崩壊スターレイルとヘブンバーンズレッドの二作は共通点が多く、比較されることが多い。
・コマンドバトルRPG
・全ての敵にシールドと属性相性が存在する
・ガチャでキャラを当てる
・デイリークエストありのソロゲー
・スマホとPCでプレイ可能
どちらをプレイしようか迷っている人のために、両方を現行のコンテンツ制覇までやりこんだ筆者が比較してみる。
どちらの方が面白いか?
結論から言うと、人による。
難しいことを考えずにオートでサクサク戦闘を進めたいなら、崩スタ。
仲間の結束で強敵を打ち破るカタルシスを味わいたいなら、ヘブバン。
どちらも一長一短で、勝っている点と負けている点がある。
①バトルの戦略性→ヘブバン
金色のガッシュに例えると、スタレはラウザルクでヘブバンはザグルゼム。
スタレのバフはドラクエのバイキルドやスクルトのようにターン経過で解除されるが、ヘブバンの攻撃系のバフは殆どがスキルを撃つまで蓄積され続ける。
ガッシュの清麻呂はザグルゼムを何度も撃ってからバオウ・ザケルガで勝負を決めていたが、ヘブバンの戦い方はまさにそれ。
つまり、何ターンもバフを重ねまくって、最後に一気に大ダメージを与える作りになっている。
スタレは従来のRPGのように相性を考えて地道に回復と攻撃を続けるものなので、最終ターンに何百万も出して敵を消し飛ばすような爽快感はない。
②操作の快適性→スタレ
ヘブバンの積み上げバトルは確かに面白いが、逆に言えばめんどくさい。
通常攻撃をいくら繰り返してもシールドすら割れないので、オートとの相性は最悪。
道中の雑魚が異様なほど固く設定されているので、慣れないうちは非常に苦痛。
それに対してスタレのオートAIはそこそこ賢く、十分な育成をすればオートだけでもボスを倒せる。
③シナリオ→ヘブバン
スタレは崩壊シリーズのプレイが前提になっているのか、初見だと序盤の話がチンプンカンプン。
最初の惑星からはある程度読めるようになるが、海外のゲームだからか話がわかりにくい。
それに対してヘブバンは元々泣きゲーを量産してきたKeyライターで、世界設定もエヴァやマブラブでおなじみのタイプなのでわかりやすい。
キャラを死なせてプレイヤーを泣かせる手法は多少鼻に付くが、世界の命運を賭けて戦う少女たちの生き様は実に美しい。
④3Dグラフィック→スタレ
あの原神のホヨバが作った新作だけあって、スタレのビジュアルは素晴らしい。
ヘブバンも頑張ってはいるが基本2Dで、3Dダンジョンの出来はお世辞にも良いとは言えない。
ここは資金力の差か。
⑤音楽→ヘブバン
スタレが悪いわけではないが、これはヘブバンの圧勝。
というか、ヘブバン以上に楽曲に優れたRPGはおそらく存在しない。
本編の自動周回中にプレイできるミニゲームは、本家の音ゲーにも劣らない高クオリティ。
戦闘中に流れるBGMで脳汁がドバドバ出るせいで、戦闘がやたら燃え上がっている節がある。
⑥ガチャ→スタレ
スタレは原神と同様に天井持ち越しタイプなので、ガチャ回数をカウントしていれば狙いの限定キャラを手に入れるのは易しい。
無課金であっても配布石を全て集めれば、初期限定のゼーレをゲットできている。
天井近くでないと最高レアが出にくい仕組みのため、プレイヤーのガチャ運はあまり関係ない。
一方でヘブバンは通常のソシャゲと同じか、それより若干ガチャが渋い。
常に複数人のピックアップなので、狙いのスタイルを手に入れるにはリセマラか課金が必要になってくるだろう。
⑦無課金への配慮→スタレ
スタレは☆5確率こそ低いが、☆4でも育成すれば十分に強いため最高レアに拘る必要がない。
ヘブバンの場合使えるSスタイルは複数いるが、基本的にはSSスタイルが主力。
さらに重ねによって最大レベル上昇やアビリティ付与があるため、課金の有無で難易度は大きく変わってくる。
筆者は無課金で現行の全シナリオをクリアしているが、正直バフキャラを引けていなかったら難しかった。
以上の通り、この二作は一長一短でどちらが上と判断するものではないと考える。
個人的には神曲でドーパミンを流しながらとんでもなく強い敵を総力戦で打ち破るヘブバンがヤバいぐらい楽しかったが、複雑なバフシステムと特定キャラがいないと厳しい難易度から万人には勧められないと感じる。
ライトユーザーが無課金・微課金で軽く楽しむなら、スタレの方が安牌だろう。
ヘブバンのガチャ石がもらえる招待コード:kovqzous9nrs9kmo