二次元桃源郷(アニメ、漫画、ゲーム感想)

作者に配慮した生温いレビューは要らん!駄作は駄作と言え!

ブルプロが酷評されすぎてMMO好きはトーラムに移住した

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国産MMORPGとして期待されていたブループロトコル(ブルプロ)は、完全な期待外れ

これはクソゲーというかMMOですらない、ただのオンラインアクションゲームだった。

アニメ調のオープンワールドARPGがやりたいなら、原神でもやってればいい。

生産職すらないただ殴るだけのゲームでは、古き良きMMOを期待していた層は満足できないだろう。

 

そういうわけで、私が目を付けたのはトーラムオンライン

アソビモが開発した、PC&スマホ対応の正統派MMORPGだ。

8年も前のゲームなのでUIはかなり古臭いが、きちんとMMOしているのは間違いない。

ストーリーはクソつまらんし、ボスの攻撃は痛すぎるし、欠点は山ほどあるが、自分なりのプレイスタイルを見つけることができれば無課金でも長く遊べることだろう。

 

<トーラムの特徴>

・ほぼ全てのアイテムを売買できる

・不要なアイテムも素材変換できるので無駄にならない

・複数のキャラ(パラメータ)を同時に持てる

・鍛冶や薬剤師といった生産職も重要

・衣装はガチャだが非常に種類が多く、同じ格好してる人はまずいない

・スキルを組み合わせて、独自のコンボで戦える

・職業ではなく武器種とスキルで多彩なキャラメイキングが可能

 

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公式はコンボやアクションの部分を売りにしているが、個人的に最大の魅力は市場と分業が正しく機能していることだと思っている。

簡単に言えば、現実の経済通りに商売が行われている。

PCログレスなど市場のあるゲームはトレード対象や持てる金額の制限がきつく、自由な売買ができないことが多い。

使い道のないアイテムは需要が乏しく、市場に出す前に捨てられることが多かった。

 

その欠点を補って、円滑な市場を実現したのがトーラム。

単に必要なアイテムを他人に売るのみならず、素材変換して装備の原料にすることで、自分にとって不要な資源を他の必要な人に融通することが可能になっている。

売買の対象は国内だけでなく、国際市場で外国人に売ることもできる。

これは各人が自分の得意分野の生産物を持ち寄って交換することで集団生活を成り立たせる、現実社会の縮図と言えよう。

 

たとえ君がレベル1の駆け出し冒険者であっても、トーラム世界に貢献するのは難しくない。

序盤に出会えるビークとかいう鳥のモンスターを腐るほど狩って、『鳥の羽根』を店に並べればいい。

需給に合った価格で出品していれば、どこかの生産職がそれを買って冒険者の服を量産してくれる。

冒険者ギルドも依頼も必要なく、売れば売るほどスピナが貯まる。

よくわからないお使いクエストを受注して、何に使うのかわからない(というか絶対に使わない)アイテムを納品するオフラインゲームよりよほど充実した日々が送れるだろう。

 

もちろん、何でも高値で売れるわけではないし、売れ残ることもある。

現実の市場原理と同じで、価格は需要と供給で決まる。

 

・需要が大きく、供給が少ない→価格は上がる

・需要が小さく、供給が多い→価格は下がる

 

みんなが装備強化に専念しているときはミスリルなどの強化素材が高く売れるが、それを察知したBOT勢がミスリル狩りに精を出せば価格は下がってしまう。

夏イベントで夏服の素材が飛ぶように売れても、イベントが終わればさっぱり売れなくなってしまう。

逆にイベントの限定品を倉庫に保管しておけば、売り手のいなくなった数ヶ月後に高く売れるかもしれない。

 

市場の検索項目が不十分だったり、価格を手動で決定しなければいけなかったり、残念な点が多いのは否めない。

しかし、初期のレベル上げが極めて容易(メインストーリークリアだけで209まで上がる)で、誰でもコツさえつかめば稼げる点は評価したい。

 

最近はガチャで当てないと強い武器が手に入らないゲームが多いが、トーラムにはアバガチャはあっても武器・防具ガチャは存在しない。

最強の装備はマーケットで素材を買って、スミスのプレイヤーが試行錯誤して作るものだ。

自分で武器やプロパを作れないなら、他のプレイヤーが作ったものを買えばいい。

市場の需給を見て金策さえできれば、課金額関係なく誰でも最強になれる。

 

toram.jp