二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

ブルプロが酷評されすぎてMMO好きはトーラムに移住した

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国産MMORPGとして期待されていたブループロトコル(ブルプロ)は、完全な期待外れ

これはクソゲーというかMMOですらない、ただのオンラインアクションゲームだった。

アニメ調のオープンワールドARPGがやりたいなら、原神でもやってればいい。

生産職すらないただ殴るだけのゲームでは、古き良きMMOを期待していた層は満足できないだろう。

 

そういうわけで、私が目を付けたのはトーラムオンライン

アソビモが開発した、PC&スマホ対応の正統派MMORPGだ。

8年も前のゲームなのでUIはかなり古臭いが、きちんとMMOしているのは間違いない。

ストーリーはクソつまらんし、ボスの攻撃は痛すぎるし、欠点は山ほどあるが、自分なりのプレイスタイルを見つけることができれば無課金でも長く遊べることだろう。

 

<トーラムの特徴>

・ほぼ全てのアイテムを売買できる

・不要なアイテムも素材変換できるので無駄にならない

・複数のキャラ(パラメータ)を同時に持てる

・鍛冶や薬剤師といった生産職も重要

・衣装はガチャだが非常に種類が多く、同じ格好してる人はまずいない

・スキルを組み合わせて、独自のコンボで戦える

・職業ではなく武器種とスキルで多彩なキャラメイキングが可能

 

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公式はコンボやアクションの部分を売りにしているが、個人的に最大の魅力は市場と分業が正しく機能していることだと思っている。

簡単に言えば、現実の経済通りに商売が行われている。

PCログレスなど市場のあるゲームはトレード対象や持てる金額の制限がきつく、自由な売買ができないことが多い。

使い道のないアイテムは需要が乏しく、市場に出す前に捨てられることが多かった。

 

その欠点を補って、円滑な市場を実現したのがトーラム。

単に必要なアイテムを他人に売るのみならず、素材変換して装備の原料にすることで、自分にとって不要な資源を他の必要な人に融通することが可能になっている。

売買の対象は国内だけでなく、国際市場で外国人に売ることもできる。

これは各人が自分の得意分野の生産物を持ち寄って交換することで集団生活を成り立たせる、現実社会の縮図と言えよう。

 

たとえ君がレベル1の駆け出し冒険者であっても、トーラム世界に貢献するのは難しくない。

序盤に出会えるビークとかいう鳥のモンスターを腐るほど狩って、『鳥の羽根』を店に並べればいい。

需給に合った価格で出品していれば、どこかの生産職がそれを買って冒険者の服を量産してくれる。

冒険者ギルドも依頼も必要なく、売れば売るほどスピナが貯まる。

よくわからないお使いクエストを受注して、何に使うのかわからない(というか絶対に使わない)アイテムを納品するオフラインゲームよりよほど充実した日々が送れるだろう。

 

もちろん、何でも高値で売れるわけではないし、売れ残ることもある。

現実の市場原理と同じで、価格は需要と供給で決まる。

 

・需要が大きく、供給が少ない→価格は上がる

・需要が小さく、供給が多い→価格は下がる

 

みんなが装備強化に専念しているときはミスリルなどの強化素材が高く売れるが、それを察知したBOT勢がミスリル狩りに精を出せば価格は下がってしまう。

夏イベントで夏服の素材が飛ぶように売れても、イベントが終わればさっぱり売れなくなってしまう。

逆にイベントの限定品を倉庫に保管しておけば、売り手のいなくなった数ヶ月後に高く売れるかもしれない。

 

市場の検索項目が不十分だったり、価格を手動で決定しなければいけなかったり、残念な点が多いのは否めない。

しかし、初期のレベル上げが極めて容易(メインストーリークリアだけで209まで上がる)で、誰でもコツさえつかめば稼げる点は評価したい。

 

最近はガチャで当てないと強い武器が手に入らないゲームが多いが、トーラムにはアバガチャはあっても武器・防具ガチャは存在しない。

最強の装備はマーケットで素材を買って、スミスのプレイヤーが試行錯誤して作るものだ。

自分で武器やプロパを作れないなら、他のプレイヤーが作ったものを買えばいい。

市場の需給を見て金策さえできれば、課金額関係なく誰でも最強になれる。

 

toram.jp

 

2023春アニメ総評 鬼滅の刃が熱すぎて燃え尽きた

大賞:鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 A-

 


 

言わずと知れたジャンプの看板漫画の続編。

3クール目ということで強敵の上弦の鬼と柱も参戦。

圧倒的な作画で繰り広げられる熱戦は見事と言う他ない。

王道ともありきたりとも言えるが、それを描き切る実力があるからこそ王道バトルは本当に面白くなる。

日の光に焼かれながら人間を守るために我が身を投げ出す禰豆子の姿は、不覚にも涙腺が緩んだ。

 

今期はマジで大豊作で、最後まで選出に悩んだ。

甲乙つけがたい良作だらけだったので、以下全てを次点としてお勧めする。

 

・【推しの子】 B+

 

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かぐや様原作者によるアイドルラブコメ

アイドルの子供に転生するという奇抜な設定に加え、芸能界・舞台裏の闇も丁寧に描く。

そこらの薄っぺらいアイドルアニメとは一線を画す出来なのは間違いないが、故人である星野アイが神格化されすぎているのがやや鼻につく。

正直洗脳されてるかのような星の瞳とキンキン響くOPは苦手な部類。

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2 B+

 


 

緩い百合と決闘でわちゃわちゃやっていた前期とはうって変わって、テロや陰謀が渦巻くハードな展開に。

かませ犬だったお坊ちゃんグエルも父の死を乗り越え、まさかの逆転。

0話から仕込んだ主人公に関する伏線も解消され、近年で最も満足のいくガンダム作品になった。

 

・マイホームヒーロー B+

 

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ミステリ好きな男性が、家族のために犯罪に手を染める話。

一見覇気のないどこにでもいそうなおっさんだが、外見に見合わない機転と策略でヤクザと張り合っていく姿は痛快。

ストーリーはおそらく今期で一番面白い。

 

江戸前エルフ B

 


 

異世界から召喚されたエルフがポンコツ可愛い。

3組のエルフと巫女のペアがどれも相性バツグンで、見ているだけで癒される。

江戸時代の文化に加えて昭和のオタクネタも散りばめられているので、中高年の人によく刺さる。

 

・神無き世界のカミサマ活動 B

 


 

異世界転生と見せかけてそうじゃない。

神が忘れられた未来で生き延びるために、カルト宗教を広げていく話。

神の奇跡で文明の利器を作り、時にはエロも使って信者を増やしていく。

作画もギャグも良く、見ていて楽しい。

 

・勇者が死んだ! B

 

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バカとエロに塗れた冒険活劇。

大根に二―ソックスを履かせるフェチ主人公といい、全裸で光の剣を振り回すライバルといい、この作品には変態しかいない。

だが、それがいい

 

ワースト:転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~ D-

 

ゴミなろうのクソテンプレの集大成。

異世界転生、チートスキル、オセロなど、どこで見たような設定の詰め合わせで、オリジナリティというものが全くない。

テンプレを極めている以外に良い点は見つからないが、転生ものを全く知らない人に説明する資料としては便利かもしれない。

 

以下、雑感。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する D

肉質的な絵柄はわりと好みだが、チートで姿形まで変わってしまうのは残念。

どうせならイケメンにならず、キモデブのまま無双してほしかった。

ってか、明らかに別人なのに同一人物として受け入れる周囲の人が異常すぎる。

 

異世界はスマートフォンとともに。E

予算の無駄遣い。

こんな中身スカスカの異世界転移ものより、もっと2期を作るべき作品があるんじゃないか?

 

異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~ D

虎の威を借る狐は見るに堪えない。

異世界で弟のために無双する姉って、過保護にもほどがあるわ。

 

・おとなりに銀河 C

異星の姫様は恋愛対象としていいが、煮え切らない主人公の性格が歯がゆい。

 

・カワイスギクライシス B

猫を始めとする地球の動物の可愛さと、それに悶絶する宇宙人の掛け合いが素晴らしい。

内容的には漫画版と全く同じなので、そっちでいい気もする。

 

・絆のアリル D-

Vチューバーに興味がない人には欠片も刺さらない。

 

・君は放課後インソムニア B-

わりとよく出来た青春ラブストーリー。

今時の美少女からは若干ずれた、等身大のヒロインが好印象。

 

・くまクマ熊ベアーぱーんち! D+

一発ネタとしてはいいが、2期になるとかなりダレる。

クマの着ぐるみ以外はいつものご都合主義。

 

この素晴らしい世界に爆焔を! B

このすばの前日談で、めぐみん・ゆんゆん好きにはたまらない。

他のキャラの出番は少ないが、アクシズ教団の横暴など原作を知っているとニンマリできる所が多い。

 

・THE MARGINAL SERVICE D+

日本でアメコミヒーローやっても受けないと思う。


・事情を知らない転校生がグイグイくる。D

いじめや疎外を受けている女生徒を転校生が持ち上げる話だが、いかんせん傍から見ると痛々しい。

むしろそっとしておいてやれと思う。


・スキップとローファー D

キャラデザでギブアップ。

女の子はもうちょっと可愛く描いてくれ。


・デッドマウント・デスプレイ C

異世界から地球に来る逆転生ものは珍しそうな気もしたが、最近は意外とそうでもない。

最強のネクロマンサーっぽい主人公の動機がふわっとしていて、いまいち感情移入ができない。


Dr.STONE NEW WORLD B-

相変わらず科学知識の入門編としては優秀。

いよいよ石化装置が登場するが、オチを知ってから観ると初見からは少し違って見えるかも。


・贄姫と獣の王 D+

まんま美女と野獣カップル。

ヒロインの造形や声優は良いのだが、強いオスを絶賛する女性特有の上昇嗜好が男性にとってかなり不快。


・僕の心のヤバイやつ D

少年と美少女の極甘青春ラブコメ

陰キャ少年に魅力がなさすぎてダメ。

 

・マッシュル-MASHLE- C-

ワンパンマンハリーポッターを掛け合わせたギャグバトル漫画。

魔法が使えない設定なら『杖と剣のウィストリア』の方が100倍面白い。

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ D

電池少女の劣化版。

オタク文化を守るために戦うのはいいが、肝心のクオリティが低すぎる。

ゲーム版のヒロインはそこそこ美形なのに、なぜかアニメはブサイク。

しかもヒロインが裏切って主人公死亡という、誰得なクソ脚本。

 

・女神のカフェテラス C+

古き良きエロゲーテイスト。

サービスシーンが最大の長所で、それ以外はいまいち。


・山田くんとLv999の恋をする D+

女性視点のネトゲ恋愛もの。

たまたまリアルで出会った相手がMMOの有名プレイヤーって、どこぞのご都合主義ラノベみたいな設定に無理がある。

 

・私の百合はお仕事です! D+

打算的なヒロインと、女性の陰湿な思考がどうも受け入れられない。

 

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崩壊スターレイルとヘブバンはどちらが最強のRPGなのか?

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崩壊スターレイルとヘブンバーンズレッドの二作は共通点が多く、比較されることが多い。

 

・コマンドバトルRPG

・全ての敵にシールドと属性相性が存在する

・ガチャでキャラを当てる

・デイリークエストありのソロゲー

スマホとPCでプレイ可能

 

どちらをプレイしようか迷っている人のために、両方を現行のコンテンツ制覇までやりこんだ筆者が比較してみる。

 

どちらの方が面白いか?

結論から言うと、人による

難しいことを考えずにオートでサクサク戦闘を進めたいなら、崩スタ。

仲間の結束で強敵を打ち破るカタルシスを味わいたいなら、ヘブバン。

どちらも一長一短で、勝っている点と負けている点がある。

 

①バトルの戦略性→ヘブバン

 

金色のガッシュに例えると、スタレはラウザルクでヘブバンはザグルゼム。

スタレのバフはドラクエのバイキルドやスクルトのようにターン経過で解除されるが、ヘブバンの攻撃系のバフは殆どがスキルを撃つまで蓄積され続ける。

 

ガッシュ清麻呂はザグルゼムを何度も撃ってからバオウ・ザケルガで勝負を決めていたが、ヘブバンの戦い方はまさにそれ。

つまり、何ターンもバフを重ねまくって、最後に一気に大ダメージを与える作りになっている。

スタレは従来のRPGのように相性を考えて地道に回復と攻撃を続けるものなので、最終ターンに何百万も出して敵を消し飛ばすような爽快感はない。

 

②操作の快適性→スタレ

 

ヘブバンの積み上げバトルは確かに面白いが、逆に言えばめんどくさい。

通常攻撃をいくら繰り返してもシールドすら割れないので、オートとの相性は最悪。

道中の雑魚が異様なほど固く設定されているので、慣れないうちは非常に苦痛。

それに対してスタレのオートAIはそこそこ賢く、十分な育成をすればオートだけでもボスを倒せる。

 

③シナリオ→ヘブバン

 

スタレは崩壊シリーズのプレイが前提になっているのか、初見だと序盤の話がチンプンカンプン。

最初の惑星からはある程度読めるようになるが、海外のゲームだからか話がわかりにくい。

それに対してヘブバンは元々泣きゲーを量産してきたKeyライターで、世界設定もエヴァやマブラブでおなじみのタイプなのでわかりやすい。

キャラを死なせてプレイヤーを泣かせる手法は多少鼻に付くが、世界の命運を賭けて戦う少女たちの生き様は実に美しい。

 

④3Dグラフィック→スタレ

 

あの原神のホヨバが作った新作だけあって、スタレのビジュアルは素晴らしい。

ヘブバンも頑張ってはいるが基本2Dで、3Dダンジョンの出来はお世辞にも良いとは言えない。

ここは資金力の差か。

 

⑤音楽→ヘブバン

 

スタレが悪いわけではないが、これはヘブバンの圧勝。

というか、ヘブバン以上に楽曲に優れたRPGはおそらく存在しない。

本編の自動周回中にプレイできるミニゲームは、本家の音ゲーにも劣らない高クオリティ。

戦闘中に流れるBGMで脳汁がドバドバ出るせいで、戦闘がやたら燃え上がっている節がある。

 

⑥ガチャ→スタレ

 

スタレは原神と同様に天井持ち越しタイプなので、ガチャ回数をカウントしていれば狙いの限定キャラを手に入れるのは易しい。

無課金であっても配布石を全て集めれば、初期限定のゼーレをゲットできている。

天井近くでないと最高レアが出にくい仕組みのため、プレイヤーのガチャ運はあまり関係ない。

 

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一方でヘブバンは通常のソシャゲと同じか、それより若干ガチャが渋い。

常に複数人のピックアップなので、狙いのスタイルを手に入れるにはリセマラか課金が必要になってくるだろう。

 

無課金への配慮→スタレ

 

スタレは☆5確率こそ低いが、☆4でも育成すれば十分に強いため最高レアに拘る必要がない。

ヘブバンの場合使えるSスタイルは複数いるが、基本的にはSSスタイルが主力。

さらに重ねによって最大レベル上昇やアビリティ付与があるため、課金の有無で難易度は大きく変わってくる。

筆者は無課金で現行の全シナリオをクリアしているが、正直バフキャラを引けていなかったら難しかった。

 

以上の通り、この二作は一長一短でどちらが上と判断するものではないと考える。

個人的には神曲ドーパミンを流しながらとんでもなく強い敵を総力戦で打ち破るヘブバンがヤバいぐらい楽しかったが、複雑なバフシステムと特定キャラがいないと厳しい難易度から万人には勧められないと感じる。

ライトユーザーが無課金・微課金で軽く楽しむなら、スタレの方が安牌だろう。

 

⇒崩壊スターレイルをプレイ

 

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ヘブバンのガチャ石がもらえる招待コード:kovqzous9nrs9kmo

2023年冬アニメ総評 女体化だらけの日本はおしまい!

おにまい、あやトラ、英雄王、今期は異様にTS(性転換)アニメが多かった。

さらにボーイッシュな女の子や男をイジるを女の子、男を甘やかしてダメにする女の子のなど女性の方が積極的な作品が溢れていた。

日本男児が男らしさに疲れ、女性への憧れを強めているのがひしひしと感じられる。

 

大賞:お兄ちゃんはおしまい! 評価A

 


 

 

ひきこもりニートの男性が薬で女体化して社会復帰を目指す話。

独特なキャラデザが人を選ぶが、服飾や仕草などが非常に丁寧に描かれている。

 

今期は他にもTSものがあるが、それらは性別をあまり気にしていなかったり、エロで釣ったりで、真面目にTSを描いていたとは言いがたい。

本作は女性としての感性や楽しみ方を丁寧に描きつつ、男から見た気恥ずかしさをぶつけてくる。

可愛い女の子を見たい人はもちろん、新しい性癖に目覚めたい人にお勧め。

 

次点:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 深章 厄災篇 B+

 


 

大人気冒険譚のシリーズで、最もダンジョンに潜ってる時間が長い。

というかほぼ遭難状態でダンジョンを彷徨う、サバイバル感満載。

初めての下層で凶悪な魔物に襲われる中で、生還を目指すスリルがたまらない。

主人公のベルだけでなく、はぐれた仲間がフロアボス相手に活躍する展開も良かった。

 

ワースト:老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます D

 


 

なろう系でも最も悪質な文明チート

本人はやりすぎないように配慮していたというが、シャンプーやドライヤーを持ち込む時点で既に十分に文化を破壊している。

異世界人がみんな日本の製品を絶賛して、初対面の老人にピッタリな眼鏡がその場で出てくるとか、どんなご都合主義?

 

外見の可愛さで緩和されているが、ミツハの傍若無人っぷりと思慮の浅さがとにかく目立つ。

異世界経由のワープ能力があるなら、現実世界の輸送業でいくらでも稼げる。

敢えて現地人にオーバーテクノロジーを売りつけて金儲けをするなんて、よほどのアホか性格がねじ曲がっているとしか思えない。

法整備が整っていない国でそんな真似をしたら、あっという間に店が襲撃されて死ぬぞ。

 

以下、雑感

 

・あやかしトライアングル C

TS系エロ。

矢吹神だけあって青少年の欲情を煽るのが上手いが、TVでは修正が多すぎ。

 

・アルスの巨獣 D

エセジブリ

いかにもな設定のおっさんミーツガールで、通り名などわざとらしいさが鼻につく。

 

・イジらないで、長瀞さん 2nd Attack D+

高木さんのポンコツ型。

ガングロギャルは可愛いが、逆転ありは趣味に合わない。

・痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 D

ネトゲ舐めすぎ。

あまりにも低レベルな運営とやりこみが浅すぎる他プレイヤーに呆れる。


・犬になったら好きな人に拾われた。C

犬目線で見た女の子は極めてセクシーだが、見えない所が多すぎる。

素直に漫画原作を読むべし。


・英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀ D+

女性に転生してはいるが、中身は英雄王どころかバトルマニアの男の子。

転生前は老人だったはずなのに、なんでこうなった?

 

・お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 D

都合の良い女の子に世話してもらう青年が、傍から見ると腹立つ。

なぜこの主人公に甲斐甲斐しく世話を焼くのか、いまいち理解できない。

 

・解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ D+

なろう系追放ものだが、主人公が善人すぎてざまあしない。

魔王側も勇者側も善人だらけで、なぜ争っているのか謎。

 

・神達に拾われた男2 D-

なろう特有の世界全体を利用した接待。

とにかく気持ち悪い。


・虚構推理 Season2 B+

怪異の存在する世界で、それを隠して人間を納得させる論理を作り出すのは面白い。

大事なのは真実ではなく、当事者がそれを受け入れられることなんだなぁ。

 

・久保さんは僕を許さない D

最近多い受け身男子。

主人公に魅力がないし、女性側も可愛くない。

 

・氷属性男子とクールな同僚女子 D-

男の中身が男じゃない。

外見だけ男にして女性の精神を入れ込んだような感じで、本当に気持ち悪い。


・最強陰陽師異世界転生記 D

魔法より強力な陰陽術で異世界にマウントを取るクソ作品。

無双がしたけりゃ、テメエの世界でやれ。

平安っぽい陰陽師のくせに科学知識を持ってるとか、いったい何時代のガバ設定だよ?

 

・シュガーアップル・フェアリーテイル D+

砂糖菓子職人を目指す少女のデザインはいいが、少女漫画らしい思考の浅さが目出つ。

妖精の羽を盾にとって奴隷にして、仲良くしたいってのは通じないだろ。

 

・真・進化の実~知らないうちに勝ち組人生~ D-

しょうもないクソゴリラ異世界チート。

アホらしくて突っ込む気も沸かない。


・転生王女と天才令嬢の魔法革命 C

能天気な姫様の異世界転生ものかと思いきや、中身はかなりシリアスで黒い。

現代人には王位継承権の重みなんてわからんので、それを押し付け合って争ってる姉弟に感情移入できない。

 

・東京リベンジャーズ 聖夜決戦編 D-

一時期異様に過大評価されていたが、いつの間にか忘れられたヤンキータイムリープ

伏線はかなり消化不良。

 

・トモちゃんは女の子! C

ボーイッシュな少女との恋愛コメディは悪くないが、1クールもかけてやるほどの題材じゃない。


・とんでもスキルで異世界放浪メシ E

タイトル詐欺とご都合主義全開のなろうゴミ。

こんなのをわざわざアニメ化するとか、業界はよほどネタに困ってるのか。

 

・NieR:Automata Ver1.1a C-

作画はかなりハイレベルなんだが、感情の起伏がないオータマタを見ていても面白くない。

ゲームなら一体感を感じられるが、アニメの第三者目線から見ると退屈。

 

・人間不信の冒険者たちが世界を救うようです D

なろう系追放もののアレンジで、追放者を集めてパーティを組んだもの。

信頼関係を築く過程はちょっと面白いかと思ったが、結局ただのザマアだった。

 

・ノケモノたちの夜 D

悪魔のデザインが悪すぎて、ブサイクな猫になってる。

せっかく大悪魔とエクソシストがバトルしても、この絵じゃギャグにしかならん。


・HIGH CARD D

トランプを使ってはいるが、中身はよくある能力バトル。

これならジョジョを観た方がいい。

 

・冰剣の魔術師が世界を統べる D-

なろう系チート無双に見せかけたマッスルギャグ。

ところどころ裸になって筋肉を見せつける製作者の趣味が悪すぎる。


文豪ストレイドッグス 第4シーズン D

文豪に能力バトルをさせる設定に無理があるから、もう止めてくれ。

 

・便利屋斎藤さん、異世界に行く B-

珍しく等身大の主人公が地道に貢献する異世界冒険もの。

普通の日本人が異世界行っても魔法も剣も使えないんだから、盗賊の真似事しかできんわな。

漫画は短いページで途切れて読みにくいが、アニメとして繋げたらわりと良作になってる。


・魔王学院の不適合者 Ⅱ C

清々しいまでにオレツエーを極めているので、どんな不条理でも魔王様だからで納得してしまう。

回答が間違ってる答案でも、魔王様が満点と言えば満点なのだ。

意味わからんけど。

 

・もういっぽん! D+

真面目な女子柔道。

色気もないしスポコンを楽しむ趣味もないので、見るべきものがなかった。


・齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 D

昔からある周りが勝手に持ち上げるタイプのギャグ。

竜になっても内容は変わらないので、DMCあたりの方が面白い。

 

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【勝利の女神NIKKE】背中(尻)で魅せるガンガールRPGの運営がケツすぎた

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やっちまった。

可愛い女の子が銃撃する度に、尻と胸が揺れるので有名なメガニケ。

一般向けゲームの安っぽい色気に釣られる俺様じゃねえんだが、チェーンソーマンのコラボはダメだった。

マキマさんの尻を見ろと俺の中のデンジが叫びやがるもんで、ついうっかりプレイしてしまったんだぜ。

 

無課金で始めて10連ガチャでマキマを2枚抜きしたまでは良かった。

さらに単発を数回やってクソ悪魔のパワーの奴まで出てきて、思わずガッツポーズを決めたところまでは最高だった。

だが、実際に編成して銃撃戦に挑んだところで気付いたんだよ。

俺達は騙されてたってな。

 

信じられねぇことに、マキマさんはコートを羽織ってた。

前を止めずに背丈ほどの長大なコートで背中から足元まで隠してやがった。

何が言いてぇかと言うと、ケツが見えねぇってことだ。

 

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背中(ケツ)で魅せるRPGで尻がコートで隠れて見えねぇなんて、とんでもねぇ優良誤認じゃねえか。

速攻で消費者センターに通報して、即サ終でも文句は言えねぇ。

全国の青少年が股間チェンソーを勃ち上げて、盛んに炎上しまくったぜ。

 

だが、ここの運営は俺の予想を完全に超えていやがった。

なんと不満の声を聞いてすぐ、衣装差分を実装してみせたんだ。

つまり、プレイヤーはいつでもマキマのコートを脱がせて、尻を見れるってことだ。

 

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なんてこった。

こんな変態に・・・いや、紳士に配慮した運営は見たことがねぇ。

返金だとか上方修正だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。

 

それにしても、この戦争と尻はすこぶる相性がいい。

究極的に男が求めるものは、だいたいその二つしかないからだ。

古来から武器を持って狩りに勤しみ、女のケツを追いかけて子孫を残す。

弾薬の雨に晒されながら揺れる女体を描写するシステムが、危険が迫るほどに種の保存に対する欲求が強まるオスの本能に合致したわけだ。

 

俺はガンシューティングはズブの素人だし、複雑なスキル説明やシミュレーションの長ったらしい説明は読んでもいねぇ。

だが、オート完備でゲームを落としていても勝手に育成素材が集まるシステムのおかげで課金せずに進められてる。

要するに半分はシューティングで、もう半分は放置ゲーってことだな。

 

「ケツは見たいが難しい操作は嫌だ」

 

そんな変態紳士の腐った心を知り尽くしてやがる。

つくづく恐ろしい運営だぜ・・・

 

⇒メガニケをプレイしてみる

 

c2.cir.io

【ヘブンバーンズレッド】KEY信者のための新時代泣きゲー

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エンジェルビーツリトバスなど数々の名作ギャルゲ・エロゲを世に送り出してきたKey(VISUAL ARTS)のアプリゲーム。

ガチャはあるがソーシャル要素は殆どなく、シナリオ重視のソロプレイ用になっており、イベントも随時復刻できるためいつ始めても損はしない。

スマホ・PCのどちらでもプレイ可能で、美麗なCGを堪能したい方はPC版(Steam)を勧める。

 

老舗アダルトゲームブランドの渾身の一作だけあって、他のソシャゲとは比べ物にならないほど質は高い。

作画・音楽・キャラのいずれも高水準で昔の泣きゲーをやってくれるので、古参のエロゲファンには非常に相性が良い。

ちなみに私はAirリトバスクラナド>リライト、カノン>AB、Oneの順に評価している。

現在の自社コラボはABだけだが、Airコラボの可能性もあったりしないだろうか?

 

シナリオはよく言えば王道で、悪く言えばありきたり。

マブラブオルタやストパン進撃の巨人のように正体不明の怪物が現れ、プレイヤーは少女達を育成してそれと戦っていく。

どういうわけか男がほぼ登場しないので、恋愛ではなく百合漫才と怪物との戦争、世界の謎を楽しむことになる。

 

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全体的に作りこまれた作品だが、気になるのは難易度の高さ

敵の属性耐性に加えて敵・味方ともシールド(デフレクタ)があるため、単純な力押しで勝つのは難しい。

他のソシャゲのように適当にSSキャラを並べてオートで戦うと、ストーリー戦闘でも勝てないことが多い。

高難易度ではバフ・デバフをかけつつブラスターでシールドを割り、アタッカーでHPを削るといった手順が必要になる。

とはいえソロゲーで競争要素は全くないので、無課金ならアリーナを自動周回しまくって「レベルを上げて物理で殴る」を実践するだけでもクリア自体は可能だ。

 

Key作品やマブラブ系の世界観が好きな人、無課金でシナリオ重視のゲームがしたい人には文句なしでお勧め。

 

ゲーム内で友達招待コードを入力するとガチャ石がもらえるので、宜しければどうぞ。

 

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heaven-burns-red.com

 

 

 

 

【JKハルは異世界で娼婦になった】評価A キャバ嬢がなろう異世界転生の裏側を暴く

<あらすじ>

援助交際をしていた女子高生・小山ハルは交通事故に遭い、異世界に転移。

チート能力を授けられた同級生・千葉セイジが冒険者になる一方で、何の異能力も持たないハルは娼館『夜想の青猫亭』で娼婦として働く。

男尊女卑の世界で性暴力に耐えながらも、ハルは逞しく生き抜いていく。

 


 

異世界おじさんや知恵の勇者などなろう系異世界転移・転生を皮肉った作品は色々あるが、その幼児性をこれほど見事に(かつ美しく)描いた作品は他にないだろう。

 

なろう系ファンタジー世界は何故か住民の知的水準が低く現代知識無双できることが多いが、本作の文明はそれなりに発展しているので現代日本人のアドバンテージは殆どない。

当然娯楽や食文化も異なるので、オセロやマヨネーズを作って儲けることもできない。

チート能力を受け取ったわけでもなく男性ほど腕力のない異邦人の女性は、風俗まがいの酒場で体を売って稼ぐ以外の選択肢がない。

 

なろう系チートは、キャバクラによく似ている。

世界全体が転移者に気持ちよくなってもらうための舞台装置であり、現実の厳しさに疲れたサラリーマンやそこから逃げた無職の癒しの場になっているからだ。

『金を払って都合の良い夢を見る』と言う点では、風俗もチート小説もたいして変わらない。

 

端的に言えばなろう民は『キャバクラで接待される客』なのだが、読んでいる側にはその自覚があまりない。

キャバ嬢がどれだけ神経をすり減らして接待しているのか、愛想笑いをしながら本心では何を考えているのか、想像してみたことはあるだろうか?

接待する側に立ち、異世界転移者を観察するのがこの作品なのである。

 

<千葉セイジ(主人公ではない)>

・チート持ちの冒険者

・男尊女卑の童貞思考

・女を都合の良い奴隷だと思っている

・現実世界に帰りたくない

 

<小山ハル(主人公)>

・チートなしの娼婦(実際はあるが、基本的に使わない)

・男尊女卑を受け止めて現実的に考える

・男は幼稚と思いながらも尊重する

・現実世界に帰りたい

 

この対照的な二人は、まさしく子供と大人

大人の風俗嬢は夢見がちな子供を叱責するのではなく、夢を壊さないように優しく包み込む。

世界に接待されて神から与えられたスキルを振り回す子供勇者と、生まれ持った身体と心を摩耗させながら懸命に奉仕する労働者。

どちらが本当にカッコいいかと言えば、間違いなく後者だろう。

 

性産業で男の夢を守り続けている全ての女神に感謝を。

 


 

2022年秋アニメ総評 アキバ極道の仁義なき冥途戦争

今期は例年以上の豊作。

他期ならトップに値する良作は複数あったが、最もイカれたメイド(ヤクザ)のインパクトが強すぎて大賞にせざるを得なかった。

 

大賞:アキバ冥途戦争 評価A-

 


 

メイド=ヤクザ

萌え=任侠

おひねり=上納金

 

メイド喫茶と極道。

絶対に相容れない二つの要素をすり替えた狂気のアニメ。

主人公のなごみはご主人様を喜ばせる店と思ってメイドカフェに就職したが、その実態は完全に暴力団

裏では銃声と刃物が飛び交い、売上は組に上納される。

いや、マジで最近のヤクザ映画以上に精算な殺し合いが行われ、ひたすら命が軽い

心を通わせた義姉妹も、世話になった同僚も、次々と凶弾に倒れていく。

 

メイドでありながらヤクザ。

一つの言葉に二つの意味があり、常に視聴者を混乱させ続ける。

果たしてこれは萌えアニメなのか、抗争アニメなのか。

メイドは奉仕者なのか殺し屋なのか、はたまた忍者なのか。

 

不条理な戦争の中で、なごみは叫ぶ。

 

メイドって何なんだよ!?なぁ教えろよ!

 

いや、それは視聴者が聞きたいんだが。

 

次点:ブルーロック 評価B+

 


 

ワールドカップに時期を合わせたのもあって、一躍有名になったサッカーアニメ。

キャプ翼などサッカー漫画は大抵チームワークを重要視するが、こちらは徹底的に個人の能力の開花、エゴイストを追い求めているのが面白い。

 

徹底的に歪んだ監督と蹴落とし合いの中、信頼と裏切りを通じて選手たちのエゴが目覚めていく。

本当にこういう方法で最強のストライカーが生み出せるかはわからないが、物語としては使い古された友情プレーよりよほど面白い。

日本人が和を大事にする民族だからこそ、他を出し抜くエゴさが必要とされているのだろう。

 

次点:機動戦士ガンダム 水星の魔女 評価B+

 


 

久々のガンダム新作にして、まさかの学園・百合

TVシリーズ初の女性主人公がタヌキかわいい上、女性の婚約者というかなり狙った設定にビビっときた。

それでいてガンダムならでは重い過去や黒い大人達の権力闘争もあり、古いガンダムファンと新規のどちらも満足できる作品になっている。

 

ワースト賞:勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う D-

 

タイトルで内容を全て説明する、いつものなろう追放系。

題名だけで駄作とわかる親切設計に涙。

 

仲間に理解されず追放されてからその有能さが判明するテンプレ展開は、それだけで嗚咽に値する。

さらに偶然最強種の猫耳娘(別作品と丸被り)と出会い、借りた力で絶賛されるご都合主義展開に吐き気をもよおす。

 

だいたい猫が最強種って何やねん。

わざと突っ込まれたくていい加減な設定にしてるのだろうか。

 

以下雑感

 

・アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】 D+

ケモノ耳生やした人々がシリアスな戦争をしているが、原作ゲームやってないのでよくわからない。

もう少し初見に入りやすい形にすればいいのに。

 

・悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました D

よくある悪役令嬢転生もの。

主人公に都合よく利用される魔王がご都合主義で嫌い。


異世界おじさん B

一時放送休止だったが、待望の再開。

なろう系のテンプレであるフラグを叩き折りつつ、それでも萌える女性陣の描写が良い。


・宇崎ちゃんは遊びたい!ω D+

くっつきそうでくっつかないカップルの関係に疲れた。

やるならさっさとやってしまえ。

 

・うちの師匠はしっぽがない D

落語家に憧れた狸の物語だが、肝心の落語がつまらなすぎてどうしようもない。

落語とアニメは相性が悪すぎて、『じょしらく』ぐらい毒がないと観れない。

 

うる星やつら D+

懐かしい作品だが、古臭くて令和の時代に観るのは無理がある。

 

・陰の実力者になりたくて! C-

よくあるなろう系転生ものだが、陰で暗躍するダークヒーローに憧れる中二系でもある。

主人公はアホな中二病だが周囲はクソ真面目に戦っているので、ギャグなのかそうでないのか判断が付きかねる。

 

・「艦これ」いつかあの海で D

原作ソシャゲやってないので可憐な少女が戦艦という設定がいまいち飲み込めない。

さらに敵の姿がろくに描写されないまま撃沈されるので、戦艦のコスプレした少女が勝手に沈んで悲壮感を漂わせているように見える。

 

・クールドジ男子 D-

男がクール男子のドジを見たって、全く面白くないぞ。

 

後宮の烏 C

話は悪くないのだが、後宮ミステリーというジャンルには強力なライバルがいるせいで比較してしまう。

これより薬屋をアニメ化したらどうか。

 

・新米錬金術師の店舗経営 D-

子供向けゲームみたいなスカスカ経営。

周囲の村人が善人ばかりだったり、錬金術師なのにバトルしてたり、適当すぎるだろ。

 

聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal- D-

ゲームの世界観やデザインをアニメに持ってこられても、違和感しか感じない。

 

チェンソーマン B+

いい塩梅にエログロが決まっている、センスの良いダークヒーローバトル。

主人公のキャラが良い意味で低俗なため、欲求不満な中年男性に刺さりやすい。

顔も知らない人々を守るために命を賭けるよりも、隣にいる女の乳を揉むために戦う方がずっと人間らしい。

 

・転生したら剣でした C-

なろう系転生オレツエーの主人公を剣にして、その臭さを誤魔化した感じ。

ヒロインのネコミミ少女は可愛いが、本質はやっぱり無限スキル取得の俺様無双でしかない。

 

・Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- D

わざわざアニメでDIYをやらんでも。

実用性を考えるならリアルの映像でいい。

 

・農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。D-

いつものなろうゴミ。

一流のシェフだって剣道初段に勝てないんだから、その設定は無理がある。

 

・ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra C+

清々しいほどシンプルなエロコメディ。

亜人とヤるだけ。

 

・夫婦以上、恋人未満。 D+

学校のカリキュラムで夫婦生活を送って子供を作らないって、無理だろ。

遠くの本命より近くの異性に惹かれるのはわかるが、本来の目的を忘れて浮気してるように思える。

 

・不徳のギルド D

モンスターに襲われてラッキースケベ

しかし、絶望的に絵が酷くて興奮しない。

 

BLEACH 千年血戦篇 B

原作漫画に忠実ながら、空いた部分を補完してそれ以上の作品に仕上げている。

初代護廷十三隊剣八VS卯ノ花八千流の戦いは、長年のジャンプ読者にこそ観てほしい。


ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION C+

前期の荒っぽかったCGアニメはかなりマシになり、映像としては迫力が出てきた。

だが、やたら残酷で鬱な展開になるため、今まで以上に人を選ぶ。

 

・ぼっち・ざ・ろっく! C

けいおんの後継というか、綺麗なもこっち。

世間では過大評価されているが、とてもけいおんに及ぶような音楽ではない。

 

・虫かぶり姫 D

言い訳がましいシンデレラ。

名目上の婚約者と言い訳しておいて、ちゃっかり王子様を手に入れる展開が好きになれない。

 

・4人はそれぞれウソをつく B

一見すると女子高生の日常ものだが、各人の背景がぶっ飛んでいるギャグアニメ。

女装少年、超能力者、忍者、宇宙人、互いが素性を知らずにすれ違うのが面白い。

 

・恋愛フロップス C

ラッキースケベからのハーレムで終わればいいのに、わざわざ仮想空間でのシリアス展開に持ち込んだために台無しになってる。


・羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来 D

中国製だからか、日本人のセンスに合わない。

NHKの教育アニメかと思うぐらい退屈だった。

 

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【屍鬼】評価B+ 善良な村人に惨殺される吸血鬼

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<あらすじ>

まだ土葬の習慣が残っている田舎の集落。

頻発する不審死に対して、医者の尾崎敏夫は調査を進める。
疫病と思われたそれは吸血鬼の仕業で、吸血によって死亡した人々は棺から蘇ってかつての隣人を襲い始める。

 

ゾンビ・吸血鬼ものは数多くあるが、これほど強いカタルシスを感じる作品は他にない。

設定自体は「吸血された者が次の吸血鬼になってパンデミックを起こす」という使い古された形式だが、人間であった頃の心理描写が丁寧なだけに、その後の戦いにおいて感情を揺さぶられる。

 

多くの作品において、ゾンビ・吸血鬼は『人ではないもの』として描写される。

バイオハザードのゾンビには知性が全くなく、体もボロボロ。

彼岸島の吸血鬼は常にヒャッハーしているし、アマルガムや邪鬼に至っては完全な怪物。

コウモリに変身したり、魔法や超能力を扱うものも多い。

 

だが、本作の屍鬼はウィルスで変異した人間であり、過去の知恵も人格も全く失われていない。

肉体が頑強で日光に弱いという吸血鬼らしき特徴はあるが、首を斬ったり心臓を打てば普通に死んでしまう。

当然オカルトじみた能力も使えない。

法的に死亡して屍鬼になってしたとしても、やはり性根は普通に暮らして恋をしていた人間なのだ。

 

ただし、人としても心が残っていたとしても、生き返ってハッピーエンドとは行かない。

死者は死者であり、しかも人間の血液を吸わないと体を維持できないのだから。

屍鬼は夜な夜な人を襲い、それに気づいた村人達は屍鬼を撃退する。

両者の対立は決定的になり、村全体を巻き込む殺し合いに発展する。

 

これが見知らぬ者同士の戦いなら、ただの戦争映画で終わる。

だが、殺し合うのは毎日のように顔を突き合わせた農村の同胞

かつて少年に恋をした少女は少年を襲い、少女の葬式で涙した男は少女を車で轢いて心臓に釘を打ち付ける。

大切な仲間であったはずの者達が種族の違いから命を奪い合い、時には裏切って信念に準じる姿は悲しくも美しい

 

面識のない敵を打ち倒したり、巨大な怪物と戦うだけの物語じゃ面白くない。

リアルな人間関係が根底にあるから、それが壊れた時のカタルシスは大きくなるのだ。

 

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【常敗将軍、また敗れる】評価B+ 戦争の目的は勝つことではない


 

<あらすじ>

武者修行中の女騎士ティナは『常敗将軍』と渾名される英雄、ドゥ・ダーカスと出会う。
ダーカスは20年もの戦を生き延びて、それでいて殆ど負け続けてきた異端の傭兵。

今回もダーカスは勝ち目のない戦争に呼び出され、その役目を果たすことになる。

 

主人公が勝たないという非常に珍しい戦争漫画。

いや、目的は達成しているので、試合に負けて勝負に勝つと言った方が正しいか。

 

『常敗将軍』の名前の通りダーカスは戦争に負けるし、敵を殺すことも少ない。

しかしながら決して武力が低いわけではなく、むしろ達人の域にある。

彼が勝利を目指さないのは臆病だからではなく、「敵軍を倒して領土を奪う」という勝利に価値がないからだ。

傭兵の役割は雇い主の望みを的確に叶えることであって、勇猛さを見せつけることでも、他の傭兵の首を斬って並べることでもない。

 

多くの戦記ものにおいて、主人公は勝利やスリルを追い求める戦闘狂だ。

「オラもっと強い相手と戦いてえんだ」と言った戦闘民族のように、誰もが血を流して武勇をひけらかすことを願ってしまう。

だが、現実の戦争でそんなことをやれば相手の恨みを買い、復讐の連鎖になってしまう。

強力な武器で敵国を倒して領土を拡張してもより強い敵にぶつかり、いつか滅びることになるのは、幼女戦記のような物語が示している通りだ。

 

だが、常敗将軍はそれを目指さない。

常に最善の落とし所を考え、それを成すために献策を惜しまない。

たとえ国土や財産を割譲しても、領主と領民の安寧を得られる道を模索するのだ。

 

本作は作画が極めて良く戦略も優れた作品だが、もう一つ評価したい点がある。

それは人気投票の負けっぷりだ。

ニコニコで何度も人気投票を行っているが、常敗将軍は投票でも一度も勝ったことがない。

人気投票でいつも優勝しているは主人公でもヒロインでも敵役でもなく、なんとだ。

ポケモン投票のコイル事件のように、読者や軍馬や眼鏡にこぞって投票を行い、ダーカスを負けさせ続けている。

読者まで一緒になって主人公を負かし、誰もが「また負けたのか!」喝采する。

これぞ自他共に認める本当の常敗将軍である。