうか?

 

  • Re:CREATORS B- 作家と被造物が対等の立場に立って話し合う設定が面白い。
  • GRANBLUE FANTASY The Animation D あまりにも平凡すぎる王道ファンタジーRPG
  • タイガーマスクW B- 無駄な話が多いが、終盤のプロレスは非常に熱く燃える
  • ドラゴンボール超 C- 展開が遅すぎて、いつまで経っても力の大会が始まらない
  • 有頂天家族2 D 狸が悪い意味で人間臭く、可愛くない。適当なデザインはどうにかならんのか。
  • アリスと蔵六 D あまりにも古臭く、作画がショボすぎる。
  • ID-0 D+ 宇宙開発やロボットへの人格移植など、設定が現実離れしすぎて感情移入しづらい
  • つぐもも C+ 現代版天地無用みたいな感じ。意外とお色気要素が強く、年頃の男の子向け。
  • 僧侶と交わる色欲の夜に…C- 露骨にエロい少女漫画。積極的に迫る坊主が気持ち悪い。
  • 世界の闇図鑑 D- 非常に出来の悪い怪談。素人だってもっとマシなホラーを書くだろう。
  • 笑ゥせぇるすまんNEW D+ 良く言うと過去作に忠実。悪く言うとワンパターン。

魔法使いと黒猫のウィズPCがクソゲーすぎて逆に面白い

クイズゲームなのにクイズが必要ない

クイズに正解しても一方的に撲殺される

クイズなんかいいからガチャを回せ

という本末転倒っぷりで有名な黒ウィズだが、コアエッジが運営するPC版のクソっぷりはその程度ではない。

他のブラウザゲームではありえない珍事や不具合のオンパレードで、これでもかとプレイヤーを苦しめてくれる。

あまりにも面白いので、そのほんの一部ではあるが、ここで紹介したいと思う。

 

①G精霊とS精霊、無課金ガチャと課金ガチャの異常な格差

 

このゲームにおいてG精霊は神であり、S以下の精霊はゴミである。

G精霊を引ける課金ガチャだけが戦力になり、ゴミしか引けない無償クリスタルはただの魔力回復アイテムでしかない。

G精霊の単価は基本150クリスタル(1万円)。

一応S精霊をGに進化させることは可能だが、A++をSに進化させる場合の100倍は難しい。

誇張ではなく、本当に100倍の手間と戦力が必要。

 

詳しくは下記記事を参照

mastersin.hatenablog.com

②魔導杯途中終了事件

1~2ヶ月に一度ぐらい全プレイヤー参加のトーナメントが3日間かけて行われるが、なんと2日で終了するという珍事が発生した。

最終日に頑張ろうと思っていたプレイヤーはいきなり大会が終わって、さぞ落胆しただろう。

原因は不明だが、単なる設定ミスと思われる。

 

結果的に「大会賞品を全員に配る」というコアエッジには珍しい大盤振る舞いを行い、強力な自爆スキルを持ったオジル・ケールが配布された。

そのおかげで不満は収まったが、その判断が次の事態を引き起こした。

 

③ドキッ!ドラゴンだらけのレイドイベント!

レイドとはクランで同じ強敵をひたすらブン殴り、ダメージを競うイベント。

ランキング専用のガチャ精霊が有利になるかと思いきや、なんと上位が竜だらけになってしまった。

直接の原因は最初の覇級クエストで手に入った「迫る終末の化身エンシャント」が「竜の数だけ竜を強化」という種族特化性能を持っているせいだが、1人1枚しか手に入らないため、本来ならそこまで強力になるはずがなかった。

 

それがキチガイじみた性能を発揮したのは、フレンドのカードを1枚だけ借りられる助っ人システムと、前述の大会で配布された「武術界の生きた伝説オジル・ケール」(通称ネテロ会長、あるいは自爆爺)が原因。

レイドは即時SSが使える特殊仕様のため、自爆爺は戦闘開始直後にメガンテして助っ人に入れ替わることが可能。

かくして種族効果が2倍掛けになり、どこを見ても竜しかいない異様な光景になってしまった。

これ自体にプレイヤーに不利になる要素はなく、むしろ無課金が大活躍できた非常に稀有な例である。

 

④凍結だ!何もできずに死にさらせ!

毒だのAS封印だのSS封印だの理不尽な状態異常が多い黒ウィズだが、新たに追加された凍結は次元が違う。

凍結状態のキャラは一切の行動ができず、クイズに正解した所で攻撃もできなければスキルを使うこともできない。

それだけなら溶けるまで待てばいいのだが、敵の攻撃を受けると即死する鬼仕様。

しかも先制で凍結攻撃を食らうため、先に倒すこともできない。

かくして運悪く凍結されたキャラは、おとなしく死を待つ他ない。

 

ただし、凍結にかからない潜在能力・回復させる精霊は存在するため、それを使えは攻略は可能。

しかし、その精霊は有償ガチャ専用であり、当然以前には存在しない。

つまり、「クリアしたければ課金してね♪」という運営の心温まるメッセージである。

 

スタッフのドS鬼畜っぷりは留まることを知らず、他にも

・ボスの50%耐性をうっかり100%耐性(無敵)にしちゃった♪

・数ターンの鉄壁を100ターンにしちゃった♪

といった攻略不能なバグを度々発生させては、魔法使い達を阿鼻叫喚の地獄に突き落としている。

新しいイベントならともかく、どういう調整をすれば途中で敵が無敵化するのだろうか?

しかも不具合報告の欄に「鉄壁を使う前に撃破することで突破が可能です」という何の意味もないアドバイスを書いてくれるあたりに、スタッフの天才的な心遣いをひしひしと感じる。

いや、設定ミスがわかってるならさっさと直せよ。

 

現在では重課金専用やバグの多いソシャゲは多いが、黒ウィズPCほど極端な例はなかなかないだろう。

少なくとも3日の大会を2日で終わらせたゲームを私は知らない。

ここまで好き放題やるなら、いい加減スマホ原作のコロプラはコアエッジを叱っていいと思う。

 

クソゲーがゲームの1ジャンルとして成立するというなら、黒ウィズは間違いなく最高に面白いクソゲーである。

 

魔法使いと黒猫のウィズ公式ページ

http://core-edge.jp/kuropc/

 

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魔王城でおやすみ 評価B+ 世界の命運より安眠が大事!

著者:熊之股鍵次

カテゴリ:少年漫画(サンデーコミックス)

ジャンル:萌えギャグ漫画

特徴:快眠を追求する姫様の執念が凄まじい

 


 

魔王城に囚われた姫が勇者の救出を待つ・・・のではなく、ぐっすり眠るために周囲を巻き込んで突き進む漫画。

とにかく快眠・安眠・熟睡が目的の全てであり、そのためなら何を犠牲にしようと躊躇わない姫様が素敵。

 

凶悪なはずの魔物達は姫にとって格好の獲物であり、ありとあらゆる手段で利用される。

おばけふろしきは切り殺されてシーツになり、

氷巨人はクーラー代わりになり、

サンダードラゴンすら電気マッサージ器として扱われる。

屈強な冒険者ですら苦戦する凶悪な魔物を、ただの寝具に変えてしまう姫の戦闘力に脱帽。

魔王より姫様のほうが絶対強いよな・・・

 

毎日脱走を繰り返すトンデモ姫様とは対照的に、魔王軍は極めて善良。

しょっちゅう自爆する姫を治療したり、勇者が倒されないように有用なアイテムを配置する気遣いが素晴らしい。

もっとも、魔王が勇者のために用意した伝説の聖剣は、姫が照明具として横領してしまうのだが。

ドラクエのローラ姫のような立場でありながら延々と勇者の邪魔をする姫様こそ、真の敵じゃなかろうか?

 

睡眠欲のために周囲をひっかき回す傍若無人な姫だが、持ち前の愛らしい容姿とザオリクが普通に存在する緩い世界観のために全く不快感がない。

むしろ姫様のワガママをずっと見ていたいとすら思う。

可愛いってのは、何でも許される最強の免罪符なんだな。

 

 

 

バックストリートガールズ 評価B+ ゴクドル(極道アイドル)の顔芸に爆笑

著者: ジャスミン・ギュ

カテゴリ:青年漫画(ヤングマガジン)

ジャンル:ギャグ漫画

特徴:たとえアイドルになってもヤクザであることは忘れない

 


 

暴力団のヤクザ3人がタイで性転換手術を受けて人気アイドルになる漫画。

かなり気の毒な設定だが、とにかく笑えてしまうから仕方ない。

絵柄やノリは同じヤンマガ監獄学園に似ているが、こっちの方がギャグは強烈。

表紙だけ見ると可愛い女の子が登場するおアイドル漫画にも見えるので、注意が必要。

いや、間違っていないのだが、どう考えても間違っている。

 

男性が女の子になる漫画は珍しくなく、魔法少女、女子小学生、AKBなど創作の世界では女体化した主人公が結構いる。

しかし、大抵は変身後の女の子がクローズアップされ、元の姿はさほど重視されない。

一方でこの漫画はとにかく元々のチンピラが頻繁に登場し、全てを台無しにしてくれる。

地下アイドルの可愛らしい姿と任侠に生きるヤクザのギャップが凄まじく、何度見ても噴き出してしまう。

枕営業のムフフなシーンで髭が延びたり、胸が破裂したりすると、もはや目も当てられない。

まぁ、この漫画にお色気要素を期待する読者などいないだろうが。

 

 

正解するカドネタバレ考察 ヤハクィザシュニナとドラえもんの関係

2017年春の個人的アニメランキング1位に内定した「正解するカド」だが、今週は総集編で先が気になって仕方ない。

せっかくなので、今後の展開と作品の意図について予想してみたいと思う。

 ※ネタバレ全開なので注意

 


 

 

6話「テトロク」の時点で、異方存在ザシュニナは二つの技術を人類に提示した。

 

①無限に電力を供給する装置(ワム)

②眠らなくてすむ技術

 

不眠不休で働けることに日本のサラリーマンがどう反応するのかは見てみたいのは確かだが、重要なのはそこではない。

2つ目が出てきたということは、今後次々と異次元の超技術が出てきて、世界中の人々が巻き込まれるだろうということだ。

そう、ドラえもんの秘密道具に振り回された野比のび太のように。

 

未来と異方の違いはあれど、ザシュニナとドラえもんのやっていることは大差ない。

今の人類には持ちえないオカルトじみた科学技術を与えて、人々に夢と変革ももたらしているからだ。

カドがパクリやオマージュと言うつもりは全くないし、カドの方が脚本も映像も優れていると思うが、本質的には似たような作品なのではないだろうか?

 

ザシュニナの目的が実験なのか仲間づくりなのかは不明だが、「人よ、正解されたい」と言っている以上、何らかの答えを求めているのは確か。

つまり、技術を与えることで人間がどうなるのか知りたいのであろう。

教科書の通りの模範回答があってそこに導こうとしている可能性もあるが、個人的には「どんな答えでも構わない」のではないかと思う。

ドラえもんだってのび太に道具は与えても、それの使い方について細かく口出しはせず、のび太の自主的な成長を目的としているのだし。

 

超技術を与えられた人類がどのような道を辿るのかは、現時点ではわからない。

労働や睡眠から解放されて、理想郷を作るのか。

あるいは技術を拒否して、元の生活に戻るのか。

はたまた技術の扱いを間違えて、地球ごと滅んでしまうのか。

 

しかし、過去の例を振り返ると、あまり上手くいくイメージは湧かない。

ドラえもんの話は(全てではないにせよ)失敗ばかりで、未来の道具を有効活用できた試しが殆どないからだ。

「赤い靴の思い出」のような例外も稀にあるが、のび太は常に秘密道具の扱いを間違えて自爆してきた。

対象が日本国政府になったところで、異方人から見たらあまり変わらないのではないだろうか。

故に「異方の技術に振り回された人類が大打撃を受け、我が身を振り返って反省する」結末になる可能性が高い。

もっとも、それは私が見たいエンディングではないが。

 

「パンを分け与える可能性の高い地域」を探したり、人類にまずエネルギー源を与えて三大欲求(睡眠)にシフトしたりする手際を見るに、ヤハクィザシュニナはやけに手馴れているという印象を受ける。

あくまで個人的な予想ではあるが、今回が初めての試みではない気がする。

これまでも何度も同じ実験を繰り返したか、あるいは別の平行世界で同時に行っているのではなかろうか?

最終話で「私は1万2千回の実験を繰り返したが、君達が初めて正解を出した」とか言い出しても驚きはしない。

科学者という何千何万回も試行錯誤して、新しい発見を得ようとするものだ。

同じようにザシュニナも気の遠くなるような実験を繰り返して、まだ見た事のない答えを得ようとしているのではないか?

 

ドラえもんのようなバッドエンドを量産するのは簡単だが、安易な結末では全く面白くない。

これから人類がどのような道を辿るのかは不明だが、ザシュニナや視聴者が驚嘆するような正解をぜひ見せてほしい。

 

さらばランブルバースト あまりにも早すぎるサービス終了に涙

私がトーナメントで優勝しまくっていたランブルバーストが、早くも終了してしまうそうだ。

近頃プレイヤーがめっきり減っていたからもしかしたらと思っていたが、余りにも早すぎる。

開始から1年も経たずに終わりとは、ベクターゲームの寿命の短さは嘆かわしい。

 

【今後のスケジュール】
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2017年5月18日(木)11:00
・サービス終了のお知らせ
・有料ポイント『金貨』販売終了

2017年8月24日(木)15:00
・サービス終了

2017年9月28日(木)15:00
・お問い合わせサポート終了
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どうして早期終了になったかといえば、心当たりが多すぎてわからない。

あまりも欠点が思いつきすぎる。

 

遊戯王をコピーしたようなありきたりのゲームシステム

三国志まんまでキャラ名が読めない(振り仮名くらいふれ)

・一部URが強すぎて一方的に虐殺される

・ライフが少ないので、1ターンキルが簡単

・禁止カードがなく、制限もほぼ機能していない

・パックの価格が他ゲームに比べて高い

・カードが揃いにくく、デッキを組めるまでに時間がかかる

・そのわりに敵AIはデッキが完成しているので、まず勝てない

・対戦マッチングが成立しにくく、同じ人とばかり当たる

・マリガンがないので、事故るとどうにもならない

・全体的に重く、途中で止まったり、操作できないまま始まったりする

・戦績システムが雑で、上限まで行ったニートが大量発生

トーナメントの報酬がしょぼい

 

他にも色々思い当たる節はあるが、やはり初心者に優しい設計にしなかったのが問題だろう。

まともにカードも揃わない状態で完成したデッキにボコボコにされれば、そりゃすぐに止めるだろう。

ヴァイスやヴァンガードみたいに初心者でもたまに勝てるぐらいのデザインなら話は違ったろうが、このゲームはデッキとプレイングの力量差が出過ぎる。

 

一応制限カード自体はあるのだが、バランス調整として行われたのは鍾会のみ。

罠無効でダメージを与えるだけで敵のカード2枚を破壊できるパワーカードだったから修正もやむなしと思ったが、実際には入れられる枚数が1枚減っただけ。

それじゃ意味ないだろ、と誰もが思ったはず。

 

鍾会以外にもぶっ壊れカードが多々あるのだが、エラッタなど一切ない。

花見デッキに至ってはノーコストで攻撃力9以上がポンポン出て、トラップ無効で殴ってくる地獄。

課金者に配慮しているのだろうが、いともたやすく場を更地にしたり、一撃でライフを削り切るようなカードを放置したらいかんだろう。

遊戯王やDMがなぜ頻繁に殿堂入りを作って環境を回しているのか、よく考えてみるといい。

 

ちなみに上記に挙げた不満点の半分くらいは、現在では改善している。

金貨パックは値下げされ、重要カードが直接購入できるようになった。

カードの大半は欠片分解で合成できるようになった。

初心者向けのサンプルデッキもできた。

戦績システムも改善された。

新規が始めてデッキを作る敷居は、劇的に下がった。

 

しかし、遅すぎた

 

いくらカードが手に入りやすくなっても、金貨がばら撒かれても、一度出て行った客が戻ってくることはない。

あと3ヶ月あるとはいえ、終了が決まったゲームに新規が入って来ることもない。

本当に頑張って改善をしていたのはわかるのだが、完全に手遅れだった。

 

後になってから言っても仕方ないのだが、もう少し入念にベータテストをやって、今に近い仕様で始めていたら、結果は違ったものになったかもしれない。

他のTCGを参考にして初心者に優しくしていたら、もう少し長生きしたかもしれない。

 

壊れカードに翻弄されて悔しい想いをし続けたゲームではあるが、微課金でも結構楽しめるデザインではあった。

それだけに、この早期終了は実に残念だ。

mastersin.hatenablog.com

イキガミ 評価E 世界で一番腹が立つ漫画

著者:間瀬元朗

カテゴリ:一般漫画(ビッグコミックスピリッツ)

ジャンル:ヒューマンドラマ

特徴:簡単に人を殺す不条理な法律

 

何千冊という漫画を読んできたが、一番ムカついたのはイキガミ

死体をウナギに食わせる漫画や高校生に殺し合いをさせる漫画など残酷な漫画はいくらでもあったが、単行本ごと破り捨てたくなったのはこれ以外にない。

正直、感想を書いているだけではらわたが煮えくり返ってくる。

 

この世界には「国家繁栄維持法」というバトルロワイヤル法並みの悪法があり、1000分の1の確率でランダム選ばれた青年にはもれなく死亡予告証(逝紙)が与えられ、24時間で死亡する。

「国民に生命の価値を再認識させる」という題目を掲げてはいるが、要する国家による無差別殺人である。

 

自分の余命がたったの1日であることを知った若者たちはそれぞれに思い悩み、最期の時を過ごす。

ある者は自暴自棄になって暴れ、ある者はできる限りの贅沢をし、またある者は静かにひっそり消えていく。

死期が近づいた者達の見せるドラマは確かに切実で、感動すると言う人も多い。

 

だが、それは根本的に間違ってるだろ。

 

どうしようもない自然的要因や主義の衝突の上で犠牲が出るのなら、仕方ない部分もあるだろう。

しかし、イキガミは人間が勝手に作った悪法に過ぎない。

故意に殺して無理矢理悲劇を作っておいて、感動も何もないだろう。

単にこの世界の住人は腐っているとしか私には思えない。

 

設定もクソだが、それ以上に腹が立ったのは、作者自身がこの作品を否定していることだ。

後半でイキガミに反対するまっとうな価値観を持ったレジスタンスが登場し、主人公もそちらにシフトしていく。

100%狂った法律なので当たり前だが、後から否定するなら最初からやるなと言いたい。

曲がりなりにも日本全体で何十年も続いてきた法律だと言うなら、一部の正当性は見せるべきではないだろうか?

これまで数多の人にデスカードを配ってきたのなら、せめて主人公くらいは自分の仕事に責任を持つのが筋ではないか?

 

どんな不条理な設定だって、漫画の中なら許される。

罪のない人を何万人殺したっていい。

けれど、無理に作った設定で感動させようとしたり、革命を起こそうとするのは違うだろう。

そういうのを人は自作自演と呼ぶのだ。

 

 

 

NHKベストアニメ投票1位のタイバニはそんなに名作なのか?

TIGER & BUNNY 評価B+

カテゴリ:アニメ

ジャンル:ヒーローアクション

特徴:商業広告と年齢による衰えを伴った妙に現実的なヒーローバトル

 

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NHKの投票でタイバニが1,2位を独占していたが、3位の「魔法少女まどか☆マギカ」や7位の「コードギアス」を凌ぐ人気作品かは疑問。

そもそも劇場版と通常が別々にランクインすること自体が変。

明らかに組織票の影響はあるだろう。

ランキングなどというのは母数次第でどうにでも変わるので、順位を気にするのは無意味なのかもしれない。

 

しかしながらタイバニが駄作かというとそんなことはなく、今まで観た中でもわりと面白いアニメであるのも確か。

特に他のアニメには見られない2つの要素を持った挑戦的な作品だったと記憶している。

 

特徴の一つは、アニメ内に企業の宣伝が含まれていること。

テレビアニメは映像の合間にCMを入れてスポンサーの商品やサービスを周知するが、タイバニは直接アニメ映像に企業名をブチ込んでいる。

 

・ワイルドタイガー…SoftBank、S.H.Figuarts、ロッテ、(FamilyMart
・バーナビー・ブルックス・Jr.…BANDAIamazon、クルセイド
・ゴールデンライアン…BANPRESTO、TANITA、DARTSLIVE  
・ブルーローズ…pepsi(テレビ版ではpepsi NEX
・ロックバイソン…すき家、日清 太麺堂々、(牛角
ドラゴンキッドCalbeeDAM、(DMM.com
・ファイヤーエンブレム…ドミノ・ピザ、animate、(FMV)
・スカイハイ…USTREAM、TAMASHII NATIONS、MOVIX、T・JOY
・折紙サイクロン…ナンジャタウンDMM.com大江戸温泉物語、BVC

 

ヒーローがソフトバンク牛角の名前の入ったスーツを着て戦うのは、実にシュール。

実際の宣伝効果がどれほどあったかはわからないが、アニメの収益化の手段としては非常に面白い試みだった。

(後に「ばくおん」が二輪車メーカーの宣伝をアニメ内で行っている)

 

もう一つの特徴は、主人公が衰退期に差し掛かった中年であること。

日本の漫画のヒーローは成長期の少年であることが多く、強敵と戦いながらどんどん強くなっていく傾向がある。

しかし、本作の主人公である鏑木・T・虎徹は大きな娘までいる中年である。

能力が「5分間しかもたない身体強化」という欠陥品の上、老化によって段々持続時間も低下していく。

しかも頭も良くなければ、かなり不器用な方であるため、余計な破壊活動をしてスポンサーや上司に叱られることも多い。

初期の頃はヒーローというより、会社によくいるうだつの上がらない社員みたいな印象が強かった。

そんなダメヒーローの虎徹がバーナビーと出会ってトップヒーローまで登りつめ、その上で自身の衰えと向き合っていく。

こういったサラリーマンに共感できるストーリー展開は、他のアニメではまず見られないだろう。

 

若々しくて単純な英雄像が蔓延るアニメ業界で、大人の事情と現実的な視点を備えた作品は非常に少ない。

全アニメのトップに相応しい作品とまでは思わないけれど、多くの青年ファン(と腐女子)に支持されるのは理解できる気がする。

 

群青戦記 評価B+ 他の戦国タイムスリップ作品とは一線を画する現実的な戦国絵巻

著者:笠原真樹 

カテゴリ:一般漫画(ヤングジャンプ)

ジャンル:戦争

特徴:タイムスリップ作品だが、一切甘えが無い

 


 

「現代人が戦国時代に行って立身出世」という作品は非常に多い。

高校生が戦国大名になって天下統一を目指すという意味では「信長協奏曲」や「織田信奈の野望」などと同類と言えるが、読んで受ける印象はまるで違う。

群青戦記にはそれらの漫画のような甘えやご都合主義が殆どないからだ。

他の作品をイージーモードだとするなら、群青戦記はベリーハード、いやルナティックモードとでも定義すべきだろう。

 

本作の主人公達は強豪スポーツ攻の生徒であるため通常の高校生よりは遥かに優秀だが、それでも本当の武士には遠く及ばない。

いくら優秀な学生でも、将来性はともかく、いきなり戦後の世に放り出されて活躍できるわけがないのだ。

殺し合いに慣れていないため、序盤はいともたやすく殺害されていく。

未来の知識や便利な機器で無双するラノベ的展開に慣れていると、あまりの残酷さに衝撃を受けるだろう。

言語などに 細かい突っ込み所は結構あるが、 それでもこの作品の人物と世界観には説得力がある。

 

ファンタジーでないのは、戦国時代の武将も同じこと。

織田信長羽柴秀吉も、黒田官兵衛上杉謙信も、誰もが命を賭けて戦い、いつ死ぬかもわからない。

超人なんて、どこにもいないのだ。

 

戦争というのは常に死と隣合わせで、誰もが恐怖の中でもがいている。

チート能力を使って天下統一なんて、誰にもできやしない。

そんな当たり前で、多くの漫画や小説が忘れている事実をこの漫画は思い出させてくれる。