おそらく、異世界冒険活劇としては世界最高の作品。
低級
中級
上級
王級
帝級
神級
といったわかりやすい強さランクに加え、七大列強のように戦闘力の表現が非常に上手い。
また、世界観も緻密で、心理描写も細かい。
少々パロディが多いのが賛否の分かれるところだが。
主人公が魔術師タイプで、知恵と工夫を凝らして戦う設定なのも好感。
バトルものとしても一級品なのは間違いない。
登場人物もオタクのツボを上手く押さえており、嫁や妹、娘は本当に可愛い。
しかし、それにも増して評価したのは、主人公の過去生(ニート)と転生後の繋がり。
無職の極潰しだった主人公が異世界の家族と触れ合い、家族の大切さを学んでいく姿は胸を打った。
というか、マジ泣いた。
完結はしているものの残った謎は多く、ちょっとすっきりしない点もあり。
ぜひ続編で転生の仕組みや龍神・技神の目的を語って頂きたい。
怠惰な生活を送っているフリーターの方、将来に希望を持てない方にはぜひ読んでもらいたい一級品。
本当に素晴らしい作品に出会えました。
無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 1-【電子書籍】 |